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epilogue 1
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「…んさん、奏音さん」
羽立くんが呼んでいる。
まぶた越しに感じる日の光に、とっくに夜が明けているが分かる。
起きなきゃ…。
起きて会社に行く支度…。
でも無理。
今までに感じたことのない疲労感。
ユ○ケルの一番高いの飲んでも起き上がれない気がする。
でも、色んな意味で私にとってユ○ケル以上の特効薬は、やっぱり羽立くんらしい。
「…起きないとイタズラしちゃいますよ」
その一言で、ガバッと跳ね起きると、羽立くんは朝日に煌めく瞳をパチクリと瞬いた。
「へえ…起き上がれるってことはまだまだ大丈夫ってことですね」
ニッコリと微笑む羽立くんを見て、昨夜とのギャップに戸惑いを隠せない。
天使みたいな顔して、あんな…あんな…っっ!!
***
「ゃっ、もうヤダ…っ!も…イキたくな、あ、あああっ!!」
もう、ソコが溶けてなくなってしまうんじゃないかというほど絶頂に至らされている。
「あれ?奏音さん、またイッちゃったんですか?もしかして、本当にギブアップ?」
力の入らない脚をなんとか閉じ、羽立くんに背を向けてその意思表示をする。
「じゃあ、コッチ ならいいですか?」
ぐっと腰を掴まれると、太ももの隙間にズニュッと熱い何かをねじ込まれた。
「…ぅやっ!?」
何かの正体はもちろん羽立くんのアレで。
抜いたり挿れたりされる度に、グチュグチュと卑猥な音を立てながら花芽を擦る。
「やっ…あっ、コレダメッ、あ、ああっ!!」
「ハッ…これ…ツルッツルだし…っ、ヌルッヌルだし、癖になりそ…っ」
「もうやめ…っ、あ、あ…ィくっ、イッってるってばあああ!」
舐められっぱなしで敏感になり過ぎている私が達しても、羽立くんの腰は止まらない。
しかも私が口でしたせいか、なかなかイカない。
結局羽立くんが達したのとほぼ同時に、私は意識を失ってしまった。
***
「大丈夫ですか?顔赤いですよ?」
羽立くんが私の前髪をサラリと上げて、額同士をくっつけた。
回想だけで顔がゆでダコみたいになっていたらしい。
「だっ、大丈…んっ」
最後まで言い終える前に、唇が重ねられた。
程よく柔らかな感触が気持ちよくて、つい流されてしまいそうだけどー
「ダメ!会社!!」
「えー?俺と会社どっちが大事なんですか?」
まるで面倒くさいカノジョみたいなノリ。
「そんなの羽立くんに決まってるでしょ!!」
間髪入れずに言い返すと、羽立くんが急に真面目な顔をした。
「昴…?」
「じゃあ…もう会社なんて辞めてください」
「え?」
「嫌なんです。これ以上奏音さんが俺意外の人間に優しくしたり、利用されたりするの」
剥き出しの独占欲をぶつけられ、色恋に不慣れな私は戸惑いの色を隠せない。
「大体、奏音さんは『お願い』に弱すぎます。昨夜だって俺がちょっと頼んだら舐めたり自分でパンツ下ろしたり…」
そんな…人を痴女みたいに…。
「あれは!羽立くんがシてって言うから!!」
「ほら。頼まれたら何でもやっちゃうでしょう?」
「だから!それは相手が羽立くんだからって意味!!他の人にそんなことするわけないでしょう!?」
ここまで言っても、まだ羽立くんは疑いの眼差しを向けるを止めない。
「…本当に?高倉円香とか、矢吹さんとかに頼まれても?」
「海斗はもうさすがに何もしてこないでしょう?円香にしても、昨日ちゃんと断ったから」
羽立くんが呼んでいる。
まぶた越しに感じる日の光に、とっくに夜が明けているが分かる。
起きなきゃ…。
起きて会社に行く支度…。
でも無理。
今までに感じたことのない疲労感。
ユ○ケルの一番高いの飲んでも起き上がれない気がする。
でも、色んな意味で私にとってユ○ケル以上の特効薬は、やっぱり羽立くんらしい。
「…起きないとイタズラしちゃいますよ」
その一言で、ガバッと跳ね起きると、羽立くんは朝日に煌めく瞳をパチクリと瞬いた。
「へえ…起き上がれるってことはまだまだ大丈夫ってことですね」
ニッコリと微笑む羽立くんを見て、昨夜とのギャップに戸惑いを隠せない。
天使みたいな顔して、あんな…あんな…っっ!!
***
「ゃっ、もうヤダ…っ!も…イキたくな、あ、あああっ!!」
もう、ソコが溶けてなくなってしまうんじゃないかというほど絶頂に至らされている。
「あれ?奏音さん、またイッちゃったんですか?もしかして、本当にギブアップ?」
力の入らない脚をなんとか閉じ、羽立くんに背を向けてその意思表示をする。
「じゃあ、コッチ ならいいですか?」
ぐっと腰を掴まれると、太ももの隙間にズニュッと熱い何かをねじ込まれた。
「…ぅやっ!?」
何かの正体はもちろん羽立くんのアレで。
抜いたり挿れたりされる度に、グチュグチュと卑猥な音を立てながら花芽を擦る。
「やっ…あっ、コレダメッ、あ、ああっ!!」
「ハッ…これ…ツルッツルだし…っ、ヌルッヌルだし、癖になりそ…っ」
「もうやめ…っ、あ、あ…ィくっ、イッってるってばあああ!」
舐められっぱなしで敏感になり過ぎている私が達しても、羽立くんの腰は止まらない。
しかも私が口でしたせいか、なかなかイカない。
結局羽立くんが達したのとほぼ同時に、私は意識を失ってしまった。
***
「大丈夫ですか?顔赤いですよ?」
羽立くんが私の前髪をサラリと上げて、額同士をくっつけた。
回想だけで顔がゆでダコみたいになっていたらしい。
「だっ、大丈…んっ」
最後まで言い終える前に、唇が重ねられた。
程よく柔らかな感触が気持ちよくて、つい流されてしまいそうだけどー
「ダメ!会社!!」
「えー?俺と会社どっちが大事なんですか?」
まるで面倒くさいカノジョみたいなノリ。
「そんなの羽立くんに決まってるでしょ!!」
間髪入れずに言い返すと、羽立くんが急に真面目な顔をした。
「昴…?」
「じゃあ…もう会社なんて辞めてください」
「え?」
「嫌なんです。これ以上奏音さんが俺意外の人間に優しくしたり、利用されたりするの」
剥き出しの独占欲をぶつけられ、色恋に不慣れな私は戸惑いの色を隠せない。
「大体、奏音さんは『お願い』に弱すぎます。昨夜だって俺がちょっと頼んだら舐めたり自分でパンツ下ろしたり…」
そんな…人を痴女みたいに…。
「あれは!羽立くんがシてって言うから!!」
「ほら。頼まれたら何でもやっちゃうでしょう?」
「だから!それは相手が羽立くんだからって意味!!他の人にそんなことするわけないでしょう!?」
ここまで言っても、まだ羽立くんは疑いの眼差しを向けるを止めない。
「…本当に?高倉円香とか、矢吹さんとかに頼まれても?」
「海斗はもうさすがに何もしてこないでしょう?円香にしても、昨日ちゃんと断ったから」
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