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2 全て忘れて幸せそうなのが気に入らない(エロシーンあり)
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シャワーから出て、狐耳娘の作った食事を済ませた後、俺は自室に戻り、ノートパソコンを開く。その横にはスマホを置いた。
メールとメッセージの通知音が部屋の静寂を切り裂く。俺はキーボードを叩き、仕事のメールを次々と送る。無論、明日まで実際の業務をやる気などない。ただ、それだけでも「やる気があるように見せる」効果は十分だ。
スマホでは同期に軽口を叩くようなメッセージを送る。「バリバリ仕事して疲れてるけど陽気な俺」を演出するためだ。この前飲みに行った先輩には、可愛い後輩と思われるような言葉を慎重に選んで送信する。
正直、馬鹿げているとは思う。けれど、アイツはそんな小手先のことすらしなかった。だから無駄に疎まれ、やる気がないと思われ、能力を発揮する場を失ったのだ。自虐するぐらいならやるべきことをやればいいのに。それができない奴だった。
一通りの作業を終えて自室を出て、寝室のドアを開ける。そこでは狐耳娘がピンクのパジャマ姿でベッドサイドに腰掛け、髪に櫛を入れていた。
俺は無言でダブルベッドの反対側に身を投げ出し、目を閉じる。
今日が終わる。だが、夜が明ければまた明日が牙を剥き、俺を仕事へと追い立てるだろう。
「ねえ、清彦さん」
声に反応して寝返りを打つと、すぐ横に狐耳娘がいた。彼女は俺の目をじっと見て、静かに言う。
「私は、貴方に愛してもらって、本当に幸せです」
彼女の顔には本当に幸せそうな微笑みが浮かんでいた。
しかし、その表情を見るたび、胸の奥で何かが沸々とこみ上げてくる。
――幸せ?そうだ、コイツは幸せだろう。全てを忘れているから。
――だが、それで本当にいいのか?お前は本当にそれでいいのか?俺は──気に入らない。
「きゃっ」
奴を引き寄せ、仰向けになった彼女の上に覆い被さる。
「なっ、また、するんですか…?」
頬を染める狐耳娘。違う。俺が見たいのはそんな顔じゃない。
俺はいきなり強引に彼女のパジャマを脱がしにかかった。
「あっ、ちょっと待っ、待って」
狐耳娘は抵抗するが、俺は構わずに彼女のパジャマのボタンを全て外し、下着をたくし上げた。そして、彼女の大きいとは言えない乳房を握る。
「いたっ」
彼女は苦痛に顔を歪めた。しかし俺は構わずに強く握り続け、もう片方の手でショーツの中に手を入れ、割れ目に触れる。
「やっ…ちょっ…もっと優しくっ♡」
こんなに強引にしても、彼女の秘所は少しずつ確実に濡れ始めていた。
俺は無言のまま狐耳娘のショーツを剥ぎ取ると、彼女の片足を抱えて股を開かせ、自分のモノを取り出す。
そして、狐耳娘に見せつけながら言った。
「見ろよ。お前についていた『モノ』だ。どう思う」
「!?何を言ってるん…ああっ♡ああん♡」
答えを待たず、俺はそのまま彼女の中に挿入した。そして一気に貫く。
「お前、わかってんのか!俺は毎日大変なんだぞ!」
言いながらピストン運動を始める。
「?お仕事がっ♡あっ♡大変なのはっ♡わかってますぅ♡」
戸惑いながらも喘ぐ狐耳娘。
「お前のすべきことを俺が代わりにやってるんだからな!」
「清彦さんっ♡!?何を言って…っ♡あんっ♡」
徐々に腰の速度を上げていく。
「人に全てを押しつけて、全部忘れて、気楽な雌狐オナホになって、アンアン喘いで、恥ずかしくないのか?」
「何っ♡言って…♡?意味が♡わからな♡いっ♡」
「お前は俺だろうが!お前が望んでそうなったんだろうがっ」
「な、何言って♡…!?あ、あっあっ♡頭がっあっあっ♡」
突然、両手で頭を抱え、首を左右に振りはじめる狐耳娘。
「オラ!どうした!思い出せよっ!」
かままず腰を突く。一突きごとに、狐耳娘の顔が快楽とは異なる感情に歪み、目が白黒する。そして、俺は一際激しく腰を打ちつけた後、中に射精した。
「~~~~~~っ♡」
狐耳娘も目を見開いて絶頂する。
「う…あ…♡」
ベッドで放心して横たわった狐耳娘を抱え起こし、後ろから抱きかかえ、ベッドサイドの姿見に向かい合わせる。
その表情はうつろだが、その目の色は、明らかに先程までとは変わっていた。
よし、『思い出した』な。
どす黒いものが俺の腹の底から上がってくる。
俺は思わずほくそ笑みながら、狐耳娘に囁いた。
「どうだ、気がついたか?」
「…な、…誰…これ…」
