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第16話:忍び寄る魔の手
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ノーム達のお陰で、予定よりも早く、街には素敵な家々が建ち並び、街は人々で賑わい、活気が出てきた。悠人とエルフィンは城下が見渡せるバルコニーで寄り添いながら、そんな穏やかな光景を眺めていた。
「――だいぶ活気が出てきたね」
「そうだな。今では近隣諸国との交易も増えてきた。最初はどうなるかと思っていたが、こんなにも素晴らしい国に出来るとは思っていなかった。悠人のお陰だよ、感謝する」
「僕なんて……何にもしてな……っん!」
エルフィンは悠人を抱き寄せ、キスをする。
「なんか変わったよね……最初は怖くて、近寄りがたいイメージだったけど、今は優しくて、……優しくて。ほっ、ほら、メイドさん達もエルが昔に比べて、すごい柔らかくなったって言ってたよ!」
「それは褒めているのか?」
「たぶん……いや、絶対! 僕はこの世界に来て、エルと出会って、今こうやって……エルの優しさに触れる事が出来て、幸せ。この世界に来て良かったと思ってるし、後悔してない」
悠人はエルフィンの両手を取り、向かい合った。そして、潤んだ瞳でエルフィンを見つめた。
「……あの、その……改めて言うのも恥ずかしいけど、エルの事……愛してるよ」
「俺もだ……悠人、愛している」
頬を赤く染め、照れくさそうに俯く悠人の顎に手を当て、エルフィンは優しくキスをした。
「近々、中央広場で建国記念式をするんだ。お前にも出席して欲しい……嫌か?」
「そんな事無いよ。皆の笑顔が見れるのなら、是非出席したい!」
「そうか……良かった」
建国記念式の日が近付くにつれ、街には華やかな飾りつけがされ、賑わいも徐々に増していった。一方、城内では式典の準備で皆が慌ただしく走り回っていた。悠人はアスターから社交界のマナーを朝から晩まで叩き込まれ、疲労困憊だった。一通りのマナーを学び終わり、やっと解放されたと大喜びするのも束の間、気付いたら、建国記念式当日を迎えていた。
「はぁ……大丈夫かな。緊張してきた」
「悠人なら大丈夫だ」
悠人は新調された純白のローブに、レースがあしらわれた羽織るケープを身に纏った。メイドや兵士達はその美しい姿に終始見とれていた。
エルフィンは恥ずかしがる悠人の頬に手を添え、耳元で囁いた。
「悠人……今日も綺麗だぞ」
「うぅっ、茶化さないでよ……余計に緊張しちゃうじゃん」
「ほら、行くぞ」
悠人はエルフィンの差し出した手を取り、壇上へ上がった。広場は多くの人で埋め尽くされ、二人の登場で大きな歓声が上がった。そして、エルフィンが片手を挙げると、広場は一気に静かになった。
「今日は我が国の建国記念式に来てくれて感謝する。何も無かったこの土地をここまで見事に素晴らしいものに変えてくれた精霊達と国民に感謝する。それと同時に、国民には今まで辛い思いをさせてしまった事を詫びる。しかし、これからはアーベルトビッツ第二王国として、国民達が安心して暮らせるよう、国王の責務を果たす事をここに誓う」
悠人はエルフィンの真っ直ぐな瞳と凛々しい姿を見て、ドキッとした。
エルフィンが敬礼をすると、兵士達も敬礼し、広場は再び歓声が上がった。
「ほら、次は悠人の番だ」
悠人が頷くと、エルフィンは悠人の背中を優しく押し、一歩前に出た。それを見た国民達は悠人の名前を呼び、手を振ってくれた。間もなくして、広場は再び静まり返った。
「……。わっ、私はこの国に聖人として召喚されました。でも、私は聖人なんかではありません。私は嘘をつきたくありません」
そう言うと、悠人は祈りを捧げながら、純白の翼と漆黒の翼を広げた。それを見た国民達は動揺し、騒然とした。
「えっ、天使?」
「いや、あの翼はどう見ても悪魔だろ。あの瞳も見てみろよ」
「どういう事?」
「皆のもの、静ま……っ!」
騒然とした広場にエルフィンは大声で静まるように伝えようとしたが、悠人がそれを止めた。
「いいんだよ、エル。皆、知らないんだから、そりゃ驚くよ」
悠人は眉間に皺を寄せるエルフィンに優しく微笑みかけた。
「私は天使と悪魔のハーフです。皆さんがどう思われるかは大体理解しています。……だけど、これだけは伝えたいです! 私はこの国を……この国の人達を……誰よりも愛しています!」
