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26 サマーキャンプ 2
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四人で、屈んでバケツをじっと覗き込みながら思案する。
「これって、食べられるかな?」
「う~ん……多分」
ユマが電子図鑑を繰って調べる。
「あった。ウグイの稚魚だって。食べれんじゃない、これ」
「でも、ここの水…………危険じゃないか」
「この前やった水質調査では問題なかったよ」
なぁ?と、カズヤはヒロセに視線をくれる。
視線を受け止めながら、でも……。と不安に駆られる。
「これが今日の晩ゴハンになるのか……」
「基本、支給されている携帯食糧しか摂らない方が安全なんじゃないか?人体に有害な成分が含まれている可能性だってある」
健康に害があると、不安は拭えない。食べた後ではもう遅いのだ。
じゃあ、また携帯用の食料か。と思い始め、ユマから不満が漏れる。
「支給されているビスケットだろ。あれ、うまいか?」
「……おいしいけど」
カズヤは答えた。味の好みは人それぞれだ。慣れればそれなりに美味しいと感じる人間もいる。
「魚って、焼かないと食べられないんだろ?」
「火気厳禁とか書かれていなかったけど、人工の島かもしれないから、島自体が紙のように燃えたりして…………」
「いくらなんでもそれはないだろー」
「手引書には何も書かれないけど、違反とかペナルティーとかあるのかな?」
「聞いてみないとな。面倒くさいけど」
各々があれこれ云っていると、ユマがうんざりとした口調になる。
「なんだよ、めんどくせー。いちいちいいじゃねーか、そんなことぐらい」
「いや、本当にボヤとか起こりそうだし……」
「おもしれー、燃えたらサイコーだけどな」
「おいおい……」
さすがに過激な発言だなとたじろいだ。
げらげらと笑い転げるユマを見兼ねてひそひそ声で窘める。
「会話、聞こえてるだろ……」
監視カメラと盗聴器。
通常、会話が筒抜けだということをすっかり忘れている。困ったものだ。
「じゃあ、どうする……?」
一度、話を振り出しに戻した後。
行き着いた結論は、安全上やっぱり体によくない。放射能や水銀を吸い込んでないか検査を受けたものではないからやめておこうということになった。
かわいそうだから、魚は食べないことにして、元の川に流して逃がしてやることにした。
夕方になると、昼間の燃え滓のような暑さが引いて、風が少し出てきた。
ささやかな風だ。
西の空が朱色に染まり、鳳凰のような雲が空いっぱいに翼を拡げ、完全に日が落ちた。
さっきまで見た空は、日没前のオレンジ色の空。赤やピンク色、紫色も混ざる虹のような鮮やかなグラデーションに彩られた綺麗な空だった。
海岸に向かって足を投げ出し、四人がその光景を眺める。
水平線に反射して、眩しくて眼が沁みるほど。徐々に移り変わる空の色に感嘆する。
焼けつくような真っ赤な太陽が海に吞み込まれゆく。
やがて闇が浸食していき、とっぷりと昏くなった空には上弦の月と無数の星が瞬いていた。
「キャンプファイヤーやろう」
云って、はしゃぐ。火気厳禁やボヤなどの危惧はどこへやら、結局は楽しく騒ごうという一心で準備に精を出す。夜は始まったばかりだ。
あらかじめ、日没前に落ちていた枝を集めて薪を四角く囲って積み上げていた。
無事に薪に火が付き、四人で薪を囲みながら、ユマが何気なく話し始める。
「で、さぁ。ヒロセとカズヤって、どうしてここに来たんだ?」
一瞬妙な空気が流れた。以前にも訊かれたことだ。やっぱりその話題に行き着くのか。自分たちがアルカディアに来ることになった経緯。
ばつが悪く、横にいるヒロセの表情を見ることもできず、先に口を開いた。
「うわ、直接は云いにくいな……」
言葉を濁すと、カズヤはそのまま押し黙った。
羞恥で、心なしか耳が赤い。
「ちょっと、あの………、いろいろとあって」
誰だって触れて欲しくない部分はある。今更云われなくても分かる筈なのに……。
ユマは意味合いを読み取って、視線を落とした。
「……ああ、そういうことだったな」
訊いて悪かった、と反省しているようにも見えた。一拍おいて続ける。
「俺も、理不尽な理由でここに来たし、リアも連れてこられたから」
声のトーンを落としながら、自白するようにユマが云う。
自責の念に駆られている風だ。
「私は気にしていないから」
少し間を置いてリアが応える。本当に露ほども気にしていない様子だった。
互いに何と云っていいか分からず、気まずい空気が流れ、沈黙が訪れる。
いくらか間を置いて、やはり沈黙を破るのは彼だった。
「……なんだか、ゴメンな。気まずい空気になって」
ユマは顔をしかめ反省しつつ、しかし懲りていないように話題を続ける。
