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11.(R18ここまで)
しおりを挟む指が更に奥の壁を押し込む。
そこも触られるとじんわりとした深い快感が襲って来て、体がビクビク跳ねた。
「この細長いシコリは精嚢かなぁ。さっき前でイった時あんまり精液出なかったくせに、こっちも触って欲しそうにプリプリしたのが浮き出てる。オスとして頑張るよりメスになりたいって。」
形を確かめるようにゾリゾリとシコリを撫であげているようで、断続的な快感がそこからジンジンと湧き上がって体を支配した。
「ひっ……ひぅっ……あ゛あっ、…あっ、かひゅっ……」
「ほーら、聞いてる?ちゃんと覚えないと、自分で動く時に気持ちいいとこに当てられないよ?麟太がメスになるとこは、こーこ。」
バラバラに動く指が、2つのシコリを同時に押して振動する。
「あ゛あ゛あ゛ンっっっ!」
中の快感が頭までぶわっと突き抜けて体が絶頂感でいっぱいになった。
真っ白な思考の中麒臣君が頭を撫でてくれるのだけ感じられて更に幸せな気持ちになる。
「ちゃんとメスイキできて偉いね。今みたいに気持ちよくなって、私をいっぱい味わって。」
崩折れかけていた足をぐっとあげ直されて、まだヒクヒクしてる穴に熱いものが当てられる。
ぐぷぶぷっ、ずちゅっ……
「はぁっ……あちゅ、ぃぃ…」
熱い塊を打ち込まれて思わず体が逃げる。
「大丈夫、力抜いて。」
あやすように震える太ももや腕を優しく撫でてくれるのに、中を突き進むものは全く容赦がなく犯してくる。
「あああっ……まだ、っはぁっ…はいってくりゅぅ……」
擦られると痺れる中を、さっきの二箇所のシコリも含めて目一杯擦って入り込んでくる衝撃に意識が飛びそうだ。
「うん。いっぱいくっついてられて嬉しいね。」
「あぁ゛っ、もっ、ごりゅごりって……またキちゃっ……ん゛ん゛ん゛ぉっ!」
ずちゅんっ、と最後に一突き埋め込まれてようやく挿入が終わった。
同時に圧迫に耐えきれなかったシコリが悲鳴をあげてまた絶頂する。
絶頂による収縮で中を締め付けると、またシコリが強く押し込まれて続けざまに高みに押し上げられた。
「っはぁっ……やっぱりイった時の中のうねりヤバぁ……私も入れただけでイくとこだっ……っ!?……んっ、麟太、またイっちゃったの?」
続けてイった事で更に中が狭くなり、麒臣くんの剛直に2つのシコリがぎゅうぎゅう抱きついた。
「あっ…中、ずっと、めしゅのとこ……ごりゅごりゅ…してうっ……やらっ、も゛っ……イぎたぐなっ…あ゛ぅ゛っ……お゛ぉ゛ンっ………」
「麟太っ待てっ流石に私も次は耐えられなっ……くぅっ……」
麒臣君の精子がドピュドピュ出てるのを感じながら迎えた絶頂は、今日1番に深かった。
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