転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

ヤンヤンに帰省

203.

「ただいま。アイザックいる？」
「おかえり。どうした？」
先程薬草園でマリーと話した事を説明し、明日ギルドについてきてもらう様お願いする。
「その件は了解だ。夕食後で良いからちょっと話しようか？何か予定あるかい？」
「大丈夫。薬のストック作りたいだけだから」
とりあえず夕食までは自室にて休憩する様言われたので大人しく部屋で読書にいそしんだ。
夕食後、リビングにてアイザックから話を聞く事にする。
「とりあえず今回の件は不慮の事故と言う事で良いな。で、なんの話をしたいかと言うと、、、」
そこから今回私が寝込んでしまった事で改めて子供に無理をさせ過ぎたと、倒れる前に留めれなかった事について謝罪された。
急な事でアワアワしていると苦笑いながらも話は進む。
アイザック曰く、もう少し仕事を減らしたらと言うか分散したらどうかとの事。
アイザックに事務的な仕事は殆ど押しつけているので感覚がよく分からず首を傾げてると呆れ顔でため息を疲れてしまった。
「ククル、まず研究所での仕事だがそれだけでも十分大人一人分の仕事量だぞ。次に村の事についてもいくらおれがカバーしてると言ってもククルじゃないと決済は出来ないものもある。更に冒険者だろ。」
確かに言われてみたらかなりの仕事量になってる。
「なんとなく？わかったかな？」
研究は趣味みたいなものだし、冒険者は今は殆ど休業状態。村の事はそれこそ決済くらいしかしてないからよくわからない。
「はぁ、とりあえず村の事は俺が代理決済出来る様に申請して、冒険者は資格無効にならない程度まで。研究はまぁ、好きにしたら良いからこの辺りでどうだい？」
「それじゃアイザックに負担がかかっちゃうよ。本来ならそこまでお願いする様な事じゃ無いし」
そこからはなかなか意見が一致せず、かなり長い時間話していた。
結局、結論は出ず就寝する事になった。


ベットに入り悶々と考えてたけど纏まらない。
心配してくれてるのは分かるけど何でもかんでも決められるのは好きじゃ無い。
とりあえず明日、おじいちゃんに相談に行こうと心に決めた。

「アイザックおはよう。昨日の話の事だけど今日、おじいちゃんのところに相談しに行ってくる。」
何か言われる前に先手を打った。
「じゃあとりあえず王都に向かうか」
なんとなく着いてこられるのも腹がたつ。
「偶にはユミンとゆっくり行きたいからアイザックは来なくて良いよ」
「そうか。気をつけてな」

とりあえず、学園に行くユミンと一緒に家を出て馬車で王都に向かった。