[R18] 異世界は突然に……

第一章

※最後の召喚:後編2

ゆっくりと彼に近づいていくと、彼は小さく首を振り、大丈夫だと呟いた。
真っ青な彼の様子に、私はギュッと胸を掴むと、怒りを込めた瞳を魔導士へ向けた。

「そんなにしてまで……どうして私を……。こんな事をしても、私は絶対に帰るんだから！！」

そう叫ぶと、魔導師は嘲笑うように私へ視線を向け、パチンッと指を鳴らした。

「牢屋のカギは開けましたよ、後はあなた次第だ」

苦しみに悶える彼の姿に私は迷うことなく、開けられた檻の中へと足を進める。
彼に一歩一歩近づいていくと、彼はまた弱弱しく囁いた。

「ダメだ……来るな……頼む……来ないでくれ……っっ……はぁ、はぁ、……くそっっ」

私は恐る恐る彼の髪へと手を伸ばすと、覚えのある毛並みに胸が締め付けられた。
あの獣が……この男の人……。
もしあの時彼に助けてもらわなければ……私はきっと魔導士に囚われていたか……もしくは森の中で彷徨い続けて、下手をしたら死んでいたかもしれない。
でもここで彼に抱かれれば、私はこの世界に囚われてしまう……。
だからって……彼を見殺しにするなんて……私には出来ないわ。
苦しむ彼を目の前に、私はゴクリと唾を飲み込むと、彼の傍へしゃがみこむ。
もしこれで元の世界に戻れなかったとしても、私は必ず別の方法を探して……彼の元へ戻る……。

そう決心を固め、意を決して彼の頬に手を添えると、私は彼の体を優しく包み込んだ。
すると男は私の胸の中へ顔を埋めると、焦がれるような瞳を浮かべ、私を見上げる。
男は荒く息を繰り返す中、ゆっくりと腕を持ち上げると、私を強く引き寄せた。

「すまない……」

そう耳元で囁くや否や、彼は私の服を引き裂いた。
男は裂けた服から露わになった胸に手を伸ばすと、ご馳走を目の前にしたように目をぎらつかせ、かぶりつく。

「いやっ、あぁぁん、ふんっ、あぁぁぁっ、ふあぁぁぁぁん」

彼の湿った舌に触れられ、胸の突起が硬くなると、彼は吸い取るように何度も舌を擦りつけていく。
強い刺激にビクッビクッと体が跳ねる中、私は必死に彼の首へしがみついていると、彼は私を抱きしめたまま立ち上がった。
私の体は軽々と彼に持ち上げられ、壁に強く押しあてられると、大きく脚を開かされる。
まだ蜜が出ていない股の間に、彼の大きな竿が押し当てられると、ズブズブズブと挿入されていった。

「いったぁぁぁ、はぁ、やめっまだぁぁぁ、痛ぃっ、あぁぁぁぁぁぁぁ」

慣らされていない体に強い痛みが走り、私は悲痛の声を上げる。
しかし彼はそんな私の声が聞こえていないのか……奥へ奥へと竿をねじ込んでいくと、激しく腰を動かし始めた。

「いたぁあぁぁっ、あぁぁぁん、はぁ、うぁぁぁ、っっあぁぁん」

激しい痛みに体を震わせる中、次第に痛みが甘い刺激へと変わり、グチュグチュと蜜があふれ出していく。
冷たい石壁に背中を押し付けられ、何度も激しく奥を突かれると、彼にしがみ付いていた腕の力が緩んでいった。

「……んっ……はぁ、はぁ、はぁ、……もっと、もっと君が欲しい……」

「やぁん、あぁぁぁ、あぁん、ふあぁぁん、やぁっ、まって……あぁぁぁぁん」

腰の動きは次第に早くなり、何度も何度も与えられる強い刺激に、私は身を震わせる。
彼の動きを止めることも出来ず、私の体は彼にされるがままになると、強い快楽に蜜がドッと溢れ出していった。

