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夢のリゾート島へ上陸!
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豪華客船でたどり着いたその島は、確かに素晴らしいリゾート地だった。
緑滴る森、白い砂浜に青い海。
いかにもな美しい自然は、かえって作り物のように見える。白亜の大きなホテルは、屋内プール付き。だけど、この白い砂浜と透き通る海があれば必要ないように思える。
この島全体がオールインクルーシブ。
アルコールも含め、飲み食べ放題。劇場で上演される見世物も見放題、それに加え、なんと、男どうしでセックスし放題…だという。
取引先の担当から、譲り受けた二泊三日のツアーだ。
予約が三年待ちの大人気リゾート。だが、予定が入り、本人は行けなくなったという。ただ、キャンセルするのももったいない…ということで、俺にその権利を譲ってくれたのだ。
噂にはいろいろと聞いていたが、実際どんな場所なのか、俺は興味があった。
酒池肉林を実現したようなリゾート、男の夢そのものの場所、一度体験したら日常に戻れない…などなど…。
船から島に上陸すると、こう表現するしかない、ピチピチの美少年、美青年たちが、半裸の姿で、銀の盆に冷たい飲み物を乗せ、客たちを迎え入れる。
「いらっしゃいませ…!長旅、お疲れさまです。お飲み物はいかがですか?」
「冷たいお茶も、アルコールもございます…!」
半裸というが、上半身だけ裸というのではない。マイクロビキニの姿や、ランジェリー姿、バニーガールならぬバニーボーイの姿で、裸よりいやらしい。
客たちは若者から老人まで様々だ。そして、俺のような一人客のほかにも、グループ客、カップルらしい客もいる。
俺はショートカクテルを一つ頂戴し、飲み干すと、グラスを愛らしい少年の一人に託し、ホテルに向かう。
ホテルまでの道には飲み物や食べ物を振る舞う、おしゃれな屋台が立ち並んでいる。
これらが全て飲み食べ放題とは。
さらに、なんと信じられないことに、あちこちに置かれたサマーベッドの上で、男どうしでまぐわっている…!
「アアン♡アアン♡」
毛深い中年男性の上で、必死に腰を振り、自分で乳首をいじりながら気持ちよさそうに喘ぐ美少年。
初老の男のペニスに二人がかりで奉仕する美少年たち。
どちらが客で、どちらがホストなのか、交わる二人の美少年。
コンドームやローション、性具、それに精力剤が入った籠を持ち、声がかかれば、それを差し出す美青年がうろうろとそのへんを歩む。
「マジかよ…」
想像以上のものすごい世界が広がっている。
ホテルに着き、チェックインする。フロント係はスーツを着ている。が、とんでもなく美しいことは変わらない。
ぶっちゃけ、ものすごく好みだ。俺より少し背が低くて、色白で、眼鏡をかけていて、シャープな印象で、つやつやの黒髪…。
名札をちらっと見る。香月…か…。
ホテルのサービスの説明を聞くが、ソフトでしっとりとした声もいい。
カードキーを受け取り、部屋へ。
白を基調としていて、なかなか広く、新しいし、いい部屋だ。
ふつうのリゾートホテルと違うところは、ベッドがバカでかいことだ。
こんなベッドで独り寝なんて…阿呆らしいよ…な…。
緑滴る森、白い砂浜に青い海。
いかにもな美しい自然は、かえって作り物のように見える。白亜の大きなホテルは、屋内プール付き。だけど、この白い砂浜と透き通る海があれば必要ないように思える。
この島全体がオールインクルーシブ。
アルコールも含め、飲み食べ放題。劇場で上演される見世物も見放題、それに加え、なんと、男どうしでセックスし放題…だという。
取引先の担当から、譲り受けた二泊三日のツアーだ。
予約が三年待ちの大人気リゾート。だが、予定が入り、本人は行けなくなったという。ただ、キャンセルするのももったいない…ということで、俺にその権利を譲ってくれたのだ。
噂にはいろいろと聞いていたが、実際どんな場所なのか、俺は興味があった。
酒池肉林を実現したようなリゾート、男の夢そのものの場所、一度体験したら日常に戻れない…などなど…。
船から島に上陸すると、こう表現するしかない、ピチピチの美少年、美青年たちが、半裸の姿で、銀の盆に冷たい飲み物を乗せ、客たちを迎え入れる。
「いらっしゃいませ…!長旅、お疲れさまです。お飲み物はいかがですか?」
「冷たいお茶も、アルコールもございます…!」
半裸というが、上半身だけ裸というのではない。マイクロビキニの姿や、ランジェリー姿、バニーガールならぬバニーボーイの姿で、裸よりいやらしい。
客たちは若者から老人まで様々だ。そして、俺のような一人客のほかにも、グループ客、カップルらしい客もいる。
俺はショートカクテルを一つ頂戴し、飲み干すと、グラスを愛らしい少年の一人に託し、ホテルに向かう。
ホテルまでの道には飲み物や食べ物を振る舞う、おしゃれな屋台が立ち並んでいる。
これらが全て飲み食べ放題とは。
さらに、なんと信じられないことに、あちこちに置かれたサマーベッドの上で、男どうしでまぐわっている…!
「アアン♡アアン♡」
毛深い中年男性の上で、必死に腰を振り、自分で乳首をいじりながら気持ちよさそうに喘ぐ美少年。
初老の男のペニスに二人がかりで奉仕する美少年たち。
どちらが客で、どちらがホストなのか、交わる二人の美少年。
コンドームやローション、性具、それに精力剤が入った籠を持ち、声がかかれば、それを差し出す美青年がうろうろとそのへんを歩む。
「マジかよ…」
想像以上のものすごい世界が広がっている。
ホテルに着き、チェックインする。フロント係はスーツを着ている。が、とんでもなく美しいことは変わらない。
ぶっちゃけ、ものすごく好みだ。俺より少し背が低くて、色白で、眼鏡をかけていて、シャープな印象で、つやつやの黒髪…。
名札をちらっと見る。香月…か…。
ホテルのサービスの説明を聞くが、ソフトでしっとりとした声もいい。
カードキーを受け取り、部屋へ。
白を基調としていて、なかなか広く、新しいし、いい部屋だ。
ふつうのリゾートホテルと違うところは、ベッドがバカでかいことだ。
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