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第三章
※旅の終焉②
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鋭く光るナイフに一瞬怯むが……私はギュッと拳を握りしめると、必死に男を睨みつけた。
何をされようが……私は絶対に話さないわ。
話してしまえば、きっとセーフィロもタクミも捕まってしまう……。
「いいねぇ~怯えもしないのか。このまま痛めつけて口を割らせるのもいいが……それは俺の趣味じゃねぇ。男なら……爪を一枚一枚剥いで、指を一本一本切り落としていくんだがな~」
男は楽しそうにナイフをクルクルと回したかと思うと、私の首筋へとナイフを向ける。
首元へ迫るキラリッと光るナイフにゴクリと唾を飲み込むと、息を止めた。
「あんたやっぱりいいなぁ。その強気な目をグチャグチャに歪ませてやりてぇ。……この前、捕まえた女とえれぇ違いだ。あの女は少し脅しただけで旦那の事を全て喋ってくれた。それに今では俺に従順な奴隷だ。従順になるのは良い事だがなぁ~。やっぱり一番楽しめるのは、そこまで躾ける過程だ」
とんでもないことを楽しそうに話す男の様子に、ゾワゾワと全身に鳥肌が立っていく。
この男は何を言っているのよ……。
「……あんた名前は?どこからきた?この街のやつじゃ、ねぇんだろう?あんた程の魔導師なら、この街では、城に属することが決まっている。だが俺が調べたところ、あんたは城の者じゃなぇだろう。女の魔導師がすくないってのもあるが……城にこんな別嬪さんな魔導師が居れば、すぐに噂になる」
男の問いかけに私は口を閉ざすと、答えないとの意味を込めて、サファイヤの瞳を睨みつける。
すると男は小さく口角を上げると、ナイフ徐々に下ろしていった。
「だんまりか……。まぁいい、その方が楽しめるしなぁ~」
男は私の体へナイフを向けると、そのまま勢いよくローブを切り裂いていく。
突然の出来事に絶句する中、男は慣れた様子で布を切り刻んでいった。
どんどん切り刻まれていく様子に、ようやく我に返ると、私はガタガタと激しく椅子を揺ら抵抗をみせる。
「やめなさいっ、いやぁ、……っっ」
「おい、動くなよ。手元が狂ってあんたのスベスベな肌を傷をつけたくねぇからなぁ~」
肌に冷たいナイフが触れると、私は体を強張らせた。
「いい子だ~、そのままじっとしてろよ」
ビリビリとの音と共にローブが切り裂かれ、次第に肌が露わになってくると、私の体がガタガタと震え始める。
怖い……、逃げたい……、魔法……魔法を……。
震える体の中、必死に魔力を探してみるが、やはり何も感じることが出来ない。
どうして……、いや、いや、いやあああ!
もう着ることが出来ないほどにズタズタにローブが切り裂かれると、身ぐるみを全てはがされ、一糸まとわぬ姿にされていく。
恐怖に体が強張る中、男はあらわになった胸を鷲掴みにすると、私は鈍い痛みに顔を歪めた。
「やぁっ、いたぁっ……んんっ」
「へぇ~、中々立派なもんを持ってんじゃねぇか。張りもある……やっぱり若い方がいいなぁ」
揉みしだかれる胸に体がビクビク自然と反応する中、私は負けじと必死で彼を睨みつける。
そんな私のようにイーサンはニヤリと笑うと、胸の突起をペロリと舐めた。
「ひぃっ、いやぁっ、あぁん」
「感度もいいなぁ~、これは楽しめそうだ」
痺れるような感覚に、思わず体を大きく跳ねさせると、ガタガタガタッと椅子が激しく揺れる。
このままじゃダメよ、どうにかして逃げないと……。
でもどうやって……、魔法さえ使えれば……。
ダメ元で指先に魔力を集めようとしてみるが……やはり何の変化もない。
ロープから抜け出そうと身をよじらせてみるも……硬く結ばれたロープは、やはりビクともしなかった。
「ははっ、無駄な抵抗はやめろ。体に傷がつくだろう~。ここで魔法は使えねぇ。この部屋一体に魔法を封じる陣を描いているからな。そのロープも、あんたには切れねぇよ。あんたはこの部屋の中じゃ、只の非力な女だからなぁ。あの時のようにはいかねぇぜ」
クツクツと笑みを浮かべる男の姿に目を大きく見開く中、突きつけられた事実に小刻みに体が震え始める。
徐々に鼓動が早くなっていくと、恐怖感が全身を包み込んでいった。
抑える事も出来ないほどに体が震え、手足が冷たくなっていく。
嘘でしょう……このまま……。
……っっ、ダメ……落ち着きなさい。
怖がってはいけないわ、相手の思うつぼ……。
私は必死に顔を上げると、虚勢を張るように男をキッと強く睨みつけた。
「さぁ、どうする?さっさと話すか……。その目は、まだ話す気はなさそうだなぁ。俺はイサファミリーのボス、イーサンだ。ほら、俺の名前を呼んで助けを乞え、言えば優しくしてやるぜ」
「誰が……あんたなんかに……っっ」
震える唇を必死に持ち上げ、そう強く言い放つと、イーサンはニヤリと口角を上げると、私の脚を大きく開いた。
必死に脚を閉じようとするが……男の力に敵うはずもない。
そのまま股の間へ体を入れると、先ほどよりも益々身動きが取れなくなっていく。
