異世界転移した処女看護師と竜人公爵様の子作り契約婚

二位関りをん

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第21話 初夜のやり直し?!

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 あれから帝都でアルグレートとツォルグさんにあれこれ勧められるままにドレスを買ったりしているうちに夜が来た。屋敷に戻り心配していたメイド達に謝罪すると彼女達も温かく私を迎え入れていたのである。

「ご無事で何よりです!」
「良かった、です!」

 これからまたこの屋敷で生活が始まる。気負わずに暮らしていけたら……なんて考えながらディナーを食堂でアルグレートと頂いていると、彼から明日の夜時間はあるか? と尋ねられた。

「うん、あるけど……」
「あの……初夜のやり直しをしたい」

 え、やり直し!? って事はまたアレを入れるって訳?!
 でも元からそういう約束で結婚しているし……やっぱりそれからは逃れられないか。

「それで、だ。本来なら今日にでもやり直したい所なのだが、考えた結果道具を取り寄せてもらう事にした」
「道具?」
「君の膣を拡張する道具だ」

 ちょ、そんな道具あるの?! なんだかそういう処置みたいで怖いんだけど……! そりゃあ私は看護師だしこれまで排泄の介助や処置はいくらでもしてきたけども、いざ自分となると背中の産毛がよだってきてしまう。

「食事中にすまないな。大丈夫か?」
「ええ、大丈夫。処置は大事だもんね。でもそんな道具あるの?」
「後宮から取り寄せる」

 いやいや大事になってきてるじゃん……。そういえばメイドから前に聞いたけど皇帝陛下はアルグレートと同じ竜人だから、私のような人間の女性だと相手が出来ないんだっけか。でも後宮なら私のような人間の女性がたくさんいるという事なら、そういうのにも慣れているのかもしれない。

「後宮からあれこれ道具を取り寄せて、更に専門の閨指導の者にも来てもらえるよう皇帝陛下に交渉している関係で時間がかかる。だから明日まで待っていてほしい」
「わかったけど……閨指導って何?」
「簡潔にまとめるとセックスインストラクターという職種の者だな。大体は看護師や医師と兼任して働いている者が多い。後宮ではさっき言ったように閨指導役という呼称で呼ばれている」

 そんな職種あるんかいこの国には……。まあでも専門の人から指導を受けるなら安心していいのだろう。
 ちなみにこのセックスインストラクター、男性と女性が半々いるのだが、今は皇族か娼婦のいる娼館でのみ仕事が許されている貴重な存在で、貴族相手に彼らが呼ばれるのはかなり異例の出来事らしい。なので皇帝に許可を取り付けているのだとか。

「へえ……」
「明日の夜。君を抱く。その事を覚えておいてほしい」

 抱くときっぱり言ったアルグレートの目は真剣に私を捉えていた。そんな目を見つめ返すと、胸がドキッと跳ねるような感覚を覚える。
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