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闘技大会
どうも、どうやら次の相手は一筋縄ではいかないようです
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『粉砕のトルガ』を、文字通り一撃で沈黙させた俺の初戦。その衝撃は、シャルテン武闘大会の初日における、最大級の番狂わせとして、瞬く間に闘技場全体を駆け巡った。
選手控え室に戻ると、先ほどまで俺を遠巻きに見ていた猛者たちの態度が、一変していた。ある者は、値踏みするように、しかし以前のような侮蔑ではなく、警戒の色を込めて俺を観察し、ある者は、気まずそうに目を逸らす。そして、数人の腕に覚えがありそうな冒険者が、俺に話しかけてきた。
「おい、お前……『彗星のショウ』だったか。見事な勝ちっぷりだったな。あのトルガを、赤子扱いするとは」
「あんたのあの動き、一体どうなってやがるんだ?スキルか?いや、それにしては、魔力の流れが静かすぎた……」
俺は、当たり障りのない返事を返し、部屋の隅で静かに呼吸を整える。初戦の勝利に、浮かれた気持ちは一切なかった。むしろ、俺の心は、自分の戦いを冷静に分析していた。
(動きが、まだ硬い。知識と、体が、完全に一致していない。トルガが相手だったから勝てたが、もっと速く、もっと狡猾な相手だったら、あの隙を突かれていたかもしれない)
ガルドさんとの修行で、俺は確かに強くなった。だが、それは、まだスタートラインに立ったに過ぎない。この大会には、ガルドさんと同じ、あるいはそれ以上の領域に立つであろう、Sランク冒険者ロイド・クルーシュもいるのだ。
俺は、シュタとの連絡用に持っていた、イヤリング型の通信魔道具に、そっと意識を集中させた。
『――ショウさん!聞こえますか!?すごかったです、本当に!私、心臓が止まるかと思いました!お怪我は、ありませんか!?』
耳元に、シュタの興奮と安堵が入り混じった、弾むような声が響く。その声を聞くと、張り詰めていた俺の心が、少しだけ和らいだ。
「ああ、大丈夫だ。かすり傷一つない。リルも、応援ありがとうな」
『キュイ!』
ポーチの中から、リルが誇らしげな声を上げる。
「心配するな。必ず、優勝して帰るから。美味いディナー、用意して待っててくれ」
『はいっ!お任せください!』
シュタとの短い通信を終え、俺は再び精神を集中させる。彼女たちとの約束。それが、今の俺の、何よりの力になった。
その後、控え室に設置された魔力水晶のスクリーンで、他の試合の様子が映し出される。勝ち上がってくるのは、やはり、前評判通りの実力者ばかりだ。王都騎士団の副団長、高名な魔術師、そして、ひときわ異彩を放っていたのが、あのロイド・クルーシュだった。
彼の相手は、巨大な戦斧を操る、Aランクの傭兵団長。だが、試合は、瞬きをする間に終わった。
ロイドは、開始の合図と同時に、まるで踊るように、相手の懐へと滑り込む。そして、二本の魔剣が、残像を描きながら、閃光のように煌めいた。次の瞬間、傭兵団長は、武器も、鎧も、体の一切も傷つけられることなく、ただ、全ての関節の腱を的確に断ち切られ、崩れ落ちていた。神業、としか言いようのない、精密さと速度。
(……Sランク。これが、世界最高峰の実力……)
俺は、スクリーンに映る、涼しい顔で観客に手を振るロイドの姿から、目を離すことができなかった。
やがて、全ての第一回戦が終了し、第二回戦の組み合わせが発表される。そして、俺の名が、再び闘技場に響き渡った。
「第二回戦、第一試合!青コーナー、『彗星のショウ』、ショウ・カンザキ選手!」
俺は、静かに闘技場へと歩を進める。対戦相手も、すでに入場していた。
「対するは、赤コーナー!王都中央魔法学園より参戦!炎と風を操る若き天才、その速さは、まさに深紅の閃光!『紅蓮の閃光』、フェリーナ選手!」
そこに立っていたのは、俺と同じくらいの歳の、一人の少女だった。深紅のローブを身に纏い、その手には、ルビーが埋め込まれた、細身の魔術杖が握られている。美しい顔立ちは、しかし、一切の感情を排した、氷のように冷たい、分析的な光を宿していた。
彼女は、俺を見るなり、その薄い唇を、僅かに吊り上げた。
「……あなたが、鬼のガルドの仔犬。噂は聞いているわ。基礎能力は高いようだけど、所詮は剣しか能のない、ただの脳筋。私の魔法(アート)の前で、その足が、どこまで保つかしら?」
初戦の相手、トルガとは、全く異質の敵。力ではなく、速度と、魔法で戦う、純粋な魔術師(メイジ)。
審判が、試合開始の合図を送る。
その瞬間、フェリーナの体が、掻き消えた。
「――『加速起動(アクセル・ブート)』!」
彼女は、自分自身に、風の上位魔法である加速の術式を施し、その姿を、まさに深紅の閃光へと変えた。闘技場を、縦横無尽に駆け回りながら、その軌道上から、次々と、炎の矢を放ってくる。
「――『連弾火矢(ラピッド・ファイアアロー)』!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
四方八方から、灼熱の矢が、俺へと殺到する。その弾幕は、回避するだけでは、いずれジリ貧になることを、俺に悟らせた。
(……速い!だが!)
