腐男子として壁に徹したい

多田野 趣味

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一章

四話

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天使アマツカ 高良タカラ様。貴方は、お亡くなりになられました。貴方には、転生先を選ぶ権利を与えましょう。」

次に目を開いた時には、真っ白な謎すぎる空間にいた。目の前には謎の人が浮いてる。

「天使 …。先の天使 三和様のご兄弟でしょうか。」

謎の人は顎に手を添え、兄の名前を口にした。

「高良様。落ち着いて聞いてください。天使 三和様は死亡しま」

「なんで?」

「外傷性ショックです。」

この人にも兄さんにも腹が立つ。

僕の質問の意図が分かってるくせに。僕が聞きたいのは死因じゃなくて死亡した動機なのに。

「他殺なの?」

「いいえ。」

他殺じゃないってことは自殺だ。兄さんが自分の意思で死んだ。寄りにもよって、3月3日に。悪趣味な兄を持ってしまった。けど、今回は置いていかれなくて良かった…。

「貴方には転生先を選ぶ権利を与えましょう。アニメの世界、漫画の世界、高良様が国王になる世界。どこへだって転生可能です。ですが、同じ世界に転生すること、生き返ることの2つは不可能です。」

兄さんが死亡していなければ、喜べた展開だ。それこそアニメや漫画でありそうな展開。けど、今となっては行きたい世界なんてもの、思い浮かばない。

「決まらないようでしたら、三和様と同じ世界へ転生するのは如何でしょうか。」

「兄さんも転生したんですか…。」

「前世と転生のことは忘れて、少し、私とお話しましょうか。」
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