「あぁあぁぁ、はぁ、あぁぁぁぁぁ、はぁ、やぁぁぁぁぁぁぁぁん」

最奥を強く突かれ、頭の中が真っ白になると、股の間から蜜がポタポタと零れ落ちていく。
私は彼にしがみ付くこともできず、グッタリと壁にもたれかかる中、それでも彼は激しく腰を動かし続けた。
冷たい壁に背中が何度もうちつけられ、鈍い痛みに脚に力がはいる。

「いやっ、あぁぁぁ、強ぃっ、あぁぁぁぁん、だめぇ……、また、またイッちゃ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「……っっ、はぁ、はぁ、はぁ、くぅっ……」

彼は私の耳元で苦しそうな声を上げると、腰の動きが弱くなり、私の中に彼の液体が注がれていく。
あぁ……これで私は……もう戻ることができないの……？
注がれる液に絶望している中、私は虚ろな瞳を浮かべ、徐に顔を上げる。
彼越しにニヤリと笑みを浮かべる魔導士の姿が目に映ると、私は涙を浮かべながらも、強く魔導士を睨みつけた。
諦めない……私は絶対に……帰ってみせるんだから……。
そう訴えかけるように魔導士を睨みつける中、股の間に差し込まれていた竿が、また大きくなるのを感じた。

「えっ、うそ……っ、あぁん」

強い刺激に体を大きく逸らせた瞬間、男は私の視界を遮るように唇を奪うと、激しく口の中をかき混ぜていく。

「……んんん……うぅぅ……っっ……ふぅっっ……んんんっ、うぅ……ん」

荒々しい彼の舌に翻弄されていると、また蜜が溢れ出るのを感じる。
舌を絡ませ、次第に息が苦しくなる中、彼はそっと私から唇を離すと、また激しく腰を動かし始めた。

「あぁん、やぁん……まって、……っあぁぁぁぁぁん、ふあぁぁん」

「はぁ、はぁ、……他の男を見るな……、私だけを見ろ……っっ……」

先ほどよりも大きく肥大した竿を感じると、私は必死に彼へとしがみ付く。
彼の腰の動きに、また蜜が溢れでると、ポタポタと床に水滴が落ちていった。

「あ”あ”あ”あぁぁぁぁぁん、やぁっ、またぁ、強ぃっ、ああっあぁぁぁぁぁぁん」

彼は私の腕を壁に縫い付けると、胸に舌を添わせながら激しくピストンを繰り返す。
胸の突起を吸い上げる甘い刺激と、太い竿の刺激に背筋に電流が走ると、私はまたグッタリと壁に背を預けた。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ、あぁぁん、ぃやぁぁぁっっ」

またも彼の液体が蜜と混じりこむ中、それでも彼の腰の動きが治まることはない。
私は何度も、何度もイカされ、終わることのない行為に、次第に恐怖を感じていた。
彼は何度射っても、竿がおさまる気配はない。
いや……むしろ肥大している気がする……。

「いやっ、もうっ……あぁぁぁん、無理……、ああぁぁぁん、やめてぇっ、お願い……あぁぁぁぁぁぁ」

「まだダメだ……はぁ、はぁ、はぁ、私以外を……考えられなくさせてやる……っっ」

またも激しくなる腰の動きに、私は彼の腕の中で悲鳴を上げると、何度もピストンされたことで快楽の中にジンジンとした痛みを感じる。
奥を何度も突かれ、私の体が悲鳴を上げると、視界が薄っすらと歪みだした。

「もうっ、お願い……、あぁぁぁん、許して……あぁん、ふあぁぁん、やぁぁぁぁぁぁぁ」

「まだ、まだ足りない……」

あまりに強い快楽に意識が薄れていく。
彼の呟きがどこか遠くで聞こえる中、何度目かの液体がドロドロの蜜にまじりあうと、私はゆっくりと意識を手放した。