快擽クラブ

実田 苗子

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ランニングスパッツの尻


 一部屋に一人、拘束された見目麗しい女性が配置されており、客は女性を擽り、愛撫して楽しむ。
 挿入や奉仕させることは一切禁止、肌に触れるのは入店時に渡されるサテンの手袋越しに、道具の貸し出しはあるが、どれも肌を傷つけない物ばかり。

 客が扉を開くと、そこには、頼んだ通りうつ伏せで拘束されている、生地の厚いTシャツとランニングスパッツに身を包んだ、無愛想な美女がいた。

「…………………………」

 グレーのスパッツに包まれた尻は柔らかく丸く、うつ伏せの状態で潰された、Tシャツの隙間から覗く胸はそこそこ大きい。
 動くことが出来ないよう、ピンと張られてベッドの下に繋がれた両腕と、真っ直ぐ伸ばされた両脚。恵まれた肢体を持つ彼女は、己に触るため、近くに寄ってきた客を睨みつけた。

「…………ッ!」

 客はそれに反応する事なく、彼女の膝裏辺りに腰を落とし、サテンの手袋に包まれた両手を、彼女のランニングスパッツに包まれた尻の上に置いた。

「っ、」

 そのまま、お尻の表面を触れてるか触れていないかの距離で撫で回し、尻の割れ目から尾骶骨のラインをつぅぅうっとなぞり上げる。
 無愛想な彼女は、お尻の筋肉をビクビクと痙攣させたり、小さく逃げるようにフリフリと振ったりと忙しなく腰を動かす。

「ンッく……ふ、ぅっ!………ンん゛ッ!!」

 歯を食いしばり、枕に顔を埋めながら見えない自分のお尻へと襲いかかる、少しエッチでとてもこそばゆい刺激に耐えている彼女。
 その表情は怒っているようにも、どこか興奮しているようにも見え、そんな彼女の突き出されたお尻に客は両手の指を全て添えると、遠慮なくこちょこちょとくすぐりまわした。

「ふはっ!?はっ、はっ!ぁっ!ゃっ!はふっ!!」

 全体をまんべんなくくすぐり、上から下へこしょこしょと指を動かしながら下がってきたかと思えば、今度はお尻と太ももの境い目をしつこくくすぐる。
 下尻のラインから上に向かって指を動かし、それぞれ五本の指でバラバラに撫で上げながらくすぐる。するとランニングスパッツに包まれた彼女のお尻は、まるで飛び上がるように上下にプルプル跳ね逃げた。

「いひひはひひッ!きひっ!?ァッであっふふふぁっ!!ひっ!くひひひひっ!!」

 くすぐりによってキュッと力が入ったところをほぐすように、柔らかなお尻を指全体を使って円を描くように撫で回す客。
 彼女の尻は、与えられるくすぐったさと、いいように弄ばれる屈辱でプルプル震えていた。うつ伏せになって表情こそ見えないものの、彼女の耳も頸も、羞恥で真っ赤に染まっている。

「ふぁっふ、く、ふ、くぴっ!ひ、く、く、くく、ふふふふはっ!ひ!ぃへへぁっ!ァッ!ぁぅっ」

 次に客の指先が彼女の尻の上でやり出したのは、膝小僧におこなうような「集合・解散くすぐり」のようなもの。
 両手を大きく開き柔らかな尻の上に置くと、ぴくんっ!と人間に跳ね、指がお尻の頂点に向かって指を集合させ、爪を使って頂点から五指を広げて解散させると、ゾワゾワ感がたまらないのかイヤイヤするようにランニングスパッツの尻が揺れる。

「ハッ!はーーー……ァッ!ふ、く、ふぁっ♡ぁっ、ふ、ひ、ひ、ぁはぅ…………ッッ♡♡」

 集合させ切らずに何度もお尻の外側を責めたり、解散させ切らずにしつこく頂点をくすぐるとくすぐったさが強いのか、我慢できないといった様子で柔らかで張りのあるお尻が上下に揺れる。
 その様は、まるで彼女の代わりにどうかやめてくださいと懇願しているような震え方だった。

「ぁっふふふふふふふふふふふふふっ……!ぃぃうっ♡ぃやっははくぅぅぃぃぁっ……!!」

 くすぐりに飽きたらプリっと可愛らしい感触を堪能するように、客の手で遠慮なく撫で回され、割れ目の部分をそのすじにそって指先で上下になぞられ、力が入って指を捕まえるのを何かのオモチャとして楽しんでいるような責めを続ける。
 彼女が屈辱的なその責苦から逃れようとお尻をふりふりと激しく振る姿は、図らずも扇情的な仕草として、客の目を喜ばせる踊りとなっていた。

