君の敵は僕の傷

根っこは優しい不器用な不良×闇深あざとい猫かぶり



 誰よりも愛を望む少年──柿原は、小動物のような愛嬌と独自の処世術を駆使して広い人脈を手に入れてきた世渡り上手。
 ひょんなことから肉食獣のような不良の後輩──天野に懐かれて、軽い気持ちで接していくうちに柿原も天野に惹かれていく。

 けれど互いの気持ちが近くなる度に壁を作ろうとしてしまう。

「君にはもっと良い人がいる。こんな傷だらけの俺なんかよりも……」

 切望している愛を拒むほど臆病になってしまったのは体の傷のせいか、それとも心の傷のせいなのか。
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