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幼年期
#6 移動の日
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明日は遂にオルトマニア魔法学校に入学する日だ、そのためオルトマニア魔法学校から家がそれなりの距離ある、俺は今日の内に移動しなければ行けないことになる。
今日はずっと馬車に籠りきりか…寝てれば着くかな、退屈そうだ。
そんなことを考えながら、皮で出来た旅行鞄を引っ提げて、玄関に向かう。
そこには姉さんや兄さんのときのように、父さんと母さんが立っていた。
「大丈夫?忘れ物は無い?」
「そんなに心配しなくても大丈夫、昨日ちゃんと確認したから」
「そう…それならいいんだけど…それにしても早いわねぇ…」
「母さん、辛気くさいのは良いから、長期休みには絶対帰ってくるから」
俺は母さんのいつもの癖を察知し、バシッと切る。
「それもそうね、今度帰ってくるときは友達でも連れてきなさい、父さんと母さんに二人だけじゃこの家は広すぎるわ」
「うん、連れてくるよ」
そう母さんに返し、俺は父さんの方を向く。
「この半年間ありがとうございました!新天地でも頑張りたいと思います!!」
「うむ、達者でな」
「はい!それでは…」
そして、俺は二人に向かってこう言った。
「行ってきます!!」
そうして俺は外に停めてある馬車に乗り込み、我が家に暫しの別れを告げたのだった。
__________________________________
「暇だ、ただただ暇だ」
馬車の中はとにかく暇だった、暇潰しにと持ってきた本は全て読みきってしまったし、試しに窓から外を見てみるがそこに写るのは全て木、木、木、だ。
そんな景色すぐに飽きた。
「はぁ…寝てすごそうか…」
と言った瞬間馬車の動きが止まった。
そのことに気づいた俺は状況を確認するためになにやら怯えている騎手に声をかける。
「何かあったんですか?」
「あ、あれ…です…」
そうして、怯えている騎手が指差した、先に居たのは、狼の魔物だった。
なるほどな、と馬車から降り俺は魔物と対峙した。
魔物は一匹、狼系統の魔物は集団で移動するものだが、きっと群れからはぐれたのだろう。
「一匹程度なら楽勝です、少し馬車を下げてもらっても?」
「は、はい…よろしくお願いします」
そして、無詠唱で俺と馬車の間に土壁を作る。
「いっちょやってみますかね」
俺が構えると、さっきまで威嚇していた狼が襲いかかってきた。
「おっと、あぶねぇ…次はこっちから行くぞ[水銃]《ウォーターライフル》」
手先から鋭い水の弾が飛び出し、狼の頭に当たる。
しかし、所詮は下級魔法、片目を潰す程度にしか至らなかった。
「やっぱり水銃《ウォーターライフル》じゃあ威力が心許ないかッ」
ヤバイ、楽勝だと思ってたけど…実際に生き物に当てることを想像したら指先が震える…
そう考えている時にも狼は攻撃を繰り出してくる。
「あんまり…得意じゃないけどっ![炎球]《ファイヤーボール》!!」
狼は炎球《ファイヤーボール》を避けきれず、腹に炎球を食らった。
そこから一気に火は毛皮を伝い燃え広がり、狼を絶命させた。
その光景をみて、俺の心の中にモヤモヤと罪悪感が募る。
「このままじゃダメだな…これじゃ魔法を習う意味がない…生き物を殺すのも慣れていかなきゃ」
と、口では言ってみるも、この罪悪感は消えないと思う。
慣れてしまうのが一番怖いと何処かで思っているからだ。
「はぁ…なんか…疲れたな、馬車に戻って寝よう」
そう言い、土壁を魔法でもとに戻し、馬車に乗り込んだ。
騎手の人に感謝されたのは覚えているけど、眠すぎて内容は全く覚えれなかった。
__________________________________
「おい、ブス~ジュース買ってこいよ」
「俺のも~」
「んじゃ俺も~」
やめろ…
「んだよ…満足にジュースも買えないんですか?ブスさんよ~w」
「…(お前がそれで良いって言ったんだろうが…)」
やめてくれ…
「俺炭酸ダメってわかってるよな?前も言ったじゃねぇか」
「…(この前は炭酸が良いって言ったじゃねぇか)」
やめろ…やめろ…思い出したくない…
「んだよブス、なにこっち睨んでくれちゃってんの?」
「おい、こいつ俺らでシメようぜ」
「いいねぇ~wもういっそのこと殺しちゃう?w」
「やめてください…殴らないで…蹴らないで…痛い…痛い…」
やめろって!見たくない聞きたくない!!嫌だ…嫌だ!
