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446話
しおりを挟む鑑定士が3人現れたので驚いた。
「まとめて鑑定した方が早いと思ったので、3人依頼したんですよ。さぁ~こちらに。」
黒いローブ姿で、フードを深くかぶっていた。
(さすが金持ち。一人でも高いのに。)
「それでは鑑定を始めます。
男性3人は、相手の女性の左側に立って下さい。」
行こうとしない3人に
「早く行きなさい。」
「さっさと行け。」と言われて、しぶしぶ女性の左側に立った。
両親達は、やっと誰が相手かわかった。
「それでは、始めます。」
鑑定士は、左手を女性のお腹に。右手を男性のお腹に当てた。そして。何か呪文のようなものを唱えると。同じ色の光が現れた。
○長女コトとセツは青色
○二女キナとハイロは黄色
○三女フウとグリスは赤
「同じ色でしたので、お腹の子の父親です。」
「そんなわけないだろう?そうなるようになっているんだろう。イカサマだ。俺達は帰る。」
「ハァ~。それなら相手を変えてやりましょう。お願いできますか?」
「いいですよ。たまに認めたくなくて、再度やる事もあるので。」
違う相手で同じ事をしても、なにも反応がなかった。そして。相手同士でやると、同じ色が現れた。
3人はぶつぶつ言っているが、ゲイルは鑑定士
「ありがとうございました。」
(これは今回の料金です。)
どっしりした袋を渡した。
鑑定士は受け取り
「それでは、失礼します。」と帰って行った。
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