~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活～

384話 ドワーフの村

バス風は目的地に到着した。

先にファイとコールトが降りた。続いてみんなが降りてきた。

風真が「わぁ～ここがドワーフの村かぁ～。期待を裏切らないイメージ通りの村だな。」

「そうだな。たくさん建物がたっているな。煙突？から煙が出ていて、作業している感じだよな。興奮する。」

「そうだなぁ～。ワクワクするよなぁ～。」

「３人とも。興奮するのもわかるけどさぁ～。時間がなくなるから、早く村の中に入ろうぜ。」

「ごめん。ごめん。海音ついな。」

ファイが「みんな。こちらに集まるのじゃ。」と呼んだ。

「「はい。」」と急いで呼ばれた方に行った。そこには、大きくて立派な木が生えていた。

「この木はな。わしたちドワーフの村の神木なのだ。まずは、この神木に挨拶をしてから案内をしよう。」

ファイが神木に額をつけ目を閉じ、両手を添えながら
「神木様。今日は我が村に、つきがさ町からお客様が参りました。受け入れの許可を。そして安全に過ごせるように、お守り下さい。」と少し後ろに下がりコールトと一緒に一礼をした。

みんなも「「よろしくお願いします。」」と一礼をした。

すると。葉がカサカサと返事をしたように揺れた。

ファイが「さぁ～許可がおりたぞ。みんな行くぞ。」

「「はい。」」

川澄が「不思議な事もあるんだな。細雪様に報告しないとな。きっと興味を持つだろうな。霧生が大変そうだな。」ため息をつき歩き出した。

風真がふと何かを感じた。
振り向き神木を見ると、女性？の姿が見えた。
そして目が合ったが、ふと消えてしまった。
ぼーっとしていると
れんが「行くぞ。」と声をかけた。

(あれはなんだったんだろう？？)

「あ。今行くよ。待ってくれよ～。」急いで追いかけた。