きみにより 思ひならひぬ 世の中の 人はこれをや 恋といふらむ きゃ♡
きみにより 思ひならひぬ 世の中の 人はこれをや 恋といふらむ きゃ♡
きみにより
はじめて胸が跳ねたの
知らなかった鼓動が
窓ガラスを叩いてくる
放課後の廊下
制服の袖が触れただけで
景色が一度止まる
わたし、いま
世界の温度まで
変わってしまった
思ひならひぬ
こんな感情に
慣れなんてあるはずなくて
名前をつけられないまま
ノートの片隅が熱くなる
きみが笑うと
空気が全部、色づいて
言葉より先に
こころが震える
世の中の人は
これを「恋」と呼んでいたの?
そうなら
いまのわたしは
まさにそのど真ん中
胸が痛いほど
甘くて苦くて
でも逃げたくない
きゃ♡――なんて
自分で思って
また頬が赤くなる
ねえ、知らなかったよ
「恋」は
声を出さずに叫ぶものだったんだ
教室の窓に
夕日が沈んでいく
わたしは
初めて手帳に書く
きみにより
わたしは恋を知りぬ。
きみにより
はじめて胸が跳ねたの
知らなかった鼓動が
窓ガラスを叩いてくる
放課後の廊下
制服の袖が触れただけで
景色が一度止まる
わたし、いま
世界の温度まで
変わってしまった
思ひならひぬ
こんな感情に
慣れなんてあるはずなくて
名前をつけられないまま
ノートの片隅が熱くなる
きみが笑うと
空気が全部、色づいて
言葉より先に
こころが震える
世の中の人は
これを「恋」と呼んでいたの?
そうなら
いまのわたしは
まさにそのど真ん中
胸が痛いほど
甘くて苦くて
でも逃げたくない
きゃ♡――なんて
自分で思って
また頬が赤くなる
ねえ、知らなかったよ
「恋」は
声を出さずに叫ぶものだったんだ
教室の窓に
夕日が沈んでいく
わたしは
初めて手帳に書く
きみにより
わたしは恋を知りぬ。
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