いい島、恋気分

ゆめゆき

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海へくりだす

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 翌朝、と言っても昨晩は一時過ぎまで荒淫に耽り、部屋で目を覚ましたのは十一時過ぎだった。

 朝食ビュッフェは終わり、食堂はランチビュッフェに切り替わっている。

 色とりどりの具材が挟まれたサンドウィッチ、スープ、ポテトにハンバーガー、唐揚げ、刺身もあるし、自由に盛りつけられる海鮮丼もある。その他、グラタン、ピザ、パスタ、サラダ、ミニケーキなどなど…。

 もちろん、昼間からアルコールも飲める。

 俺はモヒートを頼んだ。

 サラダ、サンドウィッチ、それに刺身を皿に取り、海の見える窓際の二人席が空いていたのでそこに座る。

 今頃、香月は何をしているだろう。また都合よく話しかけて来てはくれないだろうか。

 昨日は凄まじい一日だった。十人近くの相手と交わり、何度も絶頂を味わった。夢を見ていたようだ。

 海辺を眺めていると、こんな日の高いうちから、エアマットの上でセックスを楽しんでいるカップルの姿が見えた。

 いくつもパラソルがあるが、おそらくあの下でも同様の光景が繰り広げられていることだろう。

 海の家のような建物、屋外ステージのようなものも見える。どんな催しを…。

 俺の胸は高鳴った。

 食事を終えると、俺もビーチに行ってみることにした。

 ロビーを通る時、ソファで交わる二組のカップルが目に入る。

「あ…ふ…♡あ…ン…♡」

「はぁ…っ…いいよ…」

 対面騎乗位で盛り始めた一組。

「いい…っ…♡あん♡イッ、イッちゃ…♡イッちゃうぅ…」

「はァ…!はァ…!かわいい…っ!」

 ソファに手をつき、お尻を突き出す美青年と、それを激しいピストンで責める男性客。

 触発され、気分が高揚し、精力が漲ってくるのを感じる。

 ビーチへと歩む足が力強く速まる。

 到着すると、そこには想像通り、いや、想像以上の淫らな光景が繰り広げられていた。

 波の音や、海鳥の鳴く声を邪魔しない程度にムードのある音楽が流れ、その中で、男たちは思い思いにセックスを楽しんでいる。

「あぁ…♡あぁ…♡はぁ…♡深い…っ♡」

「はぁ…はぁ…あぁ…っっ!!」

「あん…♡あん…♡気持ち…いぃ…♡」

 浜に満ち満ちる、妖しい息遣いと切なげな喘ぎ声。

 たくさんのパラソルの下には、サマーベッドが置かれ、その上でまぐわう男たち。

 ウエイター役の青年たちが数人、そこへトロピカルドリンクを運ぶため、ゆったりと歩んでいる。

 その衣装はセーラー襟と、お尻が半分見えるビキニパンツだけだ。

 俺は海の家、と言うにはあまりに瀟洒な建物を覗きに行った。

「いらっしゃいませ…!」

 カウンター越しに笑顔を見せる美青年。

「ドリンクやフードをご所望ですか?パラソルとベッドのレンタルか…奥にもベッドがございます。エアマットも…」

 俺は迷ったが、パラソルとベッドのレンタルを頼んだ。せっかく来たんだ。思い切り楽しまないと。明日の船は十一時だから、何も出来ないかも。

 それにしても、青姦なんて初めて…。相手は…。

「待機スタッフのプロフィールはこちらです…!ウエイターを誘っていただいても構いません」

 タブレットを渡される。既に派遣済みの子は表示されないのだろう。便利なシステムだ。

 数ページあるのを、指先で滑らせてめくっていく。今の気分は初々しいのがいい。写真で見ただけではわからないが…。

 一人の青年に目が止まった。重めの前髪、黒髪で色白で華奢で目が大きく、子兎のようだ。

「じゃあ、この…シンくんを…」

