プロテクトエンジェル戦隊（１8禁）

３ 地底帝国のエース ①

３　地底帝国のエース
①
「地底帝国の戦闘員が遊園地で暴れている，プロテクトエンジェル隊集合！」

　突然の呼び出しではあるが３人はそれぞれの仕事を持っているので，今日も仕事をしていた。国家の仕事を秘密に行っているので集まる時にはそれぞれが機転をきかさなければならない。

　レッドのかわいすぎるレスラー美麗は，ちょうど試合前であった。後３分でリングに向かう。そこで，思いついたのが腹痛だ。

「あっ，痛い，お腹がいたあ～ぃ～」

　マネージャーが心配して近づいてきて，トイレに行くように進める。薬を飲んで試合を伸ばすようアドバイスをするが美麗は聞き入れない。医者に行くから試合を中止してもらえるようマネージャーに頼んで試合会場を後にした。試合を楽しみにしているお客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

　ピンクのレースクイーンカレンは，ファンサービスで写真を撮らせていた。呼び出し音が鳴り，ファンに家庭の事情と話し　て終わりにし，基地へと向かった。

　イエローのスイミングインストラクター美音は，ちょうど指導が終わりシャワーを浴びていた。この前は，車の中で水着に着替えてプールにきたが，今回は逆に，着替えを持って車の中で水着を脱いで隊員服に着替えた。

　３人が基地に集合すると簡単に概要を説明されて，遊園地に向かった。

「ピンクにレッド，今日も私が中央から，ピンク右，イエロー左，いいわね」

「了解！」

　簡単に作戦を立てて遊園地に行くと，立ち入り禁止となっていて一般人は入れなくなっていたが，特別車なのでそのまま突入した。

「何，あれ？地底帝国戦闘員が遊具で遊んでいるわ」

「戦闘員の中に子どものような幹部，だれ？この前は，デビルザードって行ってたけど」

「ピンクとイエロー，油断したらダメ！　敵の作戦かも知れないわ，お前達，ここで何をしているの！」

「あっ，お前達，もしかして～」

「プロテクトエンジェル隊レッド！」  ポーズをとる。

「プロテクトエンジェル隊ピンク！」   ポーズをとる。
　
「プロテクトエンジェル隊イエロー！」  ポーズをとる。

「やっぱり，僕は地底帝国幹部の一人，サランだよ，お姉ちゃん達に会えてうれしいな」

　スイミングインストラクターのイエロー美音には，サランが子どものように見えた。少なくとも身長は小学生並みだ。しかし，幹部だから敵，今から勝負をするんだ。

　サランと戦闘員たちは，３人の戦隊に近づいてきた。不思議なことに両手を後ろにしているから，何かを隠し持っているのかもしれない。とにかく前とは違って異様な雰囲気に戸惑う３人の女戦隊達だった。

　真ん中を歩いていたサランが後ろから何かを前に出した！

　レッドは中央に，ピンクは右に，イエローは左に走り出した。