~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活~

クラゲ散歩

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462話 番解除①

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四人が獣人の村に到着すると、ファストが待っていた。

そして花雪に「弟のセツが迷惑をかけた。すまない。俺の考えが甘かった。」と頭を下げられた。

「ファスト様のせいでは、ないです。でも。怖かったので二度とないように、お願いします。」

「わかった。花雪~ありがとう。それでみなさん。セツ達は宿屋風に集まっていましす。実は~セツ達が問題を起こした事で、危機を感じて話し合いをしたのさ。その結果だが~解除したらそのまま、婚礼の儀式をする事になったんだよ。嫌かも知れないが、相手側とハイロとグリスもいるのだ。すまない。」

「証人になるので、かまいませんよ。相手も安心するでしょうし。さっさと番解除をして、
グロウの元に帰ります。」

「ははは。花雪らしいな。」

「本当だな。」

「どういう意味ですかぁ~。も~あ。朝月さんも笑ってないでくださいよ。みんな酷いなぁ~。」

みんなで食堂に向かった。

テーブルの配置が、また変わっていた。長いテーブルが向かい合わせあり、真ん中の空間をお互いに見ている感じに、セツ達とその両親。ゲイル達は座っていた。

花雪達は真ん中の空間に立ち。
花月と遠野が説明を始めた。

それを聞いたセツがイスから立ち上がり「ふざけるな。俺はそんな薬など飲まないぞ。花雪も一緒に、結婚すれば良いだろう。」

「嫌よ。グロウをあんな目に合わせたあなたとなんて、一緒にいたくもないわ。それに。あなたの妻になるコトさんと、生まれてくる子供に失礼よ。」

(あら!あの花雪という方。
しっかりしているわね。仕事もしてくれそうだし、なんなら一緒でもいいわねぇ~セツより役に立ちそうだわ。)

(姉様。気に入ったみたいだけど。無理だと思うわよ。相当嫌っているし、相手がいるみたいだし。それに~ほら見て。一緒に来た人達。なにか察したのかこちらを見ているわよ。少し寒気も感じるし、あれは逆らってはいけない人たちよ。)

(そうね。ま。仕方がないわね。)



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