悠人は透明の涙を流し、震える声で言葉を詰まらせながら、国民達に聞こえるように喋った。少しの沈黙の後、広場からは段々と拍手する音が聞こえ、大歓声が上がった。
「悠人様! 俺達も愛してるぜ!」
「悠人様! 私達はどこまでもついていきます!」
「……うぐっ。皆、ありがとう」
悠人は溢れる涙を拭きながら、国民達に微笑みかけた。しばらくすると、再び広場が静まり返った。
「私からも悠人に伝えたい事がある!」
そう言うと、エルフィンは悠人を向かい合わせになり、ひざまづいた。そして、悠人の手を取ると、真剣な眼差しで悠人を見つめた。
「――悠人、俺と結婚してくれ」
「えっ! で、でも……」
「……俺じゃ嫌か?」
悠人は顔を真っ赤にし、首を横に振り、否定した。
「……わ、わ、私で良ければ、喜んで」
そうすると、エルフィンはポケットから小さな四角い箱を取り出した。そして、ダイヤの指輪を悠人の左手の薬指にはめた。その瞬間、広場は今日一番と言っていい程の歓声が上がり、メイドや兵士達も皆、抱き合って、喜んでいた。
「悠人、愛している」
「……うん、僕も」
建国記念式は無事に終わり、二人は王宮へ戻った。
「はぁ、……疲れた。あー、ふかふかのベッド気持ち良い」
悠人は自室へ戻り、そのままベッドへ飛び込んだ。ベッドに頬擦りしていると、突然ドアが開いた。
「悠人様、大変です! エルフィン様が倒れました!」
悠人は驚き、ベッドから飛び起きた。
「えっ! 本当ですか! エルは今どこにいますか!」
「こちらです。私についてきてください!」
悠人は血相を変え、その兵士についていった。悠人は息を切らしながら、兵士が案内した部屋へ入った。
「ここは……物置。兵士さん、エルはどこに……えっ! 何これ!」
悠人が物置の奥へ進むと、突然、魔法陣が出現し、紫色の触手が飛び出してきて、悠人の体を拘束した。
「……ははははっ! まんまと引っかかったな」
「ぐっ! 外れない! ……お前、誰だ!」
その兵士は必死に抵抗する悠人を嘲笑い、正体を現した。そこには、二本の角を生やし、漆黒のマントを広げた魔王の姿があった。
「っ! 魔王がなんでこんなところに! 結界が発動しているのに!」
「あんな結界、俺様にとってはただの布にすぎん」
魔王は悠人に歩み寄り、髪を引っ張り上げ、悠人の頬を舐めた。
「さぁ、行こう。俺達の城へ……ふははははっ!」
「エルッ! ……んぐっ!」
悠人は助けを求めるように叫んだが、魔王に口を塞がれ、あっという間に魔法陣の中へ魔王とともに消えていった。
――バタンッ!
「悠人ぉ! ……くそっ!」
エルフィンと兵士達が部屋へ駆け付けた時には、すでに魔法陣が消えた後だった。エルフィンは眉間に皺を寄せ、強く握り締めた拳で壁を殴った。
「……後を追うぞ!」
そして、エルフィンは兵を率いて、山の向こうにそびえ立つ魔王城へ向かった。
「――だいぶ活気が出てきたね」
「そうだな。今では近隣諸国との交易も増えてきた。最初はどうなるかと思っていたが、こんなにも素晴らしい国に出来るとは思っていなかった。悠人のお陰だよ、感謝する」
「僕なんて……何にもしてな……っん!」
エルフィンは悠人を抱き寄せ、キスをする。
「なんか変わったよね……最初は怖くて、近寄りがたいイメージだったけど、今は優しくて、……優しくて。ほっ、ほら、メイドさん達もエルが昔に比べて、すごい柔らかくなったって言ってたよ!」
「それは褒めているのか?」
「たぶん……いや、絶対! 僕はこの世界に来て、エルと出会って、今こうやって……エルの優しさに触れる事が出来て、幸せ。この世界に来て良かったと思ってるし、後悔してない」
悠人はエルフィンの両手を取り、向かい合った。そして、潤んだ瞳でエルフィンを見つめた。
「……あの、その……改めて言うのも恥ずかしいけど、エルの事……愛してるよ」
「俺もだ……悠人、愛している」
頬を赤く染め、照れくさそうに俯く悠人の顎に手を当て、エルフィンは優しくキスをした。
「近々、中央広場で建国記念式をするんだ。お前にも出席して欲しい……嫌か?」
「そんな事無いよ。皆の笑顔が見れるのなら、是非出席したい!」
「そうか……良かった」
建国記念式の日が近付くにつれ、街には華やかな飾りつけがされ、賑わいも徐々に増していった。一方、城内では式典の準備で皆が慌ただしく走り回っていた。悠人はアスターから社交界のマナーを朝から晩まで叩き込まれ、疲労困憊だった。一通りのマナーを学び終わり、やっと解放されたと大喜びするのも束の間、気付いたら、建国記念式当日を迎えていた。