「ァッは!ひ、ははっ♡ァッ♡いひひひひっ、フヘッへっ、ふっ、ぅはっ!ふふふふふぅっ…!!」

 さわさわと撫でまわすようにくすぐられれば性感混じりの声で笑い、ツボに指を押し込まれるような刺激には大爆笑し、尻穴をほじくられ下品に笑う。
 その中でも尻たぶの下内側を丹念にくすぐられると、下半身全体から力が抜けて、尻全体がふるふると耐え震えた。

「ぉっひひひひひひひい……ッ♡ひぎゃっ!?あはははァッ!!やっめへへへほお゛ッ!?ぉ゛ほっ!ほへへへああ゛あ゛ッ♡♡ァッ♡やッ♡やはァッ♡ァッん……♡♡」

 無遠慮にまぁるい尻を責めまわされ、顔を真っ赤にしながら頭を左右に振り乱す彼女。耐え難い擽感が尻から背筋を通って肩、頭のてっぺんまで休むことなく這い上がってくる。
 客のサテンの手袋越しの手は、場所や触り方を変えながら彼女の尻に指を躍らせ続けた。蟻の戸渡に近い場所を引っ掻き荒らし、盛り上がった柔らかな丘をふにふにと弄び、太股と尻の境目をなぞりあげ、肉を掴んで拡げ、尻の割れ目の少し内側で指をこしょこしょと遊ばせる。

「あ゛ッ!?ひぃ、あっはははァッひゃぁぁんっ!?イヤ、ッそこっ!いやぁああああぁぁあっはははっ!!やめへっ!もおらめっ!!おしりくすぐっちゃやだぁぁあっはははははははッ!!?ッんひぃいい!!?ダメそこはぁあひゃふひゃはははははッッ!!やだッやだぁああああッ!!ンぁっ♡ひぅっ、ひゃふふふふァァッ!!」

 どの刺激も彼女にとっては地獄の責苦のようで。一つ一つの指の動きに目を見開き、涎を口の端から垂らし枕を汚しながら爆笑するしかできない。
 敏感な尻を好き勝手に弄り回され、ただ肩を震わせ背中を反らせ、腰を跳ね上げて笑い狂うことしか出来ない。呼吸を荒くしながらも、時間まで耐えようと決意し、彼女が息を吸った途端、尻をムニュっ♡と鷲掴みにされた。

「ひゃんッ♡♡」

 そのままの感触を確かめるように優しく、激しくとしつこく揉まれ、左右に尻肉を広げられる。
 しばらく揉み心地を堪能されたあとは、ランニングスパッツの尾骶骨側から指を二本忍び込まされ、パンツをキュッ♡と割れ目に食い込むように引っ張られた。

「えっ!?なッ!!?」

 守るものが一枚減った尻の上で客の指が踊り、激しいくすぐったさに腰も背中も、拘束された足首も跳ねた。
 微かに浮かせられる腰だけが情けなくヘコヘコ♡と上下にくねり逃げるが、そんな抵抗は意味が無いとばかりに客の手が追尾し、しつこく敏感な彼女の尻をくすぐり続ける。

「んひひひひひひひぁはぁっ♡いやっ♡♡いひひひひひひッッ♡おしりやらぁああああッッ♡♡」

 口の端からは涎が溢れ、枕をびしゃびしゃに濡らし続ける、彼女の目は潤み、首を振るたび涙が溢れ、首までくすぐったさで真っ赤にした顔を汚れた枕に擦り付け続けた。
 敏感なお尻をくすぐられるのが本当に恥ずかしくて、いやらしい動きを見て欲しくなくて、ひたすらくすぐったくて、これ以上は、と、彼女がベットの端に爪を立てたその時。

「ん゛ァ゛ッひぃ!!?しょこやだっ♡♡あひゃひゃひゃひゃひゃぁっ!!なんれッ!なんれえっ!!らめぇえええええッッ♡♡♡」

 パンツを引っ張り上げられ、少しヒヤリとしたものが肌に触れたかと思うと、パンツが切られ引き抜かれた。
 引き抜かれた瞬間から直ぐに布一枚隔てただけの尻穴をこしょこしょと♡とくすぐられ始める。ほんの少し指が動くだけなのにたまらなくくすぐったく、彼女の尻がいっそう激しくベッドの上に打ち付けられる。