狐耳娘は、しばらく焦点の合わない目で鏡の中の自分を見つめていたが、顔に手を伸ばし、身体に手をやり、目元を落とし、そして目を見開いて叫んだ。
「なっ!何で!?おれの身体が…女に!?」
メールとメッセージの通知音が部屋の静寂を切り裂く。俺はキーボードを叩き、仕事のメールを次々と送る。無論、明日まで実際の業務をやる気などない。ただ、それだけでも「やる気があるように見せる」効果は十分だ。
スマホでは同期に軽口を叩くようなメッセージを送る。「バリバリ仕事して疲れてるけど陽気な俺」を演出するためだ。この前飲みに行った先輩には、可愛い後輩と思われるような言葉を慎重に選んで送信する。
正直、馬鹿げているとは思う。けれど、アイツはそんな小手先のことすらしなかった。だから無駄に疎まれ、やる気がないと思われ、能力を発揮する場を失ったのだ。自虐するぐらいならやるべきことをやればいいのに。それができない奴だった。
一通りの作業を終えて自室を出て、寝室のドアを開ける。そこでは狐耳娘がピンクのパジャマ姿でベッドサイドに腰掛け、髪に櫛を入れていた。
俺は無言でダブルベッドの反対側に身を投げ出し、目を閉じる。
今日が終わる。だが、夜が明ければまた明日が牙を剥き、俺を仕事へと追い立てるだろう。
「ねえ、清彦さん」
声に反応して寝返りを打つと、すぐ横に狐耳娘がいた。彼女は俺の目をじっと見て、静かに言う。
「私は、貴方に愛してもらって、本当に幸せです」
彼女の顔には本当に幸せそうな微笑みが浮かんでいた。
しかし、その表情を見るたび、胸の奥で何かが沸々とこみ上げてくる。
――幸せ?そうだ、コイツは幸せだろう。全てを忘れているから。
――だが、それで本当にいいのか?お前は本当にそれでいいのか?俺は──気に入らない。
「きゃっ」
奴を引き寄せ、仰向けになった彼女の上に覆い被さる。
「なっ、また、するんですか…?」
頬を染める狐耳娘。違う。俺が見たいのはそんな顔じゃない。
俺はいきなり強引に彼女のパジャマを脱がしにかかった。
「あっ、ちょっと待っ、待って」
狐耳娘は抵抗するが、俺は構わずに彼女のパジャマのボタンを全て外し、下着をたくし上げた。そして、彼女の大きいとは言えない乳房を握る。
「いたっ」
彼女は苦痛に顔を歪めた。しかし俺は構わずに強く握り続け、もう片方の手でショーツの中に手を入れ、割れ目に触れる。
「やっ…ちょっ…もっと優しくっ♡」
こんなに強引にしても、彼女の秘所は少しずつ確実に濡れ始めていた。
俺は無言のまま狐耳娘のショーツを剥ぎ取ると、彼女の片足を抱えて股を開かせ、自分のモノを取り出す。
そして、狐耳娘に見せつけながら言った。
「見ろよ。お前についていた『モノ』だ。どう思う」
「!?何を言ってるん…ああっ♡ああん♡」
答えを待たず、俺はそのまま彼女の中に挿入した。そして一気に貫く。
「お前、わかってんのか!俺は毎日大変なんだぞ!」
言いながらピストン運動を始める。
「?お仕事がっ♡あっ♡大変なのはっ♡わかってますぅ♡」
戸惑いながらも喘ぐ狐耳娘。
「お前のすべきことを俺が代わりにやってるんだからな!」
「清彦さんっ♡!?何を言って…っ♡あんっ♡」
徐々に腰の速度を上げていく。
「人に全てを押しつけて、全部忘れて、気楽な雌狐オナホになって、アンアン喘いで、恥ずかしくないのか?」
「何っ♡言って…♡?意味が♡わからな♡いっ♡」
「お前は俺だろうが!お前が望んでそうなったんだろうがっ」
「な、何言って♡…!?あ、あっあっ♡頭がっあっあっ♡」
突然、両手で頭を抱え、首を左右に振りはじめる狐耳娘。
「オラ!どうした!思い出せよっ!」
かままず腰を突く。一突きごとに、狐耳娘の顔が快楽とは異なる感情に歪み、目が白黒する。そして、俺は一際激しく腰を打ちつけた後、中に射精した。
「~~~~~~っ♡」
狐耳娘も目を見開いて絶頂する。
「う…あ…♡」
ベッドで放心して横たわった狐耳娘を抱え起こし、後ろから抱きかかえ、ベッドサイドの姿見に向かい合わせる。
その表情はうつろだが、その目の色は、明らかに先程までとは変わっていた。
よし、『思い出した』な。
どす黒いものが俺の腹の底から上がってくる。
俺は思わずほくそ笑みながら、狐耳娘に囁いた。
「どうだ、気がついたか?」
「…な、…誰…これ…」
狐耳娘は、しばらく焦点の合わない目で鏡の中の自分を見つめていたが、顔に手を伸ばし、身体に手をやり、目元を落とし、そして目を見開いて叫んだ。
「なっ!何で!?おれの身体が…女に!?」
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