籠の小鳥が見る夢は~森の塔に隠された孤独な乙女は、歌をつむぎ、世界の破滅を望む~

お前の声が、世界を滅ぼす。

予言により、隠されるように神殿の中で育てられてきた主人公。 生まれたときから家族から引き離され、彼女は他人の温もりさえ知らなかった。

そんな彼女に手を差しのべたのは、心優しい王子。彼は、主人公に人間とは何かを教えていく。心を通わせ、愛し合うようになるふたり。

しかし神殿の主張に真っ向から対立する彼の行動は疎まれ、戦地へと追いやられてしまう。そして、敵陣にて命を落とすのだった。王子の訃報を聞いた彼女は、この世界すべてに復讐することを決意する。禁じられていた声を発したとき、彼女が見たものは……。

この作品は、小説家になろうにも投稿しております。

扉絵は、管澤捻さんに描いていただきました。
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