「俺たちは何も悪くない。悪いのは政府の連中だ。そうだ、元はと云えばさー、『罪』って何だよ。変じゃないか。ちゃんと納得できるように説明して欲しいものだよな。誰にでも分かるようにきちんと説明して、納得できるモノなら従うよ」
一息で云い切って、なぜか喧嘩腰で議論に発展する。
こちらは、唖然とするしかない。
「だいたいさー、人の恋愛に口出すなんておかしいよー。あー、ムカツク。思い出すだけで腹が立つ」
「法律によって禁止されているんだ。仕方ないよ」
見兼ねてヒロセが窘める。
「人間が勝手に決めた制度だろ、偏見だろ。神様が禁止したのか?そんなの居るかいないか分からない奴じゃん。自然の摂理だろ。当たり前のことなんだろ」
話が急に飛んだ。云っているうちに熱を帯びてきて、更に白熱する。
「やけに熱っぽく喋るな。酔っぱらっているのか?」
「そんなわけねーだろー」
熱くなりやすいのだ。悪酔いしている酔っ払いよりもタチが悪い。
急に何を思い立ってか、ユマはすくっと立ち上がり
「そうだよ。大体、人が人を好きになることの何が悪いって云うんだよ!」
ばーか。と、考えあぐねた挙句、わざと聞こえるように暴言を吐く。
会話は仕掛けられた盗聴器へと筒抜けだ。呆気にとられる。
彼は怖いもの知らずだ。きっと怖いものがないからだろう。
と、そこへ、思いがけない一言が投げ込まれた。
「俺も恋愛は自由だと思う」
カズヤの一言に、「だろ?」とユマが声のトーンを上げる。
「みんながみんなそうだったら何も云わないのに、くそっ……!」
「みんながみんな同じじゃないから、この世界は回っている。大多数が違うからでしょう。今はだめだけど、昔だったら法律で禁止されていなかっただけ」
リアのひとことが助け舟かと思ったら、案外冷淡で否定に近い言葉でがっかりする。
「昔はもっと恋愛は自由だったのに。不公平だ。環境も制度も全部そう。後から生まれてくる人間の方が絶対に損するようにできている仕組みなんだ!」
クシャリと髪を掻き、悔しくて悔しくて堪らないという風にユマの気持ちが収まらない。
「きっと、周りがみんな変なんだ。みんながみんな口裏を合わせようとしているんだ。そうじゃなければ、揃って同じことを口にするはずがない」
視線を落とし、気持ち悪い。とボソリと呟いた。
まるで悪い空気を吸い込んで拒絶するように。
リアが彼を気遣うように背をさすっていた。
……嫌いなんだな、こういうことが。
不正や、見て見ぬ振りができない、きれいな人間なのだろう。
彼のように素直な人間はこの世界で生きにくいだろうなと思う。
「これって、食べられるかな?」
「う~ん……多分」
ユマが電子図鑑を繰って調べる。
「あった。ウグイの稚魚だって。食べれんじゃない、これ」
「でも、ここの水…………危険じゃないか」
「この前やった水質調査では問題なかったよ」
なぁ?と、カズヤはヒロセに視線をくれる。
視線を受け止めながら、でも……。と不安に駆られる。
「これが今日の晩ゴハンになるのか……」
「基本、支給されている携帯食糧しか摂らない方が安全なんじゃないか?人体に有害な成分が含まれている可能性だってある」
健康に害があると、不安は拭えない。食べた後ではもう遅いのだ。
じゃあ、また携帯用の食料か。と思い始め、ユマから不満が漏れる。
「支給されているビスケットだろ。あれ、うまいか?」
「……おいしいけど」
カズヤは答えた。味の好みは人それぞれだ。慣れればそれなりに美味しいと感じる人間もいる。
「魚って、焼かないと食べられないんだろ?」
「火気厳禁とか書かれていなかったけど、人工の島かもしれないから、島自体が紙のように燃えたりして…………」
「いくらなんでもそれはないだろー」
「手引書には何も書かれないけど、違反とかペナルティーとかあるのかな?」
「聞いてみないとな。面倒くさいけど」
各々があれこれ云っていると、ユマがうんざりとした口調になる。
「なんだよ、めんどくせー。いちいちいいじゃねーか、そんなことぐらい」
「いや、本当にボヤとか起こりそうだし……」
「おもしれー、燃えたらサイコーだけどな」
「おいおい……」
さすがに過激な発言だなとたじろいだ。
げらげらと笑い転げるユマを見兼ねてひそひそ声で窘める。
「会話、聞こえてるだろ……」
監視カメラと盗聴器。
通常、会話が筒抜けだということをすっかり忘れている。困ったものだ。
「じゃあ、どうする……?」
一度、話を振り出しに戻した後。
行き着いた結論は、安全上やっぱり体によくない。放射能や水銀を吸い込んでないか検査を受けたものではないからやめておこうということになった。
かわいそうだから、魚は食べないことにして、元の川に流して逃がしてやることにした。
夕方になると、昼間の燃え滓のような暑さが引いて、風が少し出てきた。
ささやかな風だ。
西の空が朱色に染まり、鳳凰のような雲が空いっぱいに翼を拡げ、完全に日が落ちた。