「なにこいつwもともと汚ねぇ顔をもっと涙で汚くしちゃってんのwwwwwwwマジでウケるんだけどw」
「そんなにされたくないんだったら、今度はちゃんと買ってこいよ?w」
「ちょw写真撮っとこうぜw」
「…(あぁ…もう嫌だ…いやだ…いやだ…いやだ…こんなところ居ても…ただ虐められるだけじゃないか…こんなことなら…こんなところから逃げてしまおう)」
頼む…思い出させないで…頼む…イヤだ…思い出したくない…
「……イ……さん」
_________________________________
「嫌だ!」
「レイさん、大丈夫ですか?」
「え?騎手さん…あれ?なんで…俺」
学校って言葉が俺の昔の嫌な記憶を思い出させたのか?
まぁ多分そうなんだろうな、とても嫌なことを思い出してしまった。
「かなりうなされてましたよ?本当に大丈夫ですか?」
「は、はい…大丈夫です」
「それはよかった、それとオルトマニア魔法学校まであと少しですよ」
「そうですか、教えていただきありがとうございます」
「いえいえ」
試しに窓から外を覗いてみる。
「うわぁ…これはすごいな…」
山の下には大きな街が見えた、その中でも特に際立っているのがオルトマニア魔法学校だろう。
見た感じオルトマニア魔法学校はかなりデカイ、街全体の四分の一は占めているだろう。
「大きいでしょう?あれがオルトマニア王国最大の魔法の街<カダール>です」
「魔法の街?」
「はい、あの街はほぼオルトマニア魔法学校の為に造られた街のため、我々は魔法の街と呼んでおります」
「ヘ~」
明日からあの大きな街のど真ん中で魔法の勉強をすると考えると緊張するな…頑張るぞ!!
その日はカダールの宿に泊まり、明日に備えた。
今日はずっと馬車に籠りきりか…寝てれば着くかな、退屈そうだ。
そんなことを考えながら、皮で出来た旅行鞄を引っ提げて、玄関に向かう。
そこには姉さんや兄さんのときのように、父さんと母さんが立っていた。
「大丈夫?忘れ物は無い?」
「そんなに心配しなくても大丈夫、昨日ちゃんと確認したから」
「そう…それならいいんだけど…それにしても早いわねぇ…」
「母さん、辛気くさいのは良いから、長期休みには絶対帰ってくるから」
俺は母さんのいつもの癖を察知し、バシッと切る。
「それもそうね、今度帰ってくるときは友達でも連れてきなさい、父さんと母さんに二人だけじゃこの家は広すぎるわ」
「うん、連れてくるよ」
そう母さんに返し、俺は父さんの方を向く。
「この半年間ありがとうございました!新天地でも頑張りたいと思います!!」
「うむ、達者でな」
「はい!それでは…」
そして、俺は二人に向かってこう言った。
「行ってきます!!」
そうして俺は外に停めてある馬車に乗り込み、我が家に暫しの別れを告げたのだった。
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「暇だ、ただただ暇だ」
馬車の中はとにかく暇だった、暇潰しにと持ってきた本は全て読みきってしまったし、試しに窓から外を見てみるがそこに写るのは全て木、木、木、だ。
そんな景色すぐに飽きた。
「はぁ…寝てすごそうか…」
と言った瞬間馬車の動きが止まった。
そのことに気づいた俺は状況を確認するためになにやら怯えている騎手に声をかける。
「何かあったんですか?」
「あ、あれ…です…」
そうして、怯えている騎手が指差した、先に居たのは、狼の魔物だった。
なるほどな、と馬車から降り俺は魔物と対峙した。
魔物は一匹、狼系統の魔物は集団で移動するものだが、きっと群れからはぐれたのだろう。
「一匹程度なら楽勝です、少し馬車を下げてもらっても?」
「は、はい…よろしくお願いします」
そして、無詠唱で俺と馬車の間に土壁を作る。
「いっちょやってみますかね」
俺が構えると、さっきまで威嚇していた狼が襲いかかってきた。
