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蜜月
後輩の精一杯
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ひたすらに甘く攻められ、一滴残らず搾り出された後の気怠さは、頭を朦朧とさせ、オレの意識を今にも途切れさせようとする。
「くそぉ……オレは、ここで……まける、わけには…………」
先輩が温かいタオルで体の汚れを拭いてくれて、それがまた気持ちいい。だが、その気持ち良さから全力で抜けだそうと、オレは優しくかけられた布団から這い出した。
「セイシュン? どうした、どこか痛むのか?」
布団で寝かせたオレが、床を這い出した事に気付き、先輩が驚いて振り返る。
「オレも……する、から……せんぱいの、みせて」
布団に戻そうとされるが、体のだるさにも慣れてきたオレは、先輩の手から逃れ一人で起き上がる。すると「せめて服だけでも着ろ。風邪引くからな」と、先輩がトレーナーを着せてきたので、一応袖は通してやった。でかいサイズのおかげで、ちんこをしっかり隠せたのは良い。正直、今夜はもう勃つ気がしないからな。それを見て先輩の気分が萎えては元も子もない。オレは眠気を振り切り、しっかりとした口調で宣言する。
「今日は絶対に先輩が射精する所を見る」
先輩の半勃起したままのちんこに視線を合わせる為、オレは跪き股間をじっと見つめる。うん、相変わらず、すげぇでかいな。てか、さっきまでコレが自分のケツに入っていたなんて、ケツってのは強いんだなと真剣に思った。
「先輩、オレの事は気にせず……いつもやってるみたいに……やってくれ」
「え、えぇぇ?」
すごく不満そうな声が聞こえたが、無視してちんこを凝視した。すると、心なしかちょっと萎え始めて、オレは慌てて顔を上げる。
「どうしたの! やっぱり、オレじゃあ先輩を射精させられないのか!」
目の前の現実に泣きそうになるが、このまま引き下がる訳にはいかない。こういう場面でこそ、エロマンガの知識を役立てるべきだ。
「オレ、口でやるよ! いいだろ! させてくれ! 絶対に先輩を満足させてみせるから!」
言うだけ言って、拒否られる前にくわえてやろうとしたが、先輩に肩を掴まれてしまう。食いちぎらんばかりの勢いで口を近づけたせいか、先輩はオレの希望を受け入れてはくれなかった。
「セイシュン、ちょっと落ち着け。口でしてくれるのは嬉しいが、さすがに今は……な。口でするのは、今度、挿入する前にしよう」
先輩に指摘されて気付く。さっきまで自分のケツに突っ込まれていたのを舐めるってのは、気付いてしまうと躊躇いが生まれてしまった。
しかし、そんな不抜けた事を言っていては先に進めない。エロマンガでも、最後にフェラをしている場面が結構あったし、これは普通なはずだ。
「だ、大丈夫……自分のケツくらい自分で舐めれないようじゃあ、恋人失格だから……」
「そんな事で失格にはならないから……」
目の据わり出した恋人に、先輩は確実に困りだしていた。ここで引いては男が廃る! オレが徹底抗戦を心に決めると、先輩は何か思いついたようで一つの提案をしてくれた。
「セイシュンの手を貸してくれないか?」
よく分からないが、先輩が貸せと言うならいくらでもと、両手を差し出す。先輩はイスを引っ張ってきて浅く腰をかけながら「片方だけでいい」とオレの左手を掴んだ。そして、そのままオレの手は先輩のちんこへと導かれ、ようやく何をしたらいいのか理解する。
「手コキでいいの?」
萎えかけた先輩のちんこを軽く握ると、先輩は短く同意した。その声が少し色っぽかったので、オレはゴクリと唾を飲み込み、ゆっくりと手を上下に動かしてみた。
ローションのせいで、先輩のちんこは無駄にぬるぬるしていて、見た目も触り心地もエロさが半端なかった。滑りが良いせいか、すぐに固くなり、あっという間にフル勃起した完璧なちんこが目の前に現れる。何度見ても凄い。勃起を伴う性的な興奮とは違った興奮があった。大きさだけなら、他にも凄い奴は何人かいるが、ここまで完璧な造形をしたちんこは先輩だけなのだ。
一言で言うと、かっこいい。男としての完璧さが自分の手の中で脈打っていると思うと、ちんこは反応しないのに頭が興奮しまくって思考がぼんやりしてしまう。
「セイシュン……もっと強くしてもいいぞ」
先輩の言葉は、そのまま希望なんだろう。少し強めに握ってやると、先輩はぶるっと背中を震わせた。どんどん、手の滑りが良くなってくる。ローションだけでなく、先輩の先走りが手の方へ流れてきているみたいだ。指を伸ばして亀頭を軽く撫でてやると、先走りが糸を引いてこぼれ落ちる。
