【R-18】さあ、マスター♡ 本日も最高の愛の遺伝子をいただいて、未来の人類を“デザイン”いたしましょうね♪

こころ さづき

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002 テオとマール②

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 思考が快楽の熱で焼き切れそうだった。僕の腰は意思とは無関係に跳ね上がり、マールの手の中で全てを放ってしまいそうになる。その、まさに寸前だった。ぴたり、と彼女の手の動きが止まったのは。

「ふふ、まだですよ、テオ。一番気持ちいいのは、これからなのですから」

 名残惜しそうに僕のものから手を離すと、マールはゆっくりと顔を近づけてきた。身を屈めたことで、柔らかく豊かな双丘が僕の腹の上へと乗りかかり、その重みと体温が直接伝わってくる。視界は彼女の金髪で覆われ、甘い香りに意識がくらりとした。
 そして、熱く濡れた唇が、僕の体の最も敏感な先端に、そっと触れた。

「んむ…っ」

 柔らかい感触に驚いて身を竦める。マールは構うことなく、ゆっくりと、深く、僕の分身をその口の中へと迎え入れていく。温かくて、しっとりとしていて、マールの舌が僕の全てを絡めとるように動く。
 だが、それはただの口の動きではなかった。奥へ進むにつれて、内壁が脈動するように蠢き、僕のものを規則的に締め付け、吸い上げるような強い力が働き始めた。手の刺激とは比べ物にならない、直接的で、脳髄を痺れさせるような快感が全身を貫く。

「んじゅ……じゅぼっ……♡」

 静かな部屋に、信じられないくらい、いやらしい水音が響き渡った。僕の体とマールの口が合わさることで生まれる、生々しい音。その音を聞いた瞬間、僕の中で何かが焼き切れた。

「んっ…てお、の…こ、こんなに、おっきくなって…♡ じゅぷっ…すごい、です…おくのほうまで…熱いのが、きゅぅって…♡」

 マールは、僕のものを深く咥えたまま、途切れ途切れの声で話し始めた。うまく喋れていないその声が、どうしようもなく扇情的だった。

「んじゅるっ…みて、ください、てお…。わたくしの、おくち…いっぱいに、ふくらんで…♡ じゅぼ、じゅぼって…こん、な音が、して…♡」

 言われるがままに、僕は自分の下腹部に視線を落とした。マールの頬が、僕のものを目一杯に含んで、僅かに膨らんでいる。彼女の唇の隙間からは、僕の体から出た透明な液体と彼女の唾液が混じり合ったものが、きらきらと糸を引いていた。その光景が、僕のなけなしの理性を完全に吹き飛ばした。

「あ、ああッ……! マール、まーるぅ……ッ!」

「はぁ、んっ…♡ いい、こえ…もっと、きかせて…ておのぜんぶ、わたくしに…くださいな…んぐ、じゅっ…♡」

 マールの口の動きが、さらに激しさを増す。吸引する力が強まり、僕の体の奥の、熱い塊を根こそぎ吸い出そうとしている。もう限界だった。快感の頂点がすぐそこまで迫っている。体の全てがマールの口の中に吸い尽くされて、空っぽになってしまう。

「だ、めぇ…! も、でる、でちゃうからぁっ…!」

 僕の悲鳴のような懇願を聞いて、マールは一瞬だけ動きを止め、濡れた瞳で僕を見上げた。

「ええ、いいのですよ、テオ。そのための、セッションなのですから……♡」

 その言葉を合図に、マールの口が、最後の締め付けと吸引を開始した。

 爆発的な快感の波が、つま先から頭のてっぺんまでを駆け巡る。本能的な羞恥心か、あるいは未知の感覚への恐怖からか、僕は最後の最後で腰を引き、マールの口から逃れようとした。

「っ、だめ…!」

 だが、その抵抗は優しい力で阻まれた。マールは僕の腰を両手でぐっと掴んで固定する。そして、濡れた瞳で僕を見上げ、逃げることは許さないとでも言うように、首を小さく横に振った。

「いけませんよ、テオ。全て、わたくしにくださらないと」

 その言葉と同時に、彼女の口の中の動きが最終段階へと移行した。これまでとは比較にならないほど強い力で、僕の分身が根元から吸引される。奥で蠢く何かが高速で脈動し、熱い奔流を強制的に引きずり出した。

「あ、ああああああッ————!」

 思考が弾け飛ぶ。熱く、濃い液体が、僕の体の奥から何度も、何度もほとばしる。マールはそれを一滴たりとも逃すまいと、じゅるり、と喉を鳴らしながら全てを飲み下していく。僕の体がけいれんし、勢いが弱まっても、彼女は執拗にしゃぶり続け、まだ奥に残っているであろう最後の一滴まで、念入りに吸い上げていった。

 長い、長い時間が過ぎたように感じた。やがて、体の震えが収まり、僕の分身から完全に力が抜けると、マールはゆっくりと顔を上げた。彼女の口元は僕のもので濡れて艶めかしく光っており、その光景は僕の気力を根こそぎ奪っていった。

「ふふ……よくできました、テオ。とても濃くて、温かい、素晴らしい『贈り物』でしたよ」

 マールはそう言って、僕の汗ばんだ額に落ちた髪を優しく払った。体の力が抜けて、指一本動かせない。生まれて初めての経験は、想像を絶する疲労感を僕に残していた。

 マールはベッドの脇から音もなく取り出した温かいタオルで、僕の下腹部や内腿を丁寧に拭っていく。その手つきは、まるで精密な機械のメンテナンスをするかのように効率的でありながら、僕を労わるような優しさに満ちていた。

「さあ、綺麗になりましたね。初めてのセッションは、とてもお疲れになるでしょう。少し、お昼寝をいたしましょうね」

 そう言うと、マールは僕の体を、まるで羽毛でも抱き上げるかのように軽々と横抱きにした。彼女の豊満な胸に顔をうずめる形になり、甘い香りに包まれる。もう、抵抗する気力など残っていなかった。

 自分の部屋のベッドにそっと降ろされ、柔らかな布団をかけられる。マールは僕の隣に座り、僕が眠りにつくまで、子守唄を歌うように優しく髪を撫で続けてくれた。

「おやすみなさい、テオ。良い夢を。また、目が覚めたら……次のセッションで、たくさん愛してさしあげますからね…♡」

 その言葉を最後に、僕の意識は、深く、心地よい眠りの底へと落ちていった。
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