「ふふ…お目が高い…三日前から働き出した、一生懸命ないい子です…たっぷりかわいがってあげてくださいね…」

「へ、へえ…」

 パラソルとベッドを設置してもらい、ベッドに横たわってシンを待つ。

 波の音を聴き、水平線を眺める。

 彼は程なくやって来た。

「あ、あの…よろしくお願いします…シンです…その…ええと…」

「お、おお…」

 写真の通り、いや、写真以上にきれいな感じの子だ。それに、慣れていない様子がかわいらしい。

 目元は紅潮し、呼吸は荒く、既にペニスはビキニの水着を押し上げている。

 無理もない。あちらからもこちらからも喘ぎ声が響き、これからすることへの期待もあるのだろう。

「海パンを脱いで、こっちにおいで…そっち向きに…俺の上に…シックスナインしよう」

「は、はい…」

 彼は俺に従い、一生懸命に頑張った。

「はむ…っ…♡おっき…♡んむ…♡」

 手で扱きながら、先端の方をまんべんなく舐めしゃぶる。時々、睾丸も口に含み、吸うようにする。

「ああ…いいよ…」

「おいしいれふ…♡ン…ッ…♡あぁ…っ♡」

 俺の方は、ペニスを手で扱きながら、アナル舐めをした。

 感じて身を震わせるシン。

「あ…♡は…♡」

 アナルがピクン…ピクン…と、反応する。指を挿れようとするが、押し返してくる。そんなに経験は多くなさそうだ。ゆっくり、ゆっくり指を挿入し、シンの様子を見る。

「あ…ン…♡はァ…♡はァ…♡」

「どう?」

「あん…♡感じます…♡おちんちん…挿れて…欲しいです…♡」

 シンが恥ずかしそうに言う。

「うん、いいよ…!」

 了解してから、もうしばらくアナルを柔らかくするために指を増やし、円を描くようにした。

「あぅ…♡あ…♡あ…♡」

 充分にアナルをほぐした後、シンを横向きにベッドに寝かせ、膝を抱えさせる。そして、背後から抱きつくようにして、アナルにペニスを埋めていく。

「あ…♡あ…♡は…ふ…♡」

「ああ、締まる…!」

 かなり、締まりがいい。経験が浅く、今日の客も俺で一人目なのかもしれない。

「いい具合だよ…」

「あ…ん…♡うれ…し…♡あぁん♡奥まで…気持ち、いぃ…♡」

 腰と臀部を密着させ、奥深く突き入れると、シンは身をよじって喜んだ。

 胸に手を回して、乳首を弄びながら、ゆっくりと腰をひいて、ペニスを引き抜く。

「あぁ…♡あぁ…♡あ……♡」

 亀頭が半分出たところで、ズンッと再び突き入れる。また、ゆっくりと引き抜く…突き入れる…!

「あ…っ♡あ…っ♡あ…っ♡あぁん♡あぁ…っ♡」

 シンもたまらず腰を揺らす。かなり気持ちがよさそうだ。

「気持ちいい?」

「あ…っ♡気持ち…いいです…っ…♡あぁん♡よ過ぎて…ドキドキして…♡あぁん…♡」

「俺も気持ちいいよ…!」

 激しく責め、たまに休憩するように腰の動きをゆったりにして、長く楽しむ。ペニスを引き抜き、四つん這いにさせ、バックから突いたり、片足を上げさせ抱きつくようにして腰を振ったり、体位も変え、そのうちお互い快感の頂点に近づく。

 汗で湿った肌に海風が心地よい。繰り返す波の音、長閑な海鳥の声、そんな中で性の快感を貪る。

 そろそろ射精が近い…。正常位の形をとり、かわいい顔が快感に辛そうな表情をするのを眺め、ピストンを速める。

 シンは一生懸命自分のものを扱く。

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡イッちゃ…イッちゃうぅ…♡精液…出る…っ♡」

「俺も…俺も出すよ…!!あ…!ああ…っ!!」

 俺は射精感がこみ上げてきて、ペニスを引き抜くと、慌ただしく扱き、射精した。

「…っあ…!はァッ!はァッ!あ…!」

 俺の精液はシンのペニスにかかり、シンはそのまま扱き続け、ピュッ、ピュッ…ピュッ…と、射精した。

「あァ…♡