愚か者たちの戦場 ~貪欲なる黒竜の女王と、最も勇敢なる聖女~

滅びゆく大陸の覇権を巡って対立を続ける〈帝国〉と〈教会〉の戦争は、開戦から十五年が経過していた。

戦争が終着点を見失う中、黒竜の遺児と呼ばれる〈帝国〉の若き女王クリスティーナ一世は、戦死した父帝の仇を討ち、大陸に平和を取り戻すという大義名分を掲げ南征を開始した。

一方、帝国軍の前に国家存亡の淵に立たされた〈教会〉は、一人の乙女を戦場に担ぎ出す。
彼女の名は第四聖女エル・ロートリンゲン。没落した大貴族の家から、半ば身売りされる形で〈教会七聖女〉の一人となった彼女もまた、大陸の真の平和を願い立ち上がる。

自らの理想を叶えるべく、貪欲に戦争を求め覇道を突き進む少女と、その戦争を阻止すべく、健気にも戦場に赴く少女。
彼女たちは戦い続ける。そこに愛すべき者たちの無数の死が積み重なると理解しながら。
戦火は際限なく広がっていく。やがて死が二人を別つまで……。

*架空の世界を舞台としているため異世界ファンタジーに分類していますが、魔法やモンスターは登場しません。あくまで人間同士の戦争です。
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