いやっ、いや……、どうしてこんな事に……。
太い大きな手が太ももにくいこむ中、私は必死に足をバタつかせ抗っていた。
何をされようが……私は絶対に話さないわ。
話してしまえば、きっとセーフィロもタクミも捕まってしまう……。
「いいねぇ~怯えもしないのか。このまま痛めつけて口を割らせるのもいいが……それは俺の趣味じゃねぇ。男なら……爪を一枚一枚剥いで、指を一本一本切り落としていくんだがな~」
男は楽しそうにナイフをクルクルと回したかと思うと、私の首筋へとナイフを向ける。
首元へ迫るキラリッと光るナイフにゴクリと唾を飲み込むと、息を止めた。
「あんたやっぱりいいなぁ。その強気な目をグチャグチャに歪ませてやりてぇ。……この前、捕まえた女とえれぇ違いだ。あの女は少し脅しただけで旦那の事を全て喋ってくれた。それに今では俺に従順な奴隷だ。従順になるのは良い事だがなぁ~。やっぱり一番楽しめるのは、そこまで躾ける過程だ」
とんでもないことを楽しそうに話す男の様子に、ゾワゾワと全身に鳥肌が立っていく。
この男は何を言っているのよ……。
「……あんた名前は?どこからきた?この街のやつじゃ、ねぇんだろう?あんた程の魔導師なら、この街では、城に属することが決まっている。だが俺が調べたところ、あんたは城の者じゃなぇだろう。女の魔導師がすくないってのもあるが……城にこんな別嬪さんな魔導師が居れば、すぐに噂になる」
男の問いかけに私は口を閉ざすと、答えないとの意味を込めて、サファイヤの瞳を睨みつける。
すると男は小さく口角を上げると、ナイフ徐々に下ろしていった。
「だんまりか……。まぁいい、その方が楽しめるしなぁ~」
男は私の体へナイフを向けると、そのまま勢いよくローブを切り裂いていく。
突然の出来事に絶句する中、男は慣れた様子で布を切り刻んでいった。
どんどん切り刻まれていく様子に、ようやく我に返ると、私はガタガタと激しく椅子を揺ら抵抗をみせる。
「やめなさいっ、いやぁ、……っっ」
「おい、動くなよ。手元が狂ってあんたのスベスベな肌を傷をつけたくねぇからなぁ~」
肌に冷たいナイフが触れると、私は体を強張らせた。
「いい子だ~、そのままじっとしてろよ」
ビリビリとの音と共にローブが切り裂かれ、次第に肌が露わになってくると、私の体がガタガタと震え始める。
怖い……、逃げたい……、魔法……魔法を……。
震える体の中、必死に魔力を探してみるが、やはり何も感じることが出来ない。
どうして……、いや、いや、いやあああ!
もう着ることが出来ないほどにズタズタにローブが切り裂かれると、身ぐるみを全てはがされ、一糸まとわぬ姿にされていく。
恐怖に体が強張る中、男はあらわになった胸を鷲掴みにすると、私は鈍い痛みに顔を歪めた。
「やぁっ、いたぁっ……んんっ」
「へぇ~、中々立派なもんを持ってんじゃねぇか。張りもある……やっぱり若い方がいいなぁ」
揉みしだかれる胸に体がビクビク自然と反応する中、私は負けじと必死で彼を睨みつける。
そんな私のようにイーサンはニヤリと笑うと、胸の突起をペロリと舐めた。
「ひぃっ、いやぁっ、あぁん」
「感度もいいなぁ~、これは楽しめそうだ」
痺れるような感覚に、思わず体を大きく跳ねさせると、ガタガタガタッと椅子が激しく揺れる。
このままじゃダメよ、どうにかして逃げないと……。
でもどうやって……、魔法さえ使えれば……。
ダメ元で指先に魔力を集めようとしてみるが……やはり何の変化もない。
ロープから抜け出そうと身をよじらせてみるも……硬く結ばれたロープは、やはりビクともしなかった。
「ははっ、無駄な抵抗はやめろ。体に傷がつくだろう~。ここで魔法は使えねぇ。この部屋一体に魔法を封じる陣を描いているからな。そのロープも、あんたには切れねぇよ。あんたはこの部屋の中じゃ、只の非力な女だからなぁ。あの時のようにはいかねぇぜ」
クツクツと笑みを浮かべる男の姿に目を大きく見開く中、突きつけられた事実に小刻みに体が震え始める。
徐々に鼓動が早くなっていくと、恐怖感が全身を包み込んでいった。
抑える事も出来ないほどに体が震え、手足が冷たくなっていく。
嘘でしょう……このまま……。
……っっ、ダメ……落ち着きなさい。
怖がってはいけないわ、相手の思うつぼ……。
私は必死に顔を上げると、虚勢を張るように男をキッと強く睨みつけた。
「さぁ、どうする?さっさと話すか……。その目は、まだ話す気はなさそうだなぁ。俺はイサファミリーのボス、イーサンだ。ほら、俺の名前を呼んで助けを乞え、言えば優しくしてやるぜ」
「誰が……あんたなんかに……っっ」
震える唇を必死に持ち上げ、そう強く言い放つと、イーサンはニヤリと口角を上げると、私の脚を大きく開いた。
必死に脚を閉じようとするが……男の力に敵うはずもない。
そのまま股の間へ体を入れると、先ほどよりも益々身動きが取れなくなっていく。
いやっ、いや……、どうしてこんな事に……。
太い大きな手が太ももにくいこむ中、私は必死に足をバタつかせ抗っていた。
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