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第五章
※閑話:夢の中で:前編 (エレナ視点)
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ノエルがこんなことになったんも、全部うちのせいか……。
目の前が暗闇に染まっていくと、自分の力が弱まっているのを感じた。
膜の中に靄が溢れ景色が霞み始める。
それは彼の中から命の灯が消えていくのと同じ意味。
アカン、嫌や、嫌や、嘆いてもなんも変わらん。
彼女が与えてくれたこの機会を、無駄にするわけにはいかんのや。
「ノエル!!!!!」
魔力を声にのせ、彼の名を力の限り叫ぶと、中にいた彼の動きが止まった。
靄で霞んで見えるが、おもむろに彼の顔がこちらを向き、真っ青な青い瞳と視線が絡んだ刹那、硬かった膜にヒビが入る。
「エレナ……?」
彼の唇がその名を紡いだ瞬間、パリンッと音が響くと、私の体が真っ逆さまに落ちていった。
霧が晴れ、彼の魔力が溢れ出す。
彼の胸に飛び込むように手を広げると、辺りの景色がスローモーションで流れた。
ギュッと彼を強く抱きしめると、その体が微かに震えている。
「エレナ、エレナッッ、ずっと……ずっと探していたんだ。エレナ、愛してる、もう二度と離さない」
彼の唇が重なり何度も繰り返された。
唇をこじ開け舌が入り込んでくると、奥をかき乱し唾液が交じりあう。
深く荒々しい口づけに翻弄され、体の奥から熱が込み上げた。
ゆっくりと顔が離れ澄んだ青い瞳に私の姿が映り込む。
移った姿は彼女ではなく、エレナだった本当の私。
また自分がこの世界へ戻ってこらえた事実に、彼の首へしがみつきノエルを感じると大粒の涙が零れ落ちた。
エレナとして、もう二度と会えやんと思ってた。
こんな日が来るなんて夢にも思わんかった。
300年の時を経て、こんな奇跡が起こるやなんて……。
「エレナ、やっと見つけた。君にこうして触れられる日をずっとずっと望んでいた。あの時はごめん、君の言う通り一緒に逃げればよかった。もう二度と僕の前から消えないでくれ」
「ノエル、ごめん、ほんまごめん。違うんや、うちが全部悪いんや……うちが……」
言葉を続けようとすると、ノエルは私の唇へ手を当て首を横へ振った。
「大丈夫、何も話さなくていい。僕をだけ見て。それだけでいいんだ」
彼は優しいキスをおとすと、腰へ手を回し体を引き寄せる。
お互いの服を脱がせ生まれたままの姿で抱き合うと、深い口づけを交わした。
ノエルの膝の上にのり、向きを変えながら何度も何度も唇をあわせる。
澄んだ青い瞳を眺めながら、唇が離れるたびに唾液が糸を引き、クチュクチュと音が響いた。
ノエルはあまり豊富とは言えない胸に触れると、突起を軽く摘まむ。
初めて感じる痺れるような刺激に怖くなると、私はノエルへしがみついた。
「あぁっ、ひゃっ、ゃぁっ、んんん」
「エレナ可愛い。大丈夫、怖がらないで。ほら、僕を見て」
私はそっと体を離しノエルを見下ろすと、優しい青い瞳に魅入る。
彼はニッコリ微笑むと、胸の突起を優しく舐めた。
「あぁん、ふぅっ、あぁぁん、ひゃっ、うぅん、あぁッッ」
またも痺れるような刺激に、思わず逃げようとするが、ノエルは私の腰をガッシリ掴むと逃げられない。
舌先が突起を何度も刺激し、小さく体が震えた。
次第に下半身がムズムズと変な感じが込み上げる。
ドロッとした何かが溢れ、彼の太ももに垂れると、私は思わず身をよじらせた。
「ひゃっ、ノエルッッ、まって、何かが、その……」
お漏らししてしまったとは言えず、顔を真っ赤に伏せると、ノエルが股の間へ手を伸ばした。
「ははっ、僕の舌で感じてくれたんだね。これは気持ちいいと出る蜜だよ。恥ずかしがらないで」
ノエルは指先で愛蜜を掬うと、入口をかき混ぜペロリと舐めた。
「あぁっ、やぁっ、ふぅあぁん、ノエル、ダメッ」
ドロッとした蜜を舐める姿に、思わず狼狽する。
「どうして?とても美味しいよ。とても甘美で僕を狂わせる」
ノエルはチュッとリップキスをすると、私の腰を持ち上げ、また股の間へ腕を伸ばす。
蜜壺の中にグチュッと指を入れると、ズブズブと奥へ入って行く。
先ほどとは比べ物にならない刺激に、腰が大きく跳ねると、恐怖に身が震えた。
「あぁん、やぁっ、なにっ、あぁぁあぁん、あぁぁぁっ、ふぅっん」
感じた事のない感覚に、ノエルの首へしがみつく。
「狭いね。これは時間を掛けて慣らさないと。エレナ、こっちを見て、ゆっくり腰を下ろすんだ。いいこだね」
耳元で囁く彼の声に、ゆっくり腰を落とすと、ドロッと愛蜜が溢れ出した。
彼の指が奥へ奥へ入っていく感覚に、脚がガクガクと震える。
蜜壺が指を根本まで飲み込むと、彼の指先が動き始めた。
