最悪の溺愛(東雲祐介×澤端隼人)

朝比奈*文字書き

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最悪の溺愛(東雲祐介×澤端隼人)

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【注意書き】
⚠️本作はR18G(グロ・暴力表現)を含みます。
暴力シーン、精神的な追い詰め描写、性的描写、死や腐敗などの過激な表現があります。
苦手な方、心臓が弱い方、トラウマをお持ちの方は閲覧をお控えください。
また、登場人物の暴力・執着・依存などの関係性はフィクションであり、現実の問題を推奨・助長するものではありません。
閲覧の際はご自身の体調と心の準備を整えてからお楽しみください。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

東雲祐介×澤端隼人

「ただいま」
隼人が帰ってきた。
「…あ、おかえり」
いつも通りに帰ってきた隼人をいつも通りに接したはずが何かに勘づいた。
「何かあったの?」
「いや、別に…自分の事だからお前に言う必要ない」
「そう…最近祐介、目の下クマにできてるから体調崩してないか心配んなんだよね」
「心配ありがと、さ、飯食お」
テーブルにいつも通りのご飯が並べられて、いつも通りにご飯を食べいつも通りに生活する、そんな生活が1ヶ月続いた。
「ちょっと仕事場のやつと出掛けてる来るわ」
「え、急に?」
いつも前もって言う祐介が今日は当日に言ってきて驚いている。
「うん、さっき連絡来てさ」
と言いながら隼人に携帯画面を見せる。
「あ、ほんとだ…うん、気をつけて行ってきてね」
と素直に見送る隼人。

--祐介

「あ、やっぱそうなんすね」
モヤモヤだった感情からイライラに変わる。
「隼人くん、夜の仕事してるね、お金に困ってたのかな」
「お金に困ったとしても俺が支える位の財力あるのになんでって感じです、俺じゃ不満なんすかね?」
口調は穏やかだが何処か怒りが溢れてる。
「1度…話し合ってみたら?」
「こんな状況で俺がまともに話できると思います?」
「そうだよね…俺が話聞いてみようか?」
「いや、大丈夫っす、俺が自分で問い詰めてみます」
「言い方」
ありがとうございましたと頭を下げお金を渡し後にする。
そして家に帰る。

「隼人、ちょっといいか?」
「何?」
「夜の仕事してんのか?」
「…あ…うん、ごめん」
ジリジリと隼人に詰め寄る祐介。
「なんで?俺の財力じゃ足らない?なんで俺の嫌な事ばっかりするんだ?」
祐介に詰め寄られ棚に置いてあったメモ帳に手が当たり落ちる。
「…俺も…祐介のために何が出来たらと思って」
「…お金は困らせないって言ったよな?そんなに俺以外とやりたいの?」
「違う…俺は別に身体なんか」
「隼人気付いてないと思うけど、たまにおっさん臭い匂いするんだよ、吐き気しそうなくらい」
「……ごめん、俺だって祐介に何かしてあげたいって…思うよ」
「そんな金要らない」
無言で隼人の腕を掴み寝室に投げ飛ばす。
「俺はお前が傍にいればいいって何度も言ったはずなのに…働けとも1度も言ったことない、なんで?」
「いきなり投げ飛ばすなんて」
「いつもの事だろ、で?おっさんと何した?」
「…愛人契約した…月1回あって20…」
「で?」
威圧感に押し潰されそうになる。
「やったのか?」
ゆっくり隼人は頷いた。
「へぇ…俺以外とやって気持ちよかった?」
隼人の居るベッドに覆い被さるように、隼人を睨みつけるように見る。
「…ううん…」
「ふーん」
隼人の間に足をいれる
「その割にはこの話してると起ってんだね」
「ち、違う…」
「俺以外のやつとやって思い出して起ってんの?お前最悪だな」
思わずため息が漏れる。
「なんか、イライラとかじゃなくて呆れてきたわ」
そのまま祐介はどこかに行ってしまった。

隼人も最悪の事態とか色んなことが頭の中をぐるぐる周り、訳が分からなくなる。

数時間後……。
「隼人、俺が悪かったな」
ベッドで寝ている隼人の顔に手を添える。
「俺が隼人に執着し過ぎた…でも、こんなに俺は隼人しか見てなかった」
顔や首筋、胸、腰と手を這わしていき、服やスボンをずらしていく。
「今からおっさんに抱かれた隼人…上書きしていくね…こんなにドロドロ…」
隼人行為をし、今日は中々起きないねと言いながら腰を打ち付ける。
「隼人が俺のせいで寝れなくて眠剤飲んでるのも知ってるよ、今日それが良く効いてるのかな、俺はなんでも知ってるんだ…このまま中に出すよ」
何度も腰を打ち付け隼人の中に吐き出す。

「隼人…おはよ」
「…ん…祐介…おはよ」
祐介に手を回しキスをする。祐介も答えるように隼人の顔に手を添え深いキスをし舌を絡める。
「また、祐介、俺が寝てる間にしたの?」
「寝顔が可愛かったから」
「俺も祐介感じたかったのに…」
「…する?」
「いっぱい祐介の温もり欲しい」
軽いキスから深いキスをする度唾液が溢れ、銀色の糸が引く。そのまま下に手を伸ばし解す。
「もう、入れても大丈夫だな」
圧迫感で息が上がる。じわじわと中に入ってきて奥に当たる。
「はぁっ…あっ…今日…なんか変」
腰を引くと隼人の身体は鳥肌が立ち奥まで突くと体が仰け反る。
「今日は体が敏感なんだな」
「ま、待って…い、イきそう…」
そういうと隼人のモノを根元を掴む。
「え…なんで…」
「早い、まだ、イカさない」
「やだ…イキたい…」
「ダメ」
「止めたら、おかしくなる…」
「ほら、おかしくなれよ」
隼人は息が上がり、奥を突かれる度に体を震わす。
「あっ、待って…い、イクっ」
何も出ずイッてしまう。
「え…」
「ドライでイッたな」



会社の人と会って、そのまま暫く眠って夢を見ていた。

「隼人…これでどこにも行かず俺とずっと一緒だな」
隼人の首には濃い痣が出来、冷たくなっている。
「俺がずっと綺麗にしてあげる」

家に帰って隼人と口論になり、終着がつかなくなり祐介は手を出してしまった。
祐介の思い通りにならなくて、執着が酷くなりいっその事殺してしまえば俺から離れなくて済むと思った。ずっと傍に置いておきたがために知り合いのツテを借り腐敗しない様に頼み込んだ。埋葬すると約束して。

「隼人、今が1番綺麗だよ」

… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽


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