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163話 リリスの家①
しおりを挟む部屋の中に入りソファーに座ると、リリスと母親が飲み物とお菓子を運んできた。
テーブルに置き、リリスはなつめの横に座った。
4人が揃ったところで。
「はじめまして。リリスさんとお付き合いをさせていただいてます、、月森なつめです。
よろしくお願いします。(箱を取り出し)こちらは、つきがさ町の和菓子です。どうぞ、受け取って下さい。」とテーブルに置いた。
「まぁ~ありがとうございます。リリスが帰って来る時に、
町の和菓子を買ってきてくれるんですよ。エルフの森には、ない物なので~いつも楽しみにしているんですよ。とても嬉しいですわ。」と喜んで受け取ってくれた。
「お母さんたら~でも、町の和菓子は見た目もキレイで美味しいわよね。飾っても良いぐらいよ。」
2人で盛り上がっていた。
リリスの母が「こちらのお菓子と飲み物は、エルフの森で日常的な物です。お口にあえば良いんですが~どうぞ。」
お菓子は豆のような感じで、飲み物は色は緑だった。
なつめは「ありがとうございます。いただきます。」と。
ひと粒口に入れモグモグ(豆だな)
飲み物もゴクゴクと飲んだ(少し苦いが、日本茶に似ているな。)
「私達がいた国のお茶に似ていて、美味しいですよね。」と
言った。
「まぁ~そうなの。今度、そちらのお茶というのを飲んでみたいわね。」
「商店街にお茶屋があるので、次回もってきますね。」
「まぁ~ありがとう。楽しみにしているわ。」
なんだか和気あいあいと、会話を始めたところに、リリス父が「会話が弾んでいるのは、良いことなんだか。まずは、私達も自己紹介しないとな。」
「あ、そう、そうよね。忘れていたわ。ごめんなさいね。」
リリス父は、やれやれウッカリだなぁ~と自分の方に引き寄せていた。
「ごめんなさい。なつめさん」
なつめは、良い家族だなぁ~と感じていた。
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