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かわいいお兄さんは好きですか?⑧
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食べ尽くしたい、と思うほど鼓さんが綺麗で、キスをすると小さく震えるのがいやらしい。胸の突起に触れるとまたぴくんと震えた。突起をつまんで、捏ねるように弄るとそこはつんと尖ってくる。尖りにもそっとキスをすると鼓さんが甘い声を上げた。
「史崇……」
「めっちゃエロい……かわいい」
「んっ……」
尖りを舌で潰すように捏ねてちゅっと吸うと更にかわいい声が聞こえて、俺も下腹部が熱くなる。鼓さんが手を伸ばし、俺のトレーナーをたくし上げる。
「史崇も、脱いで」
「うん」
服を脱いでベッドの下に落とす。鼓さんの両方の胸の尖りをいじりながら耳元に顔を寄せる。
「鼓さん、好き」
「っ……」
「好きだよ、すごく好き」
「ん、あ……っ」
囁くたびに鼓さんが身体を震わせるのがかわいくて、いじめるつもりはないけれど「好き」を耳元で繰り返す。吐息が甘くなってきて、それがあまりにおいしそうで唇を重ねて呑み込んだ。舌をこすり合わせると俺もぞくぞくして頭がぼうっとしてくる。鼓さんの唾液が甘くて、もっと味わいたい。
キスをしながらなめらかな肌を撫でる。そのまま鼓さんの履くボトムスを脱がせようとしてうまくいかず、もたついてしまうと、鼓さんが自分で脱いでくれた。
「……ごめん」
「なんで?」
「だって、慣れてなくて」
「史崇が慣れてたらショックだから、それでいいの」
唇を尖らせる鼓さんがやっぱりかわいくてどうしよう、と思っていたら俺のジーンズもたどたどしく脱がされた。肌と肌を合わせて抱き合うと、すごくどきどきするのに落ち着く。
「ねえ、鼓さん」
「ん?」
「ここ、舐めていい?」
すでに昂って存在を主張しているものに触れて問いかけると、鼓さんが真っ赤になり首を横に振る。
「だめ!」
「うん、わかった」
頷き、顔の位置をずらして昂りにキスをすると鼓さんがびくんと震えて俺の肩を叩く。
「馬鹿馬鹿! だめって言った!」
「うん」
だめと言われて聞けるわけがない。だってすごくおいしそうだ。全体にキスをして、先端を口に含むと甘い喘ぎが聞こえてきて欲望が沸き上がる。もっと味わいたい、もっと鼓さんを知りたい。
「ふ、史崇……っ、だめ、もういいから……!」
また肩をぱしぱしと叩かれ、仕方なく顔を上げるとこれ以上ないくらい顔を赤くした鼓さんが涙目で睨んでいる。
「……馬鹿」
「そういうの、かわいすぎるよ」
「ばかぁ……!」
「うん」
昂りを撫で、そのまま手を滑らせていき奥まった部分に触れると、繰り返されていた「馬鹿」が止まった。
「史崇……」
「大丈夫?」
「うん。できたら今すぐ史崇が欲しいくらい」
「それはだめ」
そっと指を忍び込ませると、鼓さんが眉を顰める。
「無理?」
「ううん……変な感じがするだけ」
「だめなら言ってね」
「わかった」
そこを拡げるように少しずつ動かして、指を少し進ませる。鼓さんが深呼吸するので、それに合わせて指を動かす。
「どう?」
「……結構大丈夫かも」
「よかった」
「指増やしていいよ」
「うん」
一度指を抜いて、二本にしてまた指を進ませる。鼓さんが苦しくないように、痛くないように、気をつけながら。
内襞を撫でるようにしていたら、しこりのようなものに触れた。途端に鼓さんが身体を大きく震わせる。
「鼓さん、大丈夫?」
「あっ……あ、そこ……」
「ここ?」
「ああっ……!」
鼓さんのつま先がぴんと伸びてぴくんぴくんと跳ね、真っ赤になって俺を捕まえる視線が蕩けている。すべてがかわいくて同じところを繰り返し撫でると、鼓さんの昂りから透明な蜜がとろとろと溢れ出る。誘われるようにその蜜を舌で掬い取った。
「んぁっ……史崇っ……あ、あっ……」
しこりを撫でながら、ちゅ、ちゅ、と昂りにキスをしていき、かわいい声が切羽詰まったものになるのが欲情を誘う。
「だめ、あ……っ!」
「!」
口に含んだ昂りが弾け、白濁液が放たれる。口内に広がる青臭いような独特のにおいがかえって愛しい。
「ふみ、たか……」
鼓さんがボックスティッシュを差し出すので、受け取るけれど口内の白濁は喉に通して飲み込んだ。
「えっ」
「おいしい」
「そんなわけない! ……あ」
耳まで赤くした鼓さんのかわいさは世界一どころじゃない。鼓さんが声を上げると後孔が締まって指をきゅっと呑み込み、同時に身体がかくんと固まった。
「鼓さん? どうしたの?」
「ゆ、指の感覚が……」
「うん?」
「……中で、はっきりわかって……」
