転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん

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ヤンヤンに帰省

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おじいちゃんとお昼を食べてから一緒に買い物に行く事になった。
これといって目的がある訳では無かったが私の好奇心のままにさせてくれるからあっちこっちと寄り道した。
そのおかげがモヤモヤしていた気持ちがすっかり晴れた。
そうして私は一つの決断をだした。

屋敷に帰り、夕食までは部屋でゆっくりくつろいだ。
おじいちゃんと夕食を頂き、食後に話がしたいと時間をもらう。

「さて、ククルよ。改めてどおした?」
私は今回、色々考えて出した決断についておじいちゃんに説明する事にした。

年が明けたら隣国に留学したいと。
このまま、アイザックに頼りっぱなしも良く無いと思う事、元々色々なところに行きたかった事。
私の事を知らない人の中で勉強したい事など思った事を伝えた。
話を聞いたおじいちゃんも難しい顔をしている。
大きく一つ溜息をつき、こちらに向いた。
「あい、わかった。ただし一つ条件がある。ユミンを連れて行きなさい。流石に1人では許可が出来ない。2人で行くなら許可を出そう」
「わかりました。ありがとうございます。ユミンには私から話をしますので詳しくはその後で良いですか?後、アイザックにも伝えますが私のタイミングで話をしたいのでそれまでは秘密でお願いします」
流石に未成年なので保護者の承認が無いと他国へは渡れない。
なんか難問の一つが突破できた気分だ。
この留学については以前学園で少し話を聞いた時から興味はあった。
ただ、村の事があったから無理かなと思ってだけどちゃんと準備したら行けそうだし、そう思ったら行きたくなった。
アイザックの側は居心地は良いけどこのままではダメな気がする。
ホントは子供だし気にすることはないけども、やっぱり成人した記憶があるせいで色々な罪悪感に駆られてしまう。
翌日、ユミンの帰りに合わせて村に戻る事にした。
私の仕事の事に着いてはおじいちゃんがアイザック用に書簡へまとめてくれた。
馬車の中でユミンに留学の事を話したら最初はびっくりしてたけど、段々興味を示してくれて最後は一緒にいくと言ってくれた。
とりあえず今はアイザックには内緒な事も伝え、来週改めておじいちゃんと一緒に詳しく話したい旨、伝え今は黙っててもらうことをお願いする。
「わかりました。お誘い頂きありがとうございます」
満面の笑みで返事がもらえた。
屋敷に着いたらとりあえずアイザックに書簡を渡し中身を確認してもらう。
「ククルはこの内容を承諾してるのかい」
「おじいちゃんと色々話せて納得してるよ」
「そうか。それなら俺からは特に無いかな。だからって自由にやりすぎて無茶はするなよ」
苦笑いながらも了解のお返事はしておいた。
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