奥をひっかくような動きに、強い快楽が全身を駆け抜ける。
彼の手が腰を支え、上下に動き始めると、喘ぎ声が響き渡った。
目の前が暗闇に染まっていくと、自分の力が弱まっているのを感じた。
膜の中に靄が溢れ景色が霞み始める。
それは彼の中から命の灯が消えていくのと同じ意味。
アカン、嫌や、嫌や、嘆いてもなんも変わらん。
彼女が与えてくれたこの機会を、無駄にするわけにはいかんのや。
「ノエル!!!!!」
魔力を声にのせ、彼の名を力の限り叫ぶと、中にいた彼の動きが止まった。
靄で霞んで見えるが、おもむろに彼の顔がこちらを向き、真っ青な青い瞳と視線が絡んだ刹那、硬かった膜にヒビが入る。
「エレナ……?」
彼の唇がその名を紡いだ瞬間、パリンッと音が響くと、私の体が真っ逆さまに落ちていった。
霧が晴れ、彼の魔力が溢れ出す。
彼の胸に飛び込むように手を広げると、辺りの景色がスローモーションで流れた。
ギュッと彼を強く抱きしめると、その体が微かに震えている。
「エレナ、エレナッッ、ずっと……ずっと探していたんだ。エレナ、愛してる、もう二度と離さない」
彼の唇が重なり何度も繰り返された。
唇をこじ開け舌が入り込んでくると、奥をかき乱し唾液が交じりあう。
深く荒々しい口づけに翻弄され、体の奥から熱が込み上げた。
ゆっくりと顔が離れ澄んだ青い瞳に私の姿が映り込む。
移った姿は彼女ではなく、エレナだった本当の私。
また自分がこの世界へ戻ってこらえた事実に、彼の首へしがみつきノエルを感じると大粒の涙が零れ落ちた。
エレナとして、もう二度と会えやんと思ってた。
こんな日が来るなんて夢にも思わんかった。
300年の時を経て、こんな奇跡が起こるやなんて……。
「エレナ、やっと見つけた。君にこうして触れられる日をずっとずっと望んでいた。あの時はごめん、君の言う通り一緒に逃げればよかった。もう二度と僕の前から消えないでくれ」
「ノエル、ごめん、ほんまごめん。違うんや、うちが全部悪いんや……うちが……」
言葉を続けようとすると、ノエルは私の唇へ手を当て首を横へ振った。
「大丈夫、何も話さなくていい。僕をだけ見て。それだけでいいんだ」
彼は優しいキスをおとすと、腰へ手を回し体を引き寄せる。
お互いの服を脱がせ生まれたままの姿で抱き合うと、深い口づけを交わした。
ノエルの膝の上にのり、向きを変えながら何度も何度も唇をあわせる。
澄んだ青い瞳を眺めながら、唇が離れるたびに唾液が糸を引き、クチュクチュと音が響いた。
ノエルはあまり豊富とは言えない胸に触れると、突起を軽く摘まむ。
初めて感じる痺れるような刺激に怖くなると、私はノエルへしがみついた。
「あぁっ、ひゃっ、ゃぁっ、んんん」
「エレナ可愛い。大丈夫、怖がらないで。ほら、僕を見て」
私はそっと体を離しノエルを見下ろすと、優しい青い瞳に魅入る。
彼はニッコリ微笑むと、胸の突起を優しく舐めた。
「あぁん、ふぅっ、あぁぁん、ひゃっ、うぅん、あぁッッ」
またも痺れるような刺激に、思わず逃げようとするが、ノエルは私の腰をガッシリ掴むと逃げられない。
舌先が突起を何度も刺激し、小さく体が震えた。
次第に下半身がムズムズと変な感じが込み上げる。
ドロッとした何かが溢れ、彼の太ももに垂れると、私は思わず身をよじらせた。
「ひゃっ、ノエルッッ、まって、何かが、その……」
お漏らししてしまったとは言えず、顔を真っ赤に伏せると、ノエルが股の間へ手を伸ばした。
「ははっ、僕の舌で感じてくれたんだね。これは気持ちいいと出る蜜だよ。恥ずかしがらないで」
ノエルは指先で愛蜜を掬うと、入口をかき混ぜペロリと舐めた。
「あぁっ、やぁっ、ふぅあぁん、ノエル、ダメッ」
ドロッとした蜜を舐める姿に、思わず狼狽する。
「どうして?とても美味しいよ。とても甘美で僕を狂わせる」
ノエルはチュッとリップキスをすると、私の腰を持ち上げ、また股の間へ腕を伸ばす。
蜜壺の中にグチュッと指を入れると、ズブズブと奥へ入って行く。
先ほどとは比べ物にならない刺激に、腰が大きく跳ねると、恐怖に身が震えた。
「あぁん、やぁっ、なにっ、あぁぁあぁん、あぁぁぁっ、ふぅっん」
感じた事のない感覚に、ノエルの首へしがみつく。
「狭いね。これは時間を掛けて慣らさないと。エレナ、こっちを見て、ゆっくり腰を下ろすんだ。いいこだね」
耳元で囁く彼の声に、ゆっくり腰を落とすと、ドロッと愛蜜が溢れ出した。
彼の指が奥へ奥へ入っていく感覚に、脚がガクガクと震える。
蜜壺が指を根本まで飲み込むと、彼の指先が動き始めた。
奥をひっかくような動きに、強い快楽が全身を駆け抜ける。
彼の手が腰を支え、上下に動き始めると、喘ぎ声が響き渡った。
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