小さく身体を捩る姿がいやらしくてかわいくて、優しくしたいのにいじめたい気持ちになってしまう。指を更に増やし、先程のしこりを少し強めに押すように捏ねると、かわいい人は大きく震えて甘く喘ぐ。目尻から零れる涙にキスをしながら、俺の身体の中心でも熱が燃えるのがわかった。
「史崇……」
「めっちゃエロい……かわいい」
「んっ……」
尖りを舌で潰すように捏ねてちゅっと吸うと更にかわいい声が聞こえて、俺も下腹部が熱くなる。鼓さんが手を伸ばし、俺のトレーナーをたくし上げる。
「史崇も、脱いで」
「うん」
服を脱いでベッドの下に落とす。鼓さんの両方の胸の尖りをいじりながら耳元に顔を寄せる。
「鼓さん、好き」
「っ……」
「好きだよ、すごく好き」
「ん、あ……っ」
囁くたびに鼓さんが身体を震わせるのがかわいくて、いじめるつもりはないけれど「好き」を耳元で繰り返す。吐息が甘くなってきて、それがあまりにおいしそうで唇を重ねて呑み込んだ。舌をこすり合わせると俺もぞくぞくして頭がぼうっとしてくる。鼓さんの唾液が甘くて、もっと味わいたい。
キスをしながらなめらかな肌を撫でる。そのまま鼓さんの履くボトムスを脱がせようとしてうまくいかず、もたついてしまうと、鼓さんが自分で脱いでくれた。
「……ごめん」
「なんで?」
「だって、慣れてなくて」
「史崇が慣れてたらショックだから、それでいいの」
唇を尖らせる鼓さんがやっぱりかわいくてどうしよう、と思っていたら俺のジーンズもたどたどしく脱がされた。肌と肌を合わせて抱き合うと、すごくどきどきするのに落ち着く。
「ねえ、鼓さん」
「ん?」
「ここ、舐めていい?」
すでに昂って存在を主張しているものに触れて問いかけると、鼓さんが真っ赤になり首を横に振る。
「だめ!」
「うん、わかった」
頷き、顔の位置をずらして昂りにキスをすると鼓さんがびくんと震えて俺の肩を叩く。
「馬鹿馬鹿! だめって言った!」
「うん」
だめと言われて聞けるわけがない。だってすごくおいしそうだ。全体にキスをして、先端を口に含むと甘い喘ぎが聞こえてきて欲望が沸き上がる。もっと味わいたい、もっと鼓さんを知りたい。
「ふ、史崇……っ、だめ、もういいから……!」
また肩をぱしぱしと叩かれ、仕方なく顔を上げるとこれ以上ないくらい顔を赤くした鼓さんが涙目で睨んでいる。
「……馬鹿」
「そういうの、かわいすぎるよ」
「ばかぁ……!」
「うん」
昂りを撫で、そのまま手を滑らせていき奥まった部分に触れると、繰り返されていた「馬鹿」が止まった。
「史崇……」
「大丈夫?」
「うん。できたら今すぐ史崇が欲しいくらい」
「それはだめ」
そっと指を忍び込ませると、鼓さんが眉を顰める。
「無理?」
「ううん……変な感じがするだけ」
「だめなら言ってね」
「わかった」
そこを拡げるように少しずつ動かして、指を少し進ませる。鼓さんが深呼吸するので、それに合わせて指を動かす。
「どう?」
「……結構大丈夫かも」
「よかった」
「指増やしていいよ」
「うん」
一度指を抜いて、二本にしてまた指を進ませる。鼓さんが苦しくないように、痛くないように、気をつけながら。
内襞を撫でるようにしていたら、しこりのようなものに触れた。途端に鼓さんが身体を大きく震わせる。
「鼓さん、大丈夫?」
「あっ……あ、そこ……」
「ここ?」
「ああっ……!」
鼓さんのつま先がぴんと伸びてぴくんぴくんと跳ね、真っ赤になって俺を捕まえる視線が蕩けている。すべてがかわいくて同じところを繰り返し撫でると、鼓さんの昂りから透明な蜜がとろとろと溢れ出る。誘われるようにその蜜を舌で掬い取った。
「んぁっ……史崇っ……あ、あっ……」
しこりを撫でながら、ちゅ、ちゅ、と昂りにキスをしていき、かわいい声が切羽詰まったものになるのが欲情を誘う。
「だめ、あ……っ!」
「!」
口に含んだ昂りが弾け、白濁液が放たれる。口内に広がる青臭いような独特のにおいがかえって愛しい。
「ふみ、たか……」
鼓さんがボックスティッシュを差し出すので、受け取るけれど口内の白濁は喉に通して飲み込んだ。
「えっ」
「おいしい」
「そんなわけない! ……あ」
耳まで赤くした鼓さんのかわいさは世界一どころじゃない。鼓さんが声を上げると後孔が締まって指をきゅっと呑み込み、同時に身体がかくんと固まった。
「鼓さん? どうしたの?」
「ゆ、指の感覚が……」
「うん?」
「……中で、はっきりわかって……」
小さく身体を捩る姿がいやらしくてかわいくて、優しくしたいのにいじめたい気持ちになってしまう。指を更に増やし、先程のしこりを少し強めに押すように捏ねると、かわいい人は大きく震えて甘く喘ぐ。目尻から零れる涙にキスをしながら、俺の身体の中心でも熱が燃えるのがわかった。
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