天空の女神

文化人類学者のイチロウはジャングルの中に住むリソ族の村に住みこんで、調査研究をしている。

そこで女装の呪術師で、30歳近いのに十代半ばの美少年に見えるキユという青年に出会う。

キユの家で暮らしているうちに、キユの瓜二つの妹シアラとの間にほのかな恋心も芽生える。

ある日、他の村の調査から帰ってきたイチロウが、久しぶりにリソ族の村に戻ってくると、いつもは一番に出迎えてくれるキユの姿が見えない。

シアラによると、キユは自室に閉じこもっているという。

ここのところキユは一日中、鏡を眺めて過ごし、自分の美しい姿にみとれているというのだ。

キユの部屋を訪ね、イチローが鏡を見ているキユをからかうと、キユは自分は別に自分にみとれているわけではないという。

彼は鏡を使って、女神とつながる術を練習していたのだ。

そんなキユの語る女神とは……?
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