「はぁ……大丈夫かな。緊張してきた」
「悠人なら大丈夫だ」
悠人は新調された純白のローブに、レースがあしらわれた羽織るケープを身に纏った。メイドや兵士達はその美しい姿に終始見とれていた。
エルフィンは恥ずかしがる悠人の頬に手を添え、耳元で囁いた。
「悠人……今日も綺麗だぞ」
「うぅっ、茶化さないでよ……余計に緊張しちゃうじゃん」
「ほら、行くぞ」
悠人はエルフィンの差し出した手を取り、壇上へ上がった。広場は多くの人で埋め尽くされ、二人の登場で大きな歓声が上がった。そして、エルフィンが片手を挙げると、広場は一気に静かになった。
「今日は我が国の建国記念式に来てくれて感謝する。何も無かったこの土地をここまで見事に素晴らしいものに変えてくれた精霊達と国民に感謝する。それと同時に、国民には今まで辛い思いをさせてしまった事を詫びる。しかし、これからはアーベルトビッツ第二王国として、国民達が安心して暮らせるよう、国王の責務を果たす事をここに誓う」
悠人はエルフィンの真っ直ぐな瞳と凛々しい姿を見て、ドキッとした。
エルフィンが敬礼をすると、兵士達も敬礼し、広場は再び歓声が上がった。
「ほら、次は悠人の番だ」
悠人が頷くと、エルフィンは悠人の背中を優しく押し、一歩前に出た。それを見た国民達は悠人の名前を呼び、手を振ってくれた。間もなくして、広場は再び静まり返った。
「……。わっ、私はこの国に聖人として召喚されました。でも、私は聖人なんかではありません。私は嘘をつきたくありません」
そう言うと、悠人は祈りを捧げながら、純白の翼と漆黒の翼を広げた。それを見た国民達は動揺し、騒然とした。
「えっ、天使?」
「いや、あの翼はどう見ても悪魔だろ。あの瞳も見てみろよ」
「どういう事?」
「皆のもの、静ま……っ!」
騒然とした広場にエルフィンは大声で静まるように伝えようとしたが、悠人がそれを止めた。
「いいんだよ、エル。皆、知らないんだから、そりゃ驚くよ」
悠人は眉間に皺を寄せるエルフィンに優しく微笑みかけた。
「私は天使と悪魔のハーフです。皆さんがどう思われるかは大体理解しています。……だけど、これだけは伝えたいです! 私はこの国を……この国の人達を……誰よりも愛しています!」
悠人は透明の涙を流し、震える声で言葉を詰まらせながら、国民達に聞こえるように喋った。少しの沈黙の後、広場からは段々と拍手する音が聞こえ、大歓声が上がった。
「悠人様! 俺達も愛してるぜ!」
「悠人様! 私達はどこまでもついていきます!」
「……うぐっ。皆、ありがとう」
悠人は溢れる涙を拭きながら、国民達に微笑みかけた。しばらくすると、再び広場が静まり返った。
「私からも悠人に伝えたい事がある!」
そう言うと、エルフィンは悠人を向かい合わせになり、ひざまづいた。そして、悠人の手を取ると、真剣な眼差しで悠人を見つめた。
「――悠人、俺と結婚してくれ」
「えっ! で、でも……」
「……俺じゃ嫌か?」
悠人は顔を真っ赤にし、首を横に振り、否定した。
「……わ、わ、私で良ければ、喜んで」
そうすると、エルフィンはポケットから小さな四角い箱を取り出した。そして、ダイヤの指輪を悠人の左手の薬指にはめた。その瞬間、広場は今日一番と言っていい程の歓声が上がり、メイドや兵士達も皆、抱き合って、喜んでいた。
「悠人、愛している」
「……うん、僕も」
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悠人は血相を変え、その兵士についていった。悠人は息を切らしながら、兵士が案内した部屋へ入った。
「ここは……物置。兵士さん、エルはどこに……えっ! 何これ!」
悠人が物置の奥へ進むと、突然、魔法陣が出現し、紫色の触手が飛び出してきて、悠人の体を拘束した。
「……ははははっ! まんまと引っかかったな」
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その兵士は必死に抵抗する悠人を嘲笑い、正体を現した。そこには、二本の角を生やし、漆黒のマントを広げた魔王の姿があった。
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