「しぬっ♡しんじゃうううううふふふふふふッ!!?ふひぃ♡♡あひひひひひひひひひひィッ!!」

 尻穴から手が離されたかと思えば、息を整える暇もなく無防備な尻肉を鷲掴まれる。

「うひゃあッッ♡」

 そのまま激しくほぐすように揉まれ、身体の芯まで響くようなくすぐったさに襲われる彼女。
 ランニングスパッツに包まれた脚を閉じようとしたが、客の膝が太腿の間に捩じ込まれ、少し脚を開いた状態でこれ以降の責苦を受けなければならなくなった。

「やだッッ♡いやぁだぁあッ♡とじ、とじれにゃいッ♡♡あしっ♡とじれにゃいのぉおおおほほほほほほっ♡いひゃぁあ゛ッ♡おひょひょひょひょひょっっ♡♡ぉおおおお゛お゛ッ♡♡♡」

 強いくすぐったさに混乱し、品の無い笑い声を披露してしまう彼女。ランニングスパッツに包まれた尻の谷間に汗が滲み、そこだけ色が濃くなる。
 恥ずかしい格好で無様に笑わされて辱められ、客を睨む余裕も無い。彼女の尻の中で、一番くすぐったい箇所に客の指が食い込む。
 瞬間、悲鳴が上がった。

「ひ─────……ッ♡♡♡♡」

 指が離れ、彼女の反り切った背中が糸が切れたようにへたる。火照った顔で、呼吸を切なげに乱しながら、汗ばんだ太股の隙間から股間に滲む濃い染みが広がる。
 そんな彼女を少し休め、客は、備え付けの箱の中から筆を一本取り出した。

「はァッ……はァッ……はッ…………!!?」

 色が濃くなったランニングスパッツの、尻の割れ目の隙間、そこを優しく撫でる筆先。その鮮烈な刺激は、稲妻に打たれたかのように彼女の全身を駆け巡る。
 優しくなぞられているだけ、それだけなのに、全身の産毛が逆立つような微かな快感に彼女の身体は小さく震え始める。

「あっ…♡やめっ、そ、んな……ッ♡ァッ♡♡」

 身体の上をなぞっている筆先の刺激は、大声で笑うほどではない、しかし、息を乱すのには十分すぎるほどの刺激。

「んッ♡ンッ…♡ァ……♡♡ぁぅっ……♡」

 尻の割れ目を這い回る筆先。濡れた所を下から上へとなぞりあげ、深い場所をくすぐり通り、尾骶骨付近をからかっては、また尻の間へと降りていく。
 ランニングスパッツに包まれた尻を右へ左へ僅かに傾け、もどかしさに呻くことしか出来ない彼女。

「はぁァッ……ぁっ♡ん……ンンぅんっ♡♡」

 尻穴を薄い布の上から撫で回したかと思えば、ツンツンと毛先で突きくすぐる。恥ずかしい場所を弄られるたびに彼女の腰に痛痒感が走り、尻が大きく跳ねた。

「ああぁッ!ちょっ、やっ♡めぇ……!!はぁンッ♡♡ゃっ、だあっ……♡♡」

 ピチピチに張ったランニングスパッツ越しに筆先が蠢くたび、少しでも刺激から逃げようと脚を開いたり、腰を振って払いのけようとしり、なんとか抵抗を試みる彼女。
 本人は抗っているつもりでも、快感と擽感により濡れた染みが作られた灰色のランニングスパッツに包まれた尻が、責めを誘うよう淫乱な踊りを客に見せている。

「だっ、だめッぁっ♡あぁぁっ♡ひやぁぁッ♡♡、もうやめっ…!あっ、ひあっ♡あっ♡、んぅぅうッ♡♡」

 笑い声と甘い声が混ざったような声を出し、いやいやと首を振る彼女、髪はもうボサボサで、隙間から見える肌は火照り汗に濡れている。
 絶え間なく尻から注ぎ込まれる甘い刺激に、最初の無愛想さも消えるほどの可愛い声を漏らし続ける彼女。

「やぁっ♡ァッ♡やめてぇ……ッ♡もおっ、たえられなぁっ……♡ぁぁンッ♡♡」

 汗と愛液でぬるぬるに濡れた尻穴を筆先が飽きることなく丁寧になぞり続ける。
 たとえ漏らそうと、謝罪しようと、擽感で下を濡らそうと、まだまだ尻への責めは終わらない。客はまた筆先でなぞり、こそぐり、ほじくり、撫で上げ…………。

「ゃあっぁあっ♡♡だめぇぇえっ♡♡♡」

 他店でおイタをした嬢が集められるという噂のこの店、快擽クラブ。今宵もくすぐったくもどかしい刺激に、下を濡らす悪い娘が一人。
 この娘は前の店で度を越したドタキャンを繰り返す娘であり、このお仕置きされた日から、お尻に柔らかい何かが触れると可愛らしい声で叫ぶようになったという。
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