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58話 ※魔王が治療の為にジュノのお尻に指を入れるよ
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ああ、やっぱり駄目だ。難しい。
「駄目だ。直接中に手を入れないと上手く中和できない。ジュリーごめんなさいね」
腹部の上からなんとか出来れば良かったのだが、あまり効果を出せていない。
笑美はジュノの脚を持ち上げると、直腸に中指を押し入れる。
ハワードの変態野郎が柔らかくする魔法を使ったのだろう。
まだ柔らかくすんなり中に入った。
ジュノの中はまるで性器である。
ここは排出物を出す所だぞ!
それをこんなエッチにして!
「んっ……やぁ……」
変な感じがするのだろう、身をよじって嫌がるジュノ。
「ごめんなさいねジュリー、ちょっと我慢してくださいね」
背中を撫でて中を探る。
随分奥まで入れたな。指じゃ届かないか……
かくなる上は自分の陰茎を奥まで入れて、どうにかするしか無いだろうか……
「おい、どうなんだ」
イライラしだすハワード。
自分のジュノに笑美が指を入れているのは面白くないが、仕方なく我慢している。
でもやっぱりムカムカするジュノ。
笑美にしたら殆ど八つ当たりである。
「ちよっと深すぎて届きませんので私の陰茎を奥まで入れて……」
「はぁ? 駄目だそんなの! ジュノの許可も無くジュノを犯すのか!」
流石にそこまで許せない。
いくら治療の為と言えど、そんなのセックスじゃないか!
「人聞きの悪い事言わないで下さい。元はと言えば貴方がジュリーに毒をかけたんですよ!」
「っ……」
笑美の言葉に罰が悪そうな顔をするハワード。
罪悪感は感じている様子だ。
これで平然としていた流石の笑美も本気で切れる。
「とはいえ、私の陰茎が勃起してくれませんので難しいですね……」
可愛いジュリーに陰茎が勃起する訳も無い。
笑美にとってジュノは可愛い弟の様な存在である。
とてもそんな風に見れるものでも無く、見たくもない。
「腹部の上からと、指の届く範囲で中和しましたし、後は薬草を煎じて完腸する手も有りますが……」
意識の無いジュノに勝手に陰茎入れるのアレだが、勝手に完腸するもの殆ど強姦だろう。
ああ、ハワードのせいでジュノが酷い目に……
「兎に角、ジュリーは私が連れ帰って治療します。私の家ならばエルフも呼べますし、そちらの方が良いでしょう」
「解った……」
嫌そうだが渋々了承するハワード。
「喫茶店は今日はお休みにしましょう」
「あ、そうだな」
ハワードは喫茶店の事をすっかり忘れていた。
「翠さんが喫茶店で困っていると思うので連れて来て下さい」
「ああ、でもワープ……」
「うちは別に閉じてませんよ」
「そうなのか? 俺も閉じてない」
「全く」
変な売り言葉と買い言葉のせいで回りくどい事をしてしまった気がする笑美とハワードだった。
「駄目だ。直接中に手を入れないと上手く中和できない。ジュリーごめんなさいね」
腹部の上からなんとか出来れば良かったのだが、あまり効果を出せていない。
笑美はジュノの脚を持ち上げると、直腸に中指を押し入れる。
ハワードの変態野郎が柔らかくする魔法を使ったのだろう。
まだ柔らかくすんなり中に入った。
ジュノの中はまるで性器である。
ここは排出物を出す所だぞ!
それをこんなエッチにして!
「んっ……やぁ……」
変な感じがするのだろう、身をよじって嫌がるジュノ。
「ごめんなさいねジュリー、ちょっと我慢してくださいね」
背中を撫でて中を探る。
随分奥まで入れたな。指じゃ届かないか……
かくなる上は自分の陰茎を奥まで入れて、どうにかするしか無いだろうか……
「おい、どうなんだ」
イライラしだすハワード。
自分のジュノに笑美が指を入れているのは面白くないが、仕方なく我慢している。
でもやっぱりムカムカするジュノ。
笑美にしたら殆ど八つ当たりである。
「ちよっと深すぎて届きませんので私の陰茎を奥まで入れて……」
「はぁ? 駄目だそんなの! ジュノの許可も無くジュノを犯すのか!」
流石にそこまで許せない。
いくら治療の為と言えど、そんなのセックスじゃないか!
「人聞きの悪い事言わないで下さい。元はと言えば貴方がジュリーに毒をかけたんですよ!」
「っ……」
笑美の言葉に罰が悪そうな顔をするハワード。
罪悪感は感じている様子だ。
これで平然としていた流石の笑美も本気で切れる。
「とはいえ、私の陰茎が勃起してくれませんので難しいですね……」
可愛いジュリーに陰茎が勃起する訳も無い。
笑美にとってジュノは可愛い弟の様な存在である。
とてもそんな風に見れるものでも無く、見たくもない。
「腹部の上からと、指の届く範囲で中和しましたし、後は薬草を煎じて完腸する手も有りますが……」
意識の無いジュノに勝手に陰茎入れるのアレだが、勝手に完腸するもの殆ど強姦だろう。
ああ、ハワードのせいでジュノが酷い目に……
「兎に角、ジュリーは私が連れ帰って治療します。私の家ならばエルフも呼べますし、そちらの方が良いでしょう」
「解った……」
嫌そうだが渋々了承するハワード。
「喫茶店は今日はお休みにしましょう」
「あ、そうだな」
ハワードは喫茶店の事をすっかり忘れていた。
「翠さんが喫茶店で困っていると思うので連れて来て下さい」
「ああ、でもワープ……」
「うちは別に閉じてませんよ」
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