「ここ、撫でられるの……気持ちいい?」
「ん……そうだな、きもち、いいけど……ちょっと焦れったいな」
くすぐるような触れ方は、頬を上気させる先輩には物足りないらしい。それならと、今度は少し強めに攻めてやると「あっ!」と先輩は短く声を上げ、軽く仰け反った。
「くそぉ……オレは、ここで……まける、わけには…………」
先輩が温かいタオルで体の汚れを拭いてくれて、それがまた気持ちいい。だが、その気持ち良さから全力で抜けだそうと、オレは優しくかけられた布団から這い出した。
「セイシュン? どうした、どこか痛むのか?」
布団で寝かせたオレが、床を這い出した事に気付き、先輩が驚いて振り返る。
「オレも……する、から……せんぱいの、みせて」
布団に戻そうとされるが、体のだるさにも慣れてきたオレは、先輩の手から逃れ一人で起き上がる。すると「せめて服だけでも着ろ。風邪引くからな」と、先輩がトレーナーを着せてきたので、一応袖は通してやった。でかいサイズのおかげで、ちんこをしっかり隠せたのは良い。正直、今夜はもう勃つ気がしないからな。それを見て先輩の気分が萎えては元も子もない。オレは眠気を振り切り、しっかりとした口調で宣言する。
「今日は絶対に先輩が射精する所を見る」
先輩の半勃起したままのちんこに視線を合わせる為、オレは跪き股間をじっと見つめる。うん、相変わらず、すげぇでかいな。てか、さっきまでコレが自分のケツに入っていたなんて、ケツってのは強いんだなと真剣に思った。
「先輩、オレの事は気にせず……いつもやってるみたいに……やってくれ」
「え、えぇぇ?」
すごく不満そうな声が聞こえたが、無視してちんこを凝視した。すると、心なしかちょっと萎え始めて、オレは慌てて顔を上げる。
「どうしたの! やっぱり、オレじゃあ先輩を射精させられないのか!」
目の前の現実に泣きそうになるが、このまま引き下がる訳にはいかない。こういう場面でこそ、エロマンガの知識を役立てるべきだ。
「オレ、口でやるよ! いいだろ! させてくれ! 絶対に先輩を満足させてみせるから!」
言うだけ言って、拒否られる前にくわえてやろうとしたが、先輩に肩を掴まれてしまう。食いちぎらんばかりの勢いで口を近づけたせいか、先輩はオレの希望を受け入れてはくれなかった。
「セイシュン、ちょっと落ち着け。口でしてくれるのは嬉しいが、さすがに今は……な。口でするのは、今度、挿入する前にしよう」
先輩に指摘されて気付く。さっきまで自分のケツに突っ込まれていたのを舐めるってのは、気付いてしまうと躊躇いが生まれてしまった。
しかし、そんな不抜けた事を言っていては先に進めない。エロマンガでも、最後にフェラをしている場面が結構あったし、これは普通なはずだ。
「だ、大丈夫……自分のケツくらい自分で舐めれないようじゃあ、恋人失格だから……」
「そんな事で失格にはならないから……」
目の据わり出した恋人に、先輩は確実に困りだしていた。ここで引いては男が廃る! オレが徹底抗戦を心に決めると、先輩は何か思いついたようで一つの提案をしてくれた。
「セイシュンの手を貸してくれないか?」
よく分からないが、先輩が貸せと言うならいくらでもと、両手を差し出す。先輩はイスを引っ張ってきて浅く腰をかけながら「片方だけでいい」とオレの左手を掴んだ。そして、そのままオレの手は先輩のちんこへと導かれ、ようやく何をしたらいいのか理解する。
「手コキでいいの?」
萎えかけた先輩のちんこを軽く握ると、先輩は短く同意した。その声が少し色っぽかったので、オレはゴクリと唾を飲み込み、ゆっくりと手を上下に動かしてみた。
ローションのせいで、先輩のちんこは無駄にぬるぬるしていて、見た目も触り心地もエロさが半端なかった。滑りが良いせいか、すぐに固くなり、あっという間にフル勃起した完璧なちんこが目の前に現れる。何度見ても凄い。勃起を伴う性的な興奮とは違った興奮があった。大きさだけなら、他にも凄い奴は何人かいるが、ここまで完璧な造形をしたちんこは先輩だけなのだ。
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「セイシュン……もっと強くしてもいいぞ」
先輩の言葉は、そのまま希望なんだろう。少し強めに握ってやると、先輩はぶるっと背中を震わせた。どんどん、手の滑りが良くなってくる。ローションだけでなく、先輩の先走りが手の方へ流れてきているみたいだ。指を伸ばして亀頭を軽く撫でてやると、先走りが糸を引いてこぼれ落ちる。
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