クソ水晶(神)に尻を守れと心配された件

ジャン

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なんで、勃ってんだろう…?
でも勃ってるって事は何かに興奮したんだよな?
何に興奮?
ん?俺?

そんな疑問を感じて握っていたそれを離す。そして気まずそうに目を逸らすレイドの両頬を両手で挟んでその瞳を間近で見つめる。


「えっちぃこと、する?」


逸らされていた目が俺を見て驚きに見開いている。

あれ?なんか変な事言った?


「シンは…酔ってる」


うん、酔ってる。
けど、自分が何言ってるか分からん程酔ってない。

俺は頷いて何やら腰を引いているレイドの足に自分の足を絡めた。


「でも、おれたちつきあってるぞ?」


へらっと笑って自分から軽くキスしてみた。
案の定、ジリジリと離れていた動きが止まって固まってる。


「レイドはぁ…したくない…?」


したくないとか言われたらやだな…。
嫌だとか言われたら泣きそう。

本当に泣きそうになってもぞもぞと布団の中に潜ってしまう。
大人しく1人で寝てしまおうと絡ませた足を解こうとしたところで強く抱き締められた。


「……したい」


小さく囁くような声が聞こえて目の前の胸板をそっと押して顔を上げる。
無理矢理言わせたのではないかと不安になり、レイドの顔をじっと見つめているとそっと唇が重なった。


「団長は…狡い…」


次に聞こえた声に疑問符が頭に浮かぶ。何を言いたいのか分からずに続きを促すと、再びキスをされた。


「公平にと決めた。でも、団長とばかり仲がいい…。今日も、ずっと寄り添っていた……」


ギルと仲が良いのは今に始まった事じゃない。今日だって、ギルが腰を抱くから代わりに身体を支えて貰ってただけだ。
本人がどう思ってたかは知らないけども。

でも、と思う。
もしかしたらレイドはヤキモチを焼いてくれたのだろうか。


「レイド…しっと、してくれてた?」


頬に手を添えて身体を擦り寄せると、レイドは目を伏せて頷いた。
その様子に胸が苦しくなり、でも嬉しくて自分からまたキスを送った。


「ありがとぉ……おれ、ちゃんとレイドすきだ」


何度か啄むように唇を重ねると抱き締めていた腕が背中から腰へ滑り落ち、そのまま尻の丸みを緩く掴む。


「俺も…ココに挿りたい…」


下着越しに指先で入り口を軽く捏ねられた。それだけでピクリと肩が揺れてしまい、息が詰まる。


「ん……いい、よ…」


返事をするのと同時に仰向けに寝転がせれ、そこに覆い被さってきた。そしてそのまま唇を塞がれ、舌で割り開かれる。同時に、透けるほど薄いシャツの上から乳首を弄られ捏ねられる。


「ん、んんっ」


舌が絡まり吸い上げられていく。唾液が混ざり合い、互いがそれを飲み下しそれでも唇は離れる事無く咥内を蹂躙していく。
上顎を舐められ腰が跳ねると、執拗にそこばかり責められた。


「ん、ふぁ…ッ、んぁ」


開かされた口から声が漏れ、飲み込めない唾液が流れる。
捏ねられた乳首は既に硬さを主張しており、それをレイドの指に摘ままれては指で弾かれた。


「ん、んん…っ!」


ふいに、するりと腰を撫でられ反射的に腰が揺れてしまった。シャツと下着の間から見え隠れする腰骨に添って指を這わされ擽ったさと同時にぞくりと背筋を這い上る感覚がする。
思わず膝を擦り合わせて逃れようとするが、レイドの片膝が間に割って入りそれを阻止された。


「は、ぁ…っ」


ようやく唇が離れ、大きく呼吸を繰り返す。胸が何度も激しく上下し、その度に勃ち上がって硬くなった乳首がシャツに擦れる。
ジンジンとした鈍い快感が下半身へ集まるのを感じる。シャツを脱ごうと裾に手を掛けると、その手を掴まれてベッドに縫い付けられた。それと同時に生暖かい感触がして顔を向けると、シャツと越しに硬くなった乳首をレイドが舐めているのが見えてしまった。


「や、レイドぉ…シャツ、ぬぐぅ…っ」


布が擦れる感触と、舌先で弄られる感触に身体が波打ち逃げるように腰が引ける。だが、腰が引けてしまうとレイドに胸を押し付ける形になり、ますます刺激が強くなる。


「ぁ、やっ…んんっ」


鈍い感覚は段々と焦れったい程の快感に変わり、下半身へ集っていく。下着を段々と押し上げていくのが分かり、閉じられないと思っていても足を擦り合わせてしまう。


「レイドぉ…っそれ、やぁ…っ!」


ぐっしょりと唾液で濡れたシャツ越しに浮かび上がる乳首を甘噛みされ一際大きく身体が跳ねた。
何よりも、下半身が完全に勃ち上がったようで無意識にレイド足に擦り付けてしまっていた。
身体を起こしたレイドが、その様子を嬉しそうに眺める。
伸びてきた手がシャツを捲り上げ唾液に濡れていない乳首を緩く撫でる。


「ふぁ、…んんっそこ、ばっかぁ…っ」


擦り付けられている俺自身には一切触れず、胸の突起ばかりを弄るレイドを見上げ自分から下着を半分程ズリ下ろした。


「ん、ぁっ…こっち、やだぁ…?」


上手く力が入らず完全に脱げなかった下着に俺自身が引っかかり、それだけでも刺激になってしまう。
触って欲しくて胸を弄る相手の手に自分の手を添えて見上げた。


「シン…」


再び唇を塞がれる。舌が絡まり甘噛みされる度、刺激となって下半身へ集まっていく。
酒のせいなのかなんなのか、感じやすくなった身体はキス1つで先走りを零す程だ。
下着をズリ下ろした手を取られてレイドの首へ回される。半脱げの状態で情けない格好だが、何度も唇を啄まれてそれも気にはならない。
触って欲しいと強請ったおかげか、下着越しに握られゆるゆると扱かれる。
啄まれるキスの合間合間に吐息を吐き出し、やっと触ってもらえた快感に自ら腰を揺らす。


「ん、ん…はぁ…っ」


自分でも把握出来ない程の先走りで扱かれる度にぐちゅぐちゅと水音が響く。段々と早くなる手の動きに呆気なく追い立てられていき、気付いた時には首に回された腕に力を入れてレイドを抱き寄せていた。


「ん、んんんぁっ!」


突如解放された快感に仰け反り声が上がってしまう。その様子を間近で見られ急に羞恥心に襲われてその目を手で覆い隠した。


「何故隠す?」


手を退けられると精一杯の抵抗とばかりに顔を逸らした。


「……はずかしくなった…」


そっぽを向いて呟く俺の耳に、ふと笑うレイドの声が届く。
今更だと言われたようでせめてもの抗議に再びレイドの目を手で覆い隠した。



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