[R18] 異世界は突然に……

第一章

※第二の召喚:後編

カチャカチャと金属音が響く中、私は必死に逃げようと身をよじらせる。

「嫌っ……！やめて！！やめてよ……早く、夢から覚めて……！！！！」

そう叫ぶと、堪えていた涙が、私の頬を伝っていく。
そんな私の様子に、男はなぜか嬉しそうにほほ笑んだ。

「いいですね……あなたのその涙……、益々欲しくなります」

男は私へ顔を寄せると、そっと流れる涙に舌を添わせた。
長い髪が素肌を掠め、私の体はビクッと反応を見せる。
私の様子に男は私の肌へと手を添わせると、優しく優しく撫でていった。
すると男は私の股の間に体を入れ、大きくなったそれを取り出すと、蜜壺の入口へとクチュッと押し入れ始める。

「嫌……嫌よ……うぅぅ、っっっ」

私はまた必死に腕と脚を動かすが、蔓にしっかりと巻き付いている為、ビクともしない。

「こんなに蜜を溢れさせて、素直になったほうが気持ちよくなれると思いますが……」

「気持ちよくなんてないわ！！！こんな事、もうやめてっ……！！！」

「ふふっ、ここでやめるなんて……」

男は私の言葉を聞き流す様に、ズブズブと竿を蜜壺の中へゆっくりと入れていくと、笑顔だった表情が少しずつ崩れていく。

「いやぁ、あぁぁぁぁぁぁっ……はぁはぁ、あぁ、あぁぁぁぁん」

「これは……はぁ、すごい……っっ」

男は腰を起こすと、勢いそのままに、奥へと突き上げた。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「くっ……はぁ、はぁ、これは……っんっ」

男は情熱的な瞳を私へと向けると、身動きが取れない私の髪を掬い取った。
握りしめた一房の髪へ優しくキスを落とすと、腰を激しく動かしていく。

「あぁん、やぁん、あぁぁぁ、いやぁぁぁぁぁ……タクミ……タクミ……あぁぁぁぁん」

「はぁ、はぁ、……良い度胸ですね……っっ、このタイミングで他の男の名前を呼ぶなんて……」

腰の動きがおさまったかと思うと、澄んだエメラルドの瞳を細め、私をじっと見下ろした。
男は私の腰を持ち上げたまま、空いている手で軽く杖を振ると、また蔓がウネウネと動き始める。

「あぁん、やぁん、なぁっ……あぁぁぁぁぁ、あぁぁぁぁん」

慣らされた体は蔓の這う感触に敏感に反応すると、ギュッと脚に力が入る。

「はぁ、はぁっ……そんな締め付けないでください……。くぅっっ、私は……王宮の魔導師エヴァン……私の名を呼びなさい」

私は新たな快楽に朦朧とする中、必死に首を横に振った。

「はぁ……全く強情ですね……っっ、嫌いではありませんが……」

エヴァンと名乗った男は腰を強く私へと何度も押し込む中、ウネウネと動き回る蔓たちも、その動きにあわせるように、私の体へと巻き付いていく。

「あぁん、やぁぁぁぁぁぁ、もうっっ……ぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「名前を読んで頂ければ……その蔓を止めて差し上げますよ」

エヴァンは私の瞳を覗き込むと、そう囁いた。
私はその言葉に彼を鋭く睨みつけると、蔦は私の胸元へと進み、また突起を強く刺激し始める。
激しい快楽に体を震わせていると、背中を伝っていた蔦がお尻までやってくる。
すると突然、お尻に冷たい液体がかけられた。

