部屋とギターと娘と……

城島健太郎はギタリストを目指していたが、極度の上がり症のためにコンクールの入賞を果たせず、浄書講座の講師として、糊口をしのいでいた。出張ギタリストとして少人数の前でのみ演奏を披露していたが、友人が安価で買ってきたギターは実は世界最高のギター製作家の作品だった。そしてそのギターには死んだはずの製作家の霊がついていた。
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