となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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夏休み編

りんご飴

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のんびりとした夏祭り当日の朝
ウキウキしながら夏休みのラスボスこと
宿題を終わらせていると
スマホが鳴り
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。


「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「りんご飴って素敵よね」

「俺あれ少し苦手なんだよな……」

量多いし…飽きるんだよな

「でも」

「うん?」

「女の子が舐めてるのって素敵よね?」

「おうやっぱりか!」

そんな気はしてたわ!

「あらそう思うってことは……期待してるのかしら?」


「し、してねぇし!」

する訳ないし!

「そう……なら辞めておくわ」

あ、やめちゃうんだ……

「その代わり秋兎くんのりんご飴を舐めるわ!」

「俺は買わないぞ?」

「いやだわ秋兎くん…立派な赤いりんご飴が下に付いてるじゃない♡」


「下ネタじゃねぇか!」

分かってたけど!

「私のりんご飴を舐めてもいいのよ?」

「いやだから苦手……」

「小さいけど女の子の胸には飴みたいなのか……」

「この話はやめようか!?」

最近下ネタがおじさん過ぎるだろ!?
流石に引くわ!


「仕方ないわね……ならりんご飴は半分こしましょ?半分なら食べれるでしょ?」


「まぁ……半分なら」

「先に食べるのと後で食べるのどっちがいい?」

「別にどっちでも大丈夫だぞ?」

別に潔癖じゃないし……ん?
待てよ……これって……


「まて、舞関節キスになるじゃないか!?」

「何よ今更……私の唇を奪っといて……」

「どっちかと言えば奪われたのは俺じゃなかったか!?」


「何よ……やっぱりパンツ見たいの?」

「おう懐かしいネタを引っ張り出してきたな!?」


「今日は見せないわよ」

「まぁ…別にいいけど」

「だって……」

「ん?」

「今日は履かないもの」

「ん!?前回の言葉を忘れたか!?」

パンチらの方が素敵とか言ってたのに!?


「よく考えたら恥ずかしかったのよ」

「いや、ノーパンの方を恥ずかしがれよ!?」

「そうね……めくれたら大変ね」

「だろ!?」

「だから……」

「ん?」

「今日は最後までそばにいてね?」

「っ……」

不覚にもときめいてしまった。
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