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「龍神の彼」
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余はこの世界に君臨する火龍。
人々は余を恐れ、そして敬う。
この山の頂で、 余は毎年のように麓の村から生贄を受け取る。
魔力を保つためにはただの食事だけでは足りぬ。
毎年必ず一度は、生きた魂が余には必要なのだ。
生贄は、毎年この場所へ必ずやって来る。 その足で自らやってくるものなど居ない。
必ず他の者に無理にでも余の前へと『それ』は引きずられ運ばれて来るのだ。
それらは良く喋り、良く喚いた。 活きが良ければ良いほど、良く泣き叫ぶ。 その恐怖というスパイスが肉の良き味を引き出す。
ーーその滑稽な様を想像するだけでも、ああ腹が鳴る。
さて、今年はどの様な者が余の元へ贈られ、どの様に喚くのか…
この口に収めるのが楽しみだわい。
人々は余を恐れ、そして敬う。
この山の頂で、 余は毎年のように麓の村から生贄を受け取る。
魔力を保つためにはただの食事だけでは足りぬ。
毎年必ず一度は、生きた魂が余には必要なのだ。
生贄は、毎年この場所へ必ずやって来る。 その足で自らやってくるものなど居ない。
必ず他の者に無理にでも余の前へと『それ』は引きずられ運ばれて来るのだ。
それらは良く喋り、良く喚いた。 活きが良ければ良いほど、良く泣き叫ぶ。 その恐怖というスパイスが肉の良き味を引き出す。
ーーその滑稽な様を想像するだけでも、ああ腹が鳴る。
さて、今年はどの様な者が余の元へ贈られ、どの様に喚くのか…
この口に収めるのが楽しみだわい。
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