俺は、全身に魔力を循環させ、身体能力を極限まで高める。そして、『刀身付与』によって、蒼白い光を纏ったナマクラで、迫りくる炎の矢を、一体一体、的確に斬り捨てていく。
キィン!と、魔力同士がぶつかり合い、炎の矢が、俺に届く前に、火の粉となって弾け飛んだ。
「ほう……。私の火矢を、全て斬り落とすとは。動体視力と、反応速度だけは、褒めてあげるわ。でも、いつまで保つかしら?」
フェリーナは、高速で移動しながら、さらに、詠唱を続ける。今度は、一発の威力を高めた、巨大な火球。
「――『爆炎球(フレア・ボール)』!」
だが、俺も、ただ守っているだけではない。俺は、彼女の動きを、その軌道を、必死に、そして冷静に、分析していた。
(速いが故に、その動きは、直線的だ。カーブを描くには、一度、壁を蹴るか、地面を踏みしめて、方向転換する必要がある。その、コンマ数秒の硬直。狙うは、そこだけだ……!)
俺は、あえて、彼女の次の着地地点を予測し、そこから動かない。
巨大な火球が、俺を飲み込まんと、迫ってくる。
観客席から、悲鳴が上がる。
そして、フェリーナが、俺の正面の地面に着地し、勝利を確信した笑みを浮かべた、その瞬間。
俺は、初めて、この大会で、あのスキルを使った。
「――自然操作」
それは、大規模な地形変動ではない。ただ、フェリーナが着地した、その足元の地面。その一点の、空気の密度と、気圧を、ほんの僅かに、変化させただけ。
「なっ……!?」
高速で移動していたフェリーナにとって、その目に見えない、あまりにも微細な環境の変化は、致命的なエラーとなった。彼女の足が、僅かにもつれる。完璧だったはずの着地が、ほんの少しだけ、崩れた。
だが、その、ほんの少しの崩れこそが、俺が待ち望んでいた、唯一の好機だった。
俺は、迫りくる火球を、体を逸らしてギリギリで回避すると、体勢を崩したフェリーナの懐へと、一瞬で踏み込んでいた。
「しまっ……!『炎の護り(フレイム・ウォール)』!」
フェリーナが、咄嗟に防御魔法を展開しようとする。だが、それよりも、俺の方が、速かった。
俺は、剣を振るわなかった。魔術師の、その華奢な体を、刃で傷つけるのは、本意ではない。
俺は、空いた左の掌に、制御した魔力を、短く、鋭く、集束させる。
そして、その掌底を、彼女の腹部――みぞおちへと、的確に打ち込んだ。
ドンッ、という、鈍い音。
それは、『体術』と『魔力操作』を組み合わせた、衝撃波の一撃。相手の体の内側だけを揺さぶる、対人用の技だ。
「か、はっ……!?」
フェリーナの口から、全ての空気が、押し出される。その瞳が見開かれ、体の力が抜け、魔術杖が、カラン、と音を立てて、地面に落ちた。彼女は、そのまま、膝から、ゆっくりと崩れ落ちる。
審判が、呆気に取られた顔で、駆け寄り、勝敗を告げた。
「……しょ、勝者、ショウ・カンザキ!準々決勝進出!」
闘技場は、再び、爆発的な歓声に包まれた。
力には技で、そして、速さと魔法には、それを上回る、戦術と機転で。俺は、自分の戦い方が、一つではないことを、この大舞台で証明してみせたのだ。
VIP席で、ロイド・クルーシュが、それまでの余裕の笑みを消し、真剣な、そして、心の底から楽しそうな目で、俺を見つめていた。
「……環境そのものに、干渉する……?ガルドの奴、ただの剣術だけを教えたわけじゃない、か。……へぇ。ますます、面白くなってきたじゃないか」
俺は、静かに一礼すると、闘技場を後にした。
準々決勝。次の相手は、誰だ。俺の心は、次なる強敵との出会いに、静かに、そして、確かに、燃えていた。
選手控え室に戻ると、先ほどまで俺を遠巻きに見ていた猛者たちの態度が、一変していた。ある者は、値踏みするように、しかし以前のような侮蔑ではなく、警戒の色を込めて俺を観察し、ある者は、気まずそうに目を逸らす。そして、数人の腕に覚えがありそうな冒険者が、俺に話しかけてきた。
「おい、お前……『彗星のショウ』だったか。見事な勝ちっぷりだったな。あのトルガを、赤子扱いするとは」
「あんたのあの動き、一体どうなってやがるんだ?スキルか?いや、それにしては、魔力の流れが静かすぎた……」
