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第十五話:ヴァイスハルトの底力
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私の演説の翌日から、ヴァイスハルト領は、かつてないほどの活気に満ち溢れていた。
領民総出での、一大プロジェクトが始まったのだ。
まず、アレクシス様が解放を命じた城の東側の土地に、簡易的な温室(ビニールハウス)を、次々と建設していく。
ビニールなどないこの世界で、私が代用品として提案したのは、『スライムの粘液を薄く引き伸ばして乾燥させた膜』だった。
幸い、このあたりの森には無害なスライムが大量に生息しており、討伐ついでに素材を確保することができた。
この半透明の膜は、保温性と保湿性に優れ、温室の資材として、驚くほどの効果を発揮した。
男たちは、森で木を切り出し、温室の骨組みを組み立てる。
女たちは、スライムの膜を作り、それを骨組みに貼っていく。
子供たちでさえ、石を拾い集め、畑の土壌を整備する手伝いをした。
そして、その中心には、常にアレクシス様の姿があった。
彼は公爵という身分でありながら、ためらうことなく自ら鍬を手に取り、領民たちと共に汗を流した。
泥だらけになりながら、硬い土を耕すその姿に、領民たちの士気は、日に日に高まっていった。
「公爵様が、俺たちと一緒に働いてくださる!」
「こんなありがたいことはねえ!」
「絶対に、この土地を豊かにしてみせるぞ!」
私も、ゲオルグさんや厨房のスタッフたちと共に、食料の管理と、新しい料理の開発を担当した。
地下貯蔵庫から見つかった未知の穀物や豆を使い、どうすれば美味しく、そして栄養価の高い料理が作れるか、毎日試行錯誤を繰り返す。
大規模な炊き出しを行い、働く領民たちに温かい食事を振る舞うのも、私たちの重要な仕事だった。
「奥様の作る飯は、やっぱり最高だぜ!」
「これを食うと、力が湧いてくる!」
皆の笑顔が、私の何よりの原動力だった。
この領地の人々が、こんなにも温かく、力強い人たちだったなんて。
私は、このヴァイスハルト領が、心の底から好きになっていた。
プロジェクトが始まって、二週間が過ぎた頃。
私たちの努力が、最初の『形』となって現れた。
温室の中に、小さな、緑色の双葉が、一斉に顔を出したのだ。
それは、地下貯蔵庫から見つかった、寒さに強いという未知の豆の芽だった。
「……芽が出た」
誰かが、そう呟いた。
その声に、温室にいた全員が、息を呑んで、その小さな命を見つめる。
それは、あまりにもか弱く、しかし、力強い、生命の輝きだった。
この厳しい北の地で、冬を目前にして、新しい命が芽吹いている。
それは、奇跡以外の何物でもなかった。
「やった……! やったぞぉぉぉ!」
一人の男が、天を仰いで雄叫びを上げる。
それを合図に、わあっと歓声が上がった。
皆、互いに肩を叩き合い、抱き合い、涙を流して、その奇跡の誕生を喜んだ。
私も、アレクシス様と顔を見合わせ、心からの笑みを交わした。
彼の青い瞳が、夕陽に照らされて、きらきらと輝いている。
「やったな、リナ」
「はい……! やりましたわ、アレクシス様!」
私たちの小さな勝利。
だが、それは、この領地の未来を照らす、大きな大きな一歩だった。
一方、その頃。
隣接するゲルラッハ辺境伯の館では、当主であるゲルラッハ卿が、苦虫を噛み潰したような顔で、報告を受けていた。
「なんだと!? ヴァイスハルトの連中が、自給自足の体制を整え始めただと!?」
「は、はい。城の地下から、大量の備蓄食料を発見したらしく……。さらに、例の王都から来た女の主導で、新しい農法を始めているとのこと。領民の士気は、かつてないほど高まっていると……」
「馬鹿な! あの痩せた土地で、作物が育つはずがないだろうが!」
机を叩き、怒鳴り散らすゲルラッハ卿の隣で、娘のマルティナが、扇子を苛立たしげにパタパタとさせていた。
「お父様、ご心配なく。あんな付け焼き刃の計画、すぐに破綻しますわ」
「だが、マルティナ……」
「経済的な締め付けが効かないのなら、もっと直接的な方法を使えばいいだけの話ですわ」
マルティナの瞳に、暗く、冷たい光が宿る。
その光は、以前リナに向けられたものよりも、さらに危険で、狂気に満ちていた。
「あの女も、新しくできたという温室も……すべて、燃やしてしまえばいいのです」
「なっ……! お前、正気か!? それは、もはやただの妨害ではない! ヴァイスハルトへの、明確な武力攻撃と見なされるぞ!」
「あら、誰がやると言いましたの? 冬が近づけば、仕事のなくなった荒くれ者や、盗賊がうろつき始めるでしょう? 彼らが、たまたま、ヴァイスハルトの温室に火を放った。……ただ、それだけのことですわ」
娘の恐ろしい計画に、ゲルラッハ卿は言葉を失った。
嫉妬と憎悪は、彼女を、もはや人の道を踏み外すことさえ厭わない、怪物に変えてしまっていた。
ヴァイスハルト領に、新たな、そして、より悪質な脅威が、静かに、しかし、確実に迫っていた。
芽生えたばかりの小さな希望を、根こそぎ焼き尽くそうとする、悪意の炎。
その炎が、すぐそこまで迫っていることに、まだ誰も気づいてはいなかった。
