婚約破棄され、家の恥だと言われたので、才能あるみんなを連れて家を出ますね。

「もはやろくな縁談もないだろう。この公爵家の娘をどこぞに下げ渡すわけにもいかん。……おまえは勘当だ。公爵家の恥め、どこへなりと行ってしまえ!」
「そうですか」
 私はため息をついた。
「わかりました。私はこの家を出ます」
 ごめんなさいお母様。ちょっとこれ以上のお世話は無理です。私もこのご時世、できるだけこの人の影に隠れていたかったのだけれど。
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