俺は、当たり障りのない返事を返し、部屋の隅で静かに呼吸を整える。初戦の勝利に、浮かれた気持ちは一切なかった。むしろ、俺の心は、自分の戦いを冷静に分析していた。
(動きが、まだ硬い。知識と、体が、完全に一致していない。トルガが相手だったから勝てたが、もっと速く、もっと狡猾な相手だったら、あの隙を突かれていたかもしれない)
ガルドさんとの修行で、俺は確かに強くなった。だが、それは、まだスタートラインに立ったに過ぎない。この大会には、ガルドさんと同じ、あるいはそれ以上の領域に立つであろう、Sランク冒険者ロイド・クルーシュもいるのだ。
俺は、シュタとの連絡用に持っていた、イヤリング型の通信魔道具に、そっと意識を集中させた。
『――ショウさん!聞こえますか!?すごかったです、本当に!私、心臓が止まるかと思いました!お怪我は、ありませんか!?』
耳元に、シュタの興奮と安堵が入り混じった、弾むような声が響く。その声を聞くと、張り詰めていた俺の心が、少しだけ和らいだ。
「ああ、大丈夫だ。かすり傷一つない。リルも、応援ありがとうな」
『キュイ!』
ポーチの中から、リルが誇らしげな声を上げる。
「心配するな。必ず、優勝して帰るから。美味いディナー、用意して待っててくれ」
『はいっ!お任せください!』
シュタとの短い通信を終え、俺は再び精神を集中させる。彼女たちとの約束。それが、今の俺の、何よりの力になった。
その後、控え室に設置された魔力水晶のスクリーンで、他の試合の様子が映し出される。勝ち上がってくるのは、やはり、前評判通りの実力者ばかりだ。王都騎士団の副団長、高名な魔術師、そして、ひときわ異彩を放っていたのが、あのロイド・クルーシュだった。
彼の相手は、巨大な戦斧を操る、Aランクの傭兵団長。だが、試合は、瞬きをする間に終わった。
ロイドは、開始の合図と同時に、まるで踊るように、相手の懐へと滑り込む。そして、二本の魔剣が、残像を描きながら、閃光のように煌めいた。次の瞬間、傭兵団長は、武器も、鎧も、体の一切も傷つけられることなく、ただ、全ての関節の腱を的確に断ち切られ、崩れ落ちていた。神業、としか言いようのない、精密さと速度。
(……Sランク。これが、世界最高峰の実力……)
俺は、スクリーンに映る、涼しい顔で観客に手を振るロイドの姿から、目を離すことができなかった。
やがて、全ての第一回戦が終了し、第二回戦の組み合わせが発表される。そして、俺の名が、再び闘技場に響き渡った。
「第二回戦、第一試合!青コーナー、『彗星のショウ』、ショウ・カンザキ選手!」
俺は、静かに闘技場へと歩を進める。対戦相手も、すでに入場していた。
「対するは、赤コーナー!王都中央魔法学園より参戦!炎と風を操る若き天才、その速さは、まさに深紅の閃光!『紅蓮の閃光』、フェリーナ選手!」
そこに立っていたのは、俺と同じくらいの歳の、一人の少女だった。深紅のローブを身に纏い、その手には、ルビーが埋め込まれた、細身の魔術杖が握られている。美しい顔立ちは、しかし、一切の感情を排した、氷のように冷たい、分析的な光を宿していた。
彼女は、俺を見るなり、その薄い唇を、僅かに吊り上げた。
「……あなたが、鬼のガルドの仔犬。噂は聞いているわ。基礎能力は高いようだけど、所詮は剣しか能のない、ただの脳筋。私の魔法(アート)の前で、その足が、どこまで保つかしら?」
初戦の相手、トルガとは、全く異質の敵。力ではなく、速度と、魔法で戦う、純粋な魔術師(メイジ)。
審判が、試合開始の合図を送る。
その瞬間、フェリーナの体が、掻き消えた。
「――『加速起動(アクセル・ブート)』!」
彼女は、自分自身に、風の上位魔法である加速の術式を施し、その姿を、まさに深紅の閃光へと変えた。闘技場を、縦横無尽に駆け回りながら、その軌道上から、次々と、炎の矢を放ってくる。
「――『連弾火矢(ラピッド・ファイアアロー)』!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
四方八方から、灼熱の矢が、俺へと殺到する。その弾幕は、回避するだけでは、いずれジリ貧になることを、俺に悟らせた。
(……速い!だが!)
