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番外編
ちゅぐぅちゃの!
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直くん視点で可愛い話を書こうと思ったのに、どうしてこんな話になったのか……
でも楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side直純>
ぼくの名前は、なおずみ。
でもみんなぼくのことを、なおくんと呼ぶ。
だから、ぼくも自分のことを、なおって呼ぶんだ。
ぼくのことを、なおずみっていつも呼んでいたのはこわい人。
名前を呼ばれるたびにものすごくこわかった覚えがある。
でも今はその声を聞くことはない。
だから毎日楽しいんだ。
広いお家でやさしいあーちゃと遊んで、ちゅぐぅちゃが帰ってきたらおむかえに行って、おかえりって言うのがすごく楽しい。
ちゅぐぅちゃはいつも優しい笑顔で抱っこしてくれて、
「今日も楽しかったか?」
って聞いてくれる。
毎日楽しいから答えは一緒だけど、ちゅぐぅちゃに聞かれるのがうれしいんだ。
かえってきたらちゅぐぅちゃがおいしいご飯を出してくれて、あーちゃが食べさせてくれる。
だけどときどき自分ですぷーんを持って食べられるようになったんだ。
あちあちのときは、あーちゃとちゅぐぅちゃがふぅふぅしてくれるけどね。
こぼしてもあーちゃとちゅぐぅちゃがじょうずになったねってほめてくれるのがうれしい。
だからもっとじょうずになろうって思えるんだ。
そして、ご飯が終わったらみんなでおふろ。
はだかんぼうになっておふろに入るけれど、ぼくとあーちゃとちゅぐぅちゃのはだかは全然ちがう。
はじめてみた時はびっくりしちゃった。
だって、ぼくにもあーちゃにもちゅぐぅちゃにもおしっこが出るところがぶらさがっているけど、ぼくのはおててのおやゆびくらいの大きさで、あーちゃのはあーちゃのあんよのおやゆびくらいの大きさなのに、ちゅぐぅちゃのは、ぼくのうでの大きさくらいあっておっきい。
じいじやじいちゃ、それにおいちゃとぱぱ、のぼりゅともいっしょにおふろに入ったことがあるけど、みんな大きさがちがう。
いちばん、おっきぃのはちゅぐぅちゃ。次のじいじとじいちゃはよくにてる。
おいちゃはじいじたちに比べるとちょっとちっちゃいけど、ぱぱよりはずっとおっきぃ。
あーちゃのはぱぱよりはちっちゃいかも。
のぼりゅはぼくよりはおっきぃけど、ぼくのあんよのおやゆびくらいかな。
ぼくがじっと見てたら、みんな男の子だからぶらさがっているんだってじいじから教えてもらった。
さーちゃとあいちゃとふーちゃは女の子だからぶらさがってないんだって。
その代わりに抱っこしてもらうとやわらかくておっきなのが目の前にある。
これはおっぱいって言うんだって。手でぷにってしたら、やわらかくてふしぎな感じがした。
あーちゃは男の子だけどやわらかい。だけどさーちゃたちみたいなやわらかくておっきなおっぱいがない。
あーちゃだけがよくわからないけど、でも抱っこされると安心する。
これってなんだろう? ふしぎだな。
ちゅぐぅちゃがあらっているあいだに、あーちゃとおゆの中に入る。
抱っこしてくれるから、おっぱいをぷにってさわるけど、やっぱりさーちゃやあいちゃみたいなおっきなおっぱいはない。
でもすごくやわらかくて安心する。その時のあーちゃがとっても優しい顔をするんだ。
抱っこされてるとどんどん気持ちよくなってきて、おっぱいのまんなかにあるぷくっとしたものをぱくってしたら、あーちゃがピクってした。
びっくりしたけど、あーちゃが大丈夫だよって言ってくれたから、そのままちゅーちゅーって吸い付いてたら気がついたらあーちゃとちゅぐぅちゃと一緒にねんねしてた。
あーちゃの声が聞こえたような気がして、そっと目を開けるとちゅぐぅちゃがあーちゃのおっぱいをパクッてしているのが見えた。
ぼくと同じだ! って思ったけど、
「あやとのこれは私のだぞ」
ってちゅぐぅちゃの声が聞こえてびっくりした。
いつものやさしい声とは違ったけど、たしかにちゅぐぅちゃの声だった。
そっか……あのぷくってしているやつはちゅぐぅちゃのなんだ……。
あーちゃのはぱくってしちゃいけない!