「いやっ、あぁん、んうぅっ……なにっ、やぁ……め、あぁぁぁぁぁぁぁ」

蔦は液体の上を這いずりまわると、お尻の穴の中へヌルっとしたものが入りこんでいく。
今まで感じた事のない刺激に、思わず大きく肩を跳ねさせた。

「ほら、早く名前を読んで頂ければ……このままだとお尻も侵されてしまいますよ？ふふふ」

「はぁ……あぁっ……ぜっ……んっ、絶対に……っっ、呼ばないわ……あぁぁ、あぁぁぁぁん」

私の言葉に男は不敵な笑顔で私を見つめたかと思うと、また激しく腰を動かし始める。

パンパンパンッ

「あぁぁぁぁぁん、やぁぁぁ、もう……あぁぁぁぁぁ」

「っっ……はぁ、はぁ……すごい締め付けですね……、お尻を犯されて感じているのですか？……」

蔓が激しくお尻に出し入れされる中、竿に絡みつくように、蜜がビチャビチャと溢れ出る。
そんな私の様子に、男はさらに奥まで突き上げると、腰の動きが更に速くなっていった。

「あぁぁぁぁぁぁぁ、もう……やだぁ、あんっ、おかしく……あぁぁぁぁぁぁぁあああああ」

「くぅっ……出しますよ……っっ、私の全てを受け取ってください……はぁ、はぁ……っっ」

私の中に液体が注がれていくのを感じると、私はぐったりとした様子で、蔓へと身を預けた。
男は私の顎に手を当てると、徐に持ち上げ、私の瞳をじっと見つめながら、唇をそっと舐める。

「これは、王子が執着したする気持ちがわかりますね……」

男は竿を抜かず、ぐったりとする私をそのままに、また軽く杖を振った。
私はその様子にビクッと体を小さく震わせると、私に巻き付いていた蔓たちが杖の中へと戻っていく。
ようやく解放された私はそのまま男の上へと倒れ込むと、男が優しく私を抱きとめた。

「名前を呼ばなかったのは残念ですが……、まぁ良いでしょう。それよりも異世界の姫、そろそろ名前を教えて頂けませんか？」

私は男の声を無視し、力を振り絞ると男の腕の中から逃げ出そうともがく。
すると私を抱きしめる腕の力が強くなった。

「簡単にこちらへ落ちればそれはそれで興ざめですが……ここまで強情だと無茶苦茶にしたくなりますね……」

エヴァンは嘲笑うような笑みを浮かべながら、サッと杖を持ち上げた瞬間、部屋の扉が勢いよく開いた。
私はその音に、慌てて近くにあったシーツで体を隠すと、扉に佇むがたいの良い、騎士のような格好をした男と視線が絡んだ。

「何ですか突然、今いいところなんですよ、邪魔しないで頂きたい」

エヴァンは冷たい瞳を騎士へと向けると、私は逃れるように彼の胸を強く突き飛ばした。
彼の体が離れた瞬間、またあの眩暈に襲われた。
私はそのままベッドへと倒れ込むと、浅く息を繰り返す。
やっと夢から覚める……。
頭がグラングランと揺れ、周りの音が聞こえなくなると、私はゆっくりと意識を手放した。


ゆっくり目を開けると、そこは見慣れた自分の部屋だった。
また……あの夢……。
外は窓から日差しが差し込んでおり、太陽が昇り始めていた。
あまりにリアリティーある夢に戸惑いながらも、また自分の服へと手を伸ばと、昨日帰宅したままのスーツ姿だ。
ボタンもしっかり留まっており、乱れた様子はない。
私は首を傾げながら、誰もいない朝日が差し込む部屋を呆然と眺めていると、ふとベッドわきに見慣れないブレスレットが目に入った。
私は急いでソファーから立ち上がり、そのブレスレットを手に取ると、真っ赤な数珠のようなブレスレットを拾い上げる。
私……こんなブレスレット持っていたかな……？
その赤い数珠をじっと眺めていると、ふと琥珀色の瞳が頭を掠める。
これ……まさか……。
脳裏にあの王子と言っていた男の姿がよぎると、意識がなくなる直前にみた、ブレスレットが鮮明に呼び起こされた。
嘘でしょ……、夢じゃない……？
いやでも……一体……どういうことなの……？
私はブレスレットを強く握りしめると、狼狽したまま、その場に座りこんだ。