~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活～

259話

「イリスが。イリスがここに来たのか。ここは、俺と父さん以外は立入禁止にしていたはずだ(怒)お前は何を知っている。」

女性の使用人は震えながら

「イリス様達が入ってこられ、私は直ぐに眠気におそわれ、その後の事はわかりません。
申し訳ございません。」

「ルアンよ。気持ちはわかるが、まずは婚礼の宴を終らせるぞ。その後、イリスに話を聞くのだ。顔のお披露目を中止にする。体調不良でよかろう。民には、今回の事がバレないようにしなくてはならない。ルアン。ひとまず怒りをセーブしろ。
次の長になる者として、表に出さないことも必要だ。」

渋々「わかりました。父さん」

「早く終わらせに行こう。」
　　　　　　と会場に戻った。

宴に戻り、花嫁は体調を崩したと伝えると残念がっていた。

第一夫人シュナと第二夫人リビは、心配をしていた。

イリスは、まだ頭がぼーっとしていた。

なんとか宴が終わり民が帰ると、ルアンはさっきまでの顔つきが変わり、イリスの腕を強く掴み「イリス。テレーネをどうした？お前はなにをした？早く言え(怒)」と強い口調で言った。

イリスは怯えながら
「私は、私は知らないわ。」

「嘘をつけ。」更に力を入れた

イリスが「痛い。痛い。止めて。」

「ルアン。少し落ち着きなさい。わしが聞いてみよう。ここではなんだしな。まずは～家に帰ろう。」

「はい。イリス(怒)こい」

「はい。」と泣きながら、下をむきながら歩いた。

第二夫人のリビは、イリスの様子を見て心配をした。