きょう、ぼくはひとつおりこうさんになった。
<おまけ>
「ねぇ、卓さん」
「どうした?」
「直くんに何か言ったの?」
「何のことだ?」
「今日、直くんを抱っこした時に言われたんだよ。『あーちゃのおっぱいはちゅぐぅちゃのだから、ぱくってしない! じいじとさーちゃもしちゃダメだよ』って。お義父さんとお義母さんの前だったからすごく恥ずかしかった……」
だからか……。
今日、迎えに行った時に直くんを預ける日を増やしてもいいぞと父に言われたのは……。
私が直くんにも嫉妬するほど欲望を溜め込んでいると思われたのかもしれないな。
それにしてもいつ何を直くんに見られたんだろうな? 不思議だ……。
でも楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side直純>
ぼくの名前は、なおずみ。
でもみんなぼくのことを、なおくんと呼ぶ。
だから、ぼくも自分のことを、なおって呼ぶんだ。
ぼくのことを、なおずみっていつも呼んでいたのはこわい人。
名前を呼ばれるたびにものすごくこわかった覚えがある。
でも今はその声を聞くことはない。
だから毎日楽しいんだ。
広いお家でやさしいあーちゃと遊んで、ちゅぐぅちゃが帰ってきたらおむかえに行って、おかえりって言うのがすごく楽しい。
ちゅぐぅちゃはいつも優しい笑顔で抱っこしてくれて、
「今日も楽しかったか?」
って聞いてくれる。
毎日楽しいから答えは一緒だけど、ちゅぐぅちゃに聞かれるのがうれしいんだ。
かえってきたらちゅぐぅちゃがおいしいご飯を出してくれて、あーちゃが食べさせてくれる。
だけどときどき自分ですぷーんを持って食べられるようになったんだ。
あちあちのときは、あーちゃとちゅぐぅちゃがふぅふぅしてくれるけどね。
こぼしてもあーちゃとちゅぐぅちゃがじょうずになったねってほめてくれるのがうれしい。
だからもっとじょうずになろうって思えるんだ。
そして、ご飯が終わったらみんなでおふろ。
はだかんぼうになっておふろに入るけれど、ぼくとあーちゃとちゅぐぅちゃのはだかは全然ちがう。
はじめてみた時はびっくりしちゃった。
だって、ぼくにもあーちゃにもちゅぐぅちゃにもおしっこが出るところがぶらさがっているけど、ぼくのはおててのおやゆびくらいの大きさで、あーちゃのはあーちゃのあんよのおやゆびくらいの大きさなのに、ちゅぐぅちゃのは、ぼくのうでの大きさくらいあっておっきい。
じいじやじいちゃ、それにおいちゃとぱぱ、のぼりゅともいっしょにおふろに入ったことがあるけど、みんな大きさがちがう。
いちばん、おっきぃのはちゅぐぅちゃ。次のじいじとじいちゃはよくにてる。
おいちゃはじいじたちに比べるとちょっとちっちゃいけど、ぱぱよりはずっとおっきぃ。
あーちゃのはぱぱよりはちっちゃいかも。
のぼりゅはぼくよりはおっきぃけど、ぼくのあんよのおやゆびくらいかな。
ぼくがじっと見てたら、みんな男の子だからぶらさがっているんだってじいじから教えてもらった。
さーちゃとあいちゃとふーちゃは女の子だからぶらさがってないんだって。
その代わりに抱っこしてもらうとやわらかくておっきなのが目の前にある。
これはおっぱいって言うんだって。手でぷにってしたら、やわらかくてふしぎな感じがした。
あーちゃは男の子だけどやわらかい。だけどさーちゃたちみたいなやわらかくておっきなおっぱいがない。
あーちゃだけがよくわからないけど、でも抱っこされると安心する。
これってなんだろう? ふしぎだな。
ちゅぐぅちゃがあらっているあいだに、あーちゃとおゆの中に入る。
抱っこしてくれるから、おっぱいをぷにってさわるけど、やっぱりさーちゃやあいちゃみたいなおっきなおっぱいはない。
でもすごくやわらかくて安心する。その時のあーちゃがとっても優しい顔をするんだ。
抱っこされてるとどんどん気持ちよくなってきて、おっぱいのまんなかにあるぷくっとしたものをぱくってしたら、あーちゃがピクってした。
びっくりしたけど、あーちゃが大丈夫だよって言ってくれたから、そのままちゅーちゅーって吸い付いてたら気がついたらあーちゃとちゅぐぅちゃと一緒にねんねしてた。
あーちゃの声が聞こえたような気がして、そっと目を開けるとちゅぐぅちゃがあーちゃのおっぱいをパクッてしているのが見えた。
ぼくと同じだ! って思ったけど、
「あやとのこれは私のだぞ」
ってちゅぐぅちゃの声が聞こえてびっくりした。
いつものやさしい声とは違ったけど、たしかにちゅぐぅちゃの声だった。
そっか……あのぷくってしているやつはちゅぐぅちゃのなんだ……。
あーちゃのはぱくってしちゃいけない!
きょう、ぼくはひとつおりこうさんになった。
<おまけ>
「ねぇ、卓さん」
「どうした?」
「直くんに何か言ったの?」
「何のことだ?」
「今日、直くんを抱っこした時に言われたんだよ。『あーちゃのおっぱいはちゅぐぅちゃのだから、ぱくってしない! じいじとさーちゃもしちゃダメだよ』って。お義父さんとお義母さんの前だったからすごく恥ずかしかった……」
だからか……。
今日、迎えに行った時に直くんを預ける日を増やしてもいいぞと父に言われたのは……。
私が直くんにも嫉妬するほど欲望を溜め込んでいると思われたのかもしれないな。
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