俺は、全身に魔力を循環させ、身体能力を極限まで高める。そして、『刀身付与』によって、蒼白い光を纏ったナマクラで、迫りくる炎の矢を、一体一体、的確に斬り捨てていく。
キィン!と、魔力同士がぶつかり合い、炎の矢が、俺に届く前に、火の粉となって弾け飛んだ。
「ほう……。私の火矢を、全て斬り落とすとは。動体視力と、反応速度だけは、褒めてあげるわ。でも、いつまで保つかしら?」
フェリーナは、高速で移動しながら、さらに、詠唱を続ける。今度は、一発の威力を高めた、巨大な火球。
「――『爆炎球(フレア・ボール)』!」
だが、俺も、ただ守っているだけではない。俺は、彼女の動きを、その軌道を、必死に、そして冷静に、分析していた。
(速いが故に、その動きは、直線的だ。カーブを描くには、一度、壁を蹴るか、地面を踏みしめて、方向転換する必要がある。その、コンマ数秒の硬直。狙うは、そこだけだ……!)
俺は、あえて、彼女の次の着地地点を予測し、そこから動かない。
巨大な火球が、俺を飲み込まんと、迫ってくる。
観客席から、悲鳴が上がる。
そして、フェリーナが、俺の正面の地面に着地し、勝利を確信した笑みを浮かべた、その瞬間。
俺は、初めて、この大会で、あのスキルを使った。
「――自然操作」
それは、大規模な地形変動ではない。ただ、フェリーナが着地した、その足元の地面。その一点の、空気の密度と、気圧を、ほんの僅かに、変化させただけ。
「なっ……!?」
高速で移動していたフェリーナにとって、その目に見えない、あまりにも微細な環境の変化は、致命的なエラーとなった。彼女の足が、僅かにもつれる。完璧だったはずの着地が、ほんの少しだけ、崩れた。
だが、その、ほんの少しの崩れこそが、俺が待ち望んでいた、唯一の好機だった。
俺は、迫りくる火球を、体を逸らしてギリギリで回避すると、体勢を崩したフェリーナの懐へと、一瞬で踏み込んでいた。
「しまっ……!『炎の護り(フレイム・ウォール)』!」
フェリーナが、咄嗟に防御魔法を展開しようとする。だが、それよりも、俺の方が、速かった。
俺は、剣を振るわなかった。魔術師の、その華奢な体を、刃で傷つけるのは、本意ではない。
俺は、空いた左の掌に、制御した魔力を、短く、鋭く、集束させる。
そして、その掌底を、彼女の腹部――みぞおちへと、的確に打ち込んだ。
ドンッ、という、鈍い音。
それは、『体術』と『魔力操作』を組み合わせた、衝撃波の一撃。相手の体の内側だけを揺さぶる、対人用の技だ。
「か、はっ……!?」
フェリーナの口から、全ての空気が、押し出される。その瞳が見開かれ、体の力が抜け、魔術杖が、カラン、と音を立てて、地面に落ちた。彼女は、そのまま、膝から、ゆっくりと崩れ落ちる。
審判が、呆気に取られた顔で、駆け寄り、勝敗を告げた。
「……しょ、勝者、ショウ・カンザキ!準々決勝進出!」
闘技場は、再び、爆発的な歓声に包まれた。
力には技で、そして、速さと魔法には、それを上回る、戦術と機転で。俺は、自分の戦い方が、一つではないことを、この大舞台で証明してみせたのだ。
VIP席で、ロイド・クルーシュが、それまでの余裕の笑みを消し、真剣な、そして、心の底から楽しそうな目で、俺を見つめていた。
「……環境そのものに、干渉する……?ガルドの奴、ただの剣術だけを教えたわけじゃない、か。……へぇ。ますます、面白くなってきたじゃないか」
俺は、静かに一礼すると、闘技場を後にした。
準々決勝。次の相手は、誰だ。俺の心は、次なる強敵との出会いに、静かに、そして、確かに、燃えていた。
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