熊野古道 神様の幻茶屋~伏拝王子が贈る寄辺桜茶~
社会人二年目の由真はクレーマーに耐え切れず会社を逃げ出した。
「困った時は熊野へ行け」という姉の導きの元、熊野古道を歩く由真は知らぬ間に「神様茶屋」に招かれていた。
茶屋の主人、伏拝王子は寄る辺ない人間や八百万の神を涙させる特別な茶を淹れるという。
彼が茶を振舞うと、由真に異変が──
優しい神様が集う聖地、熊野の茶物語。
「困った時は熊野へ行け」という姉の導きの元、熊野古道を歩く由真は知らぬ間に「神様茶屋」に招かれていた。
茶屋の主人、伏拝王子は寄る辺ない人間や八百万の神を涙させる特別な茶を淹れるという。
彼が茶を振舞うと、由真に異変が──
優しい神様が集う聖地、熊野の茶物語。
プロローグ
第一章 再会茶と蜜柑ぎゅうひ餅
第二章 幻茶と賽子苺ぜんざい
第三章 茜色茶と合い掛けカキ氷
第四章 音無焙じ茶と茶粥
第五章 手作り柿茶と市松羊羹
第六章 寄辺桜茶と焙じ茶ぷりん
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