収穫への期待に胸を膨らませる領民たちの、幸せな笑顔の上を、不穏な暗い雲が、覆い尽くそうとしていた。
領民総出での、一大プロジェクトが始まったのだ。
まず、アレクシス様が解放を命じた城の東側の土地に、簡易的な温室(ビニールハウス)を、次々と建設していく。
ビニールなどないこの世界で、私が代用品として提案したのは、『スライムの粘液を薄く引き伸ばして乾燥させた膜』だった。
幸い、このあたりの森には無害なスライムが大量に生息しており、討伐ついでに素材を確保することができた。
この半透明の膜は、保温性と保湿性に優れ、温室の資材として、驚くほどの効果を発揮した。
男たちは、森で木を切り出し、温室の骨組みを組み立てる。
女たちは、スライムの膜を作り、それを骨組みに貼っていく。
子供たちでさえ、石を拾い集め、畑の土壌を整備する手伝いをした。
そして、その中心には、常にアレクシス様の姿があった。
彼は公爵という身分でありながら、ためらうことなく自ら鍬を手に取り、領民たちと共に汗を流した。
泥だらけになりながら、硬い土を耕すその姿に、領民たちの士気は、日に日に高まっていった。
「公爵様が、俺たちと一緒に働いてくださる!」
「こんなありがたいことはねえ!」
「絶対に、この土地を豊かにしてみせるぞ!」
私も、ゲオルグさんや厨房のスタッフたちと共に、食料の管理と、新しい料理の開発を担当した。
地下貯蔵庫から見つかった未知の穀物や豆を使い、どうすれば美味しく、そして栄養価の高い料理が作れるか、毎日試行錯誤を繰り返す。
大規模な炊き出しを行い、働く領民たちに温かい食事を振る舞うのも、私たちの重要な仕事だった。
「奥様の作る飯は、やっぱり最高だぜ!」
「これを食うと、力が湧いてくる!」
皆の笑顔が、私の何よりの原動力だった。
この領地の人々が、こんなにも温かく、力強い人たちだったなんて。
私は、このヴァイスハルト領が、心の底から好きになっていた。
プロジェクトが始まって、二週間が過ぎた頃。
私たちの努力が、最初の『形』となって現れた。
温室の中に、小さな、緑色の双葉が、一斉に顔を出したのだ。
それは、地下貯蔵庫から見つかった、寒さに強いという未知の豆の芽だった。
「……芽が出た」
誰かが、そう呟いた。
その声に、温室にいた全員が、息を呑んで、その小さな命を見つめる。
それは、あまりにもか弱く、しかし、力強い、生命の輝きだった。
この厳しい北の地で、冬を目前にして、新しい命が芽吹いている。
それは、奇跡以外の何物でもなかった。
「やった……! やったぞぉぉぉ!」
一人の男が、天を仰いで雄叫びを上げる。
それを合図に、わあっと歓声が上がった。
皆、互いに肩を叩き合い、抱き合い、涙を流して、その奇跡の誕生を喜んだ。
私も、アレクシス様と顔を見合わせ、心からの笑みを交わした。
彼の青い瞳が、夕陽に照らされて、きらきらと輝いている。
「やったな、リナ」
「はい……! やりましたわ、アレクシス様!」
私たちの小さな勝利。
だが、それは、この領地の未来を照らす、大きな大きな一歩だった。
一方、その頃。
隣接するゲルラッハ辺境伯の館では、当主であるゲルラッハ卿が、苦虫を噛み潰したような顔で、報告を受けていた。
「なんだと!? ヴァイスハルトの連中が、自給自足の体制を整え始めただと!?」
「は、はい。城の地下から、大量の備蓄食料を発見したらしく……。さらに、例の王都から来た女の主導で、新しい農法を始めているとのこと。領民の士気は、かつてないほど高まっていると……」
「馬鹿な! あの痩せた土地で、作物が育つはずがないだろうが!」
机を叩き、怒鳴り散らすゲルラッハ卿の隣で、娘のマルティナが、扇子を苛立たしげにパタパタとさせていた。
「お父様、ご心配なく。あんな付け焼き刃の計画、すぐに破綻しますわ」
「だが、マルティナ……」
「経済的な締め付けが効かないのなら、もっと直接的な方法を使えばいいだけの話ですわ」
マルティナの瞳に、暗く、冷たい光が宿る。
その光は、以前リナに向けられたものよりも、さらに危険で、狂気に満ちていた。
「あの女も、新しくできたという温室も……すべて、燃やしてしまえばいいのです」
「なっ……! お前、正気か!? それは、もはやただの妨害ではない! ヴァイスハルトへの、明確な武力攻撃と見なされるぞ!」
「あら、誰がやると言いましたの? 冬が近づけば、仕事のなくなった荒くれ者や、盗賊がうろつき始めるでしょう? 彼らが、たまたま、ヴァイスハルトの温室に火を放った。……ただ、それだけのことですわ」
娘の恐ろしい計画に、ゲルラッハ卿は言葉を失った。
嫉妬と憎悪は、彼女を、もはや人の道を踏み外すことさえ厭わない、怪物に変えてしまっていた。
ヴァイスハルト領に、新たな、そして、より悪質な脅威が、静かに、しかし、確実に迫っていた。
芽生えたばかりの小さな希望を、根こそぎ焼き尽くそうとする、悪意の炎。
その炎が、すぐそこまで迫っていることに、まだ誰も気づいてはいなかった。
収穫への期待に胸を膨らませる領民たちの、幸せな笑顔の上を、不穏な暗い雲が、覆い尽くそうとしていた。
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