私は、聖女じゃないらしいので~勝手に呼び出して、無償奉仕っておかしくないですか?~

平凡な容姿のOL美琴。
美しい妹と、容姿を比較されることが多かったが、特に気にせずに生きていた。
ある日、家に帰ると妹がお金欲しさに美琴の家に入り、部屋の中を物色していたところを見つけ、喧嘩をしている中、異世界召喚されてしまう。

呼び出されたものの、一目で美しい妹が、聖女だと決められ、美琴は、放置…。
いつ、追い出されてもいいように第2王子の協力で、この世界の知識と戦い方を覚えていく。
そして、妹に聖女の能力はないということが判明したとたん、美琴に聖女として働けと迫ってくる。しかも、無償で。

「平凡なお前が、国のために働けるのだ。そんなの無償に、決まってるだろう」
「勝手に呼び出した挙句、放置して。そのうえ、無償奉仕?了承する人間が、どこにいるというのです?」
「断るなら、国から放り出す」
「それは、脅しですか?構いません。こんな国、出ていかせていただきます」

そして、出ていく美琴と、それについてくる第2王子。
彼らは、新天地を目指し、呪われた地と呼ばれ、誰も寄り付かなくなった国を目指し、旅を始めるのだった。

「良いところじゃあ、ありませんか」
「どこがっ!?こんな、瘴気と魔物がはびこっているところになんて、住めないよっ!」
「あの命令しかしてこない王子と、見下してくる妹がいないだけで、天国ですよ。
…それに、私を誰だと思っているのですか。私は、聖女ですよ。そして、ここを人が住めるようにと、この世界の神様に力をいただきました」
「力…?」
「さぁ。国つくりを始めましょう!…その前に、魔物退治から始めましょうか」

二人が、国つくりを始める中、美琴を召喚した国は、静かに危機が訪れようとしていた…。
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