「おっと、あぶねぇ…次はこっちから行くぞ[水銃]《ウォーターライフル》」
手先から鋭い水の弾が飛び出し、狼の頭に当たる。
しかし、所詮は下級魔法、片目を潰す程度にしか至らなかった。
「やっぱり水銃《ウォーターライフル》じゃあ威力が心許ないかッ」
ヤバイ、楽勝だと思ってたけど…実際に生き物に当てることを想像したら指先が震える…
そう考えている時にも狼は攻撃を繰り出してくる。
「あんまり…得意じゃないけどっ![炎球]《ファイヤーボール》!!」
狼は炎球《ファイヤーボール》を避けきれず、腹に炎球を食らった。
そこから一気に火は毛皮を伝い燃え広がり、狼を絶命させた。
その光景をみて、俺の心の中にモヤモヤと罪悪感が募る。
「このままじゃダメだな…これじゃ魔法を習う意味がない…生き物を殺すのも慣れていかなきゃ」
と、口では言ってみるも、この罪悪感は消えないと思う。
慣れてしまうのが一番怖いと何処かで思っているからだ。
「はぁ…なんか…疲れたな、馬車に戻って寝よう」
そう言い、土壁を魔法でもとに戻し、馬車に乗り込んだ。
騎手の人に感謝されたのは覚えているけど、眠すぎて内容は全く覚えれなかった。
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「おい、ブス~ジュース買ってこいよ」
「俺のも~」
「んじゃ俺も~」
やめろ…
「んだよ…満足にジュースも買えないんですか?ブスさんよ~w」
「…(お前がそれで良いって言ったんだろうが…)」
やめてくれ…
「俺炭酸ダメってわかってるよな?前も言ったじゃねぇか」
「…(この前は炭酸が良いって言ったじゃねぇか)」
やめろ…やめろ…思い出したくない…
「んだよブス、なにこっち睨んでくれちゃってんの?」
「おい、こいつ俺らでシメようぜ」
「いいねぇ~wもういっそのこと殺しちゃう?w」
「やめてください…殴らないで…蹴らないで…痛い…痛い…」
やめろって!見たくない聞きたくない!!嫌だ…嫌だ!
「なにこいつwもともと汚ねぇ顔をもっと涙で汚くしちゃってんのwwwwwwwマジでウケるんだけどw」
「そんなにされたくないんだったら、今度はちゃんと買ってこいよ?w」
「ちょw写真撮っとこうぜw」
「…(あぁ…もう嫌だ…いやだ…いやだ…いやだ…こんなところ居ても…ただ虐められるだけじゃないか…こんなことなら…こんなところから逃げてしまおう)」
頼む…思い出させないで…頼む…イヤだ…思い出したくない…
「……イ……さん」
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「嫌だ!」
「レイさん、大丈夫ですか?」
「え?騎手さん…あれ?なんで…俺」
学校って言葉が俺の昔の嫌な記憶を思い出させたのか?
まぁ多分そうなんだろうな、とても嫌なことを思い出してしまった。
「かなりうなされてましたよ?本当に大丈夫ですか?」
「は、はい…大丈夫です」
「それはよかった、それとオルトマニア魔法学校まであと少しですよ」
「そうですか、教えていただきありがとうございます」
「いえいえ」
試しに窓から外を覗いてみる。
「うわぁ…これはすごいな…」
山の下には大きな街が見えた、その中でも特に際立っているのがオルトマニア魔法学校だろう。
見た感じオルトマニア魔法学校はかなりデカイ、街全体の四分の一は占めているだろう。
「大きいでしょう?あれがオルトマニア王国最大の魔法の街<カダール>です」
「魔法の街?」
「はい、あの街はほぼオルトマニア魔法学校の為に造られた街のため、我々は魔法の街と呼んでおります」
「ヘ~」
明日からあの大きな街のど真ん中で魔法の勉強をすると考えると緊張するな…頑張るぞ!!
その日はカダールの宿に泊まり、明日に備えた。
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