さっきまで見た空は、日没前のオレンジ色の空。赤やピンク色、紫色も混ざる虹のような鮮やかなグラデーションに彩られた綺麗な空だった。
海岸に向かって足を投げ出し、四人がその光景を眺める。
水平線に反射して、眩しくて眼が沁みるほど。徐々に移り変わる空の色に感嘆する。
焼けつくような真っ赤な太陽が海に吞み込まれゆく。
やがて闇が浸食していき、とっぷりと昏くなった空には上弦の月と無数の星が瞬いていた。
「キャンプファイヤーやろう」
云って、はしゃぐ。火気厳禁やボヤなどの危惧はどこへやら、結局は楽しく騒ごうという一心で準備に精を出す。夜は始まったばかりだ。
あらかじめ、日没前に落ちていた枝を集めて薪を四角く囲って積み上げていた。
無事に薪に火が付き、四人で薪を囲みながら、ユマが何気なく話し始める。
「で、さぁ。ヒロセとカズヤって、どうしてここに来たんだ?」
一瞬妙な空気が流れた。以前にも訊かれたことだ。やっぱりその話題に行き着くのか。自分たちがアルカディアに来ることになった経緯。
ばつが悪く、横にいるヒロセの表情を見ることもできず、先に口を開いた。
「うわ、直接は云いにくいな……」
言葉を濁すと、カズヤはそのまま押し黙った。
羞恥で、心なしか耳が赤い。
「ちょっと、あの………、いろいろとあって」
誰だって触れて欲しくない部分はある。今更云われなくても分かる筈なのに……。
ユマは意味合いを読み取って、視線を落とした。
「……ああ、そういうことだったな」
訊いて悪かった、と反省しているようにも見えた。一拍おいて続ける。
「俺も、理不尽な理由でここに来たし、リアも連れてこられたから」
声のトーンを落としながら、自白するようにユマが云う。
自責の念に駆られている風だ。
「私は気にしていないから」
少し間を置いてリアが応える。本当に露ほども気にしていない様子だった。
互いに何と云っていいか分からず、気まずい空気が流れ、沈黙が訪れる。
いくらか間を置いて、やはり沈黙を破るのは彼だった。
「……なんだか、ゴメンな。気まずい空気になって」
ユマは顔をしかめ反省しつつ、しかし懲りていないように話題を続ける。
「俺たちは何も悪くない。悪いのは政府の連中だ。そうだ、元はと云えばさー、『罪』って何だよ。変じゃないか。ちゃんと納得できるように説明して欲しいものだよな。誰にでも分かるようにきちんと説明して、納得できるモノなら従うよ」
一息で云い切って、なぜか喧嘩腰で議論に発展する。
こちらは、唖然とするしかない。
「だいたいさー、人の恋愛に口出すなんておかしいよー。あー、ムカツク。思い出すだけで腹が立つ」
「法律によって禁止されているんだ。仕方ないよ」
見兼ねてヒロセが窘める。
「人間が勝手に決めた制度だろ、偏見だろ。神様が禁止したのか?そんなの居るかいないか分からない奴じゃん。自然の摂理だろ。当たり前のことなんだろ」
話が急に飛んだ。云っているうちに熱を帯びてきて、更に白熱する。
「やけに熱っぽく喋るな。酔っぱらっているのか?」
「そんなわけねーだろー」
熱くなりやすいのだ。悪酔いしている酔っ払いよりもタチが悪い。
急に何を思い立ってか、ユマはすくっと立ち上がり
「そうだよ。大体、人が人を好きになることの何が悪いって云うんだよ!」
ばーか。と、考えあぐねた挙句、わざと聞こえるように暴言を吐く。
会話は仕掛けられた盗聴器へと筒抜けだ。呆気にとられる。
彼は怖いもの知らずだ。きっと怖いものがないからだろう。
と、そこへ、思いがけない一言が投げ込まれた。
「俺も恋愛は自由だと思う」
カズヤの一言に、「だろ?」とユマが声のトーンを上げる。
「みんながみんなそうだったら何も云わないのに、くそっ……!」
「みんながみんな同じじゃないから、この世界は回っている。大多数が違うからでしょう。今はだめだけど、昔だったら法律で禁止されていなかっただけ」
リアのひとことが助け舟かと思ったら、案外冷淡で否定に近い言葉でがっかりする。
「昔はもっと恋愛は自由だったのに。不公平だ。環境も制度も全部そう。後から生まれてくる人間の方が絶対に損するようにできている仕組みなんだ!」
クシャリと髪を掻き、悔しくて悔しくて堪らないという風にユマの気持ちが収まらない。
「きっと、周りがみんな変なんだ。みんながみんな口裏を合わせようとしているんだ。そうじゃなければ、揃って同じことを口にするはずがない」
視線を落とし、気持ち悪い。とボソリと呟いた。
まるで悪い空気を吸い込んで拒絶するように。
リアが彼を気遣うように背をさすっていた。
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彼のように素直な人間はこの世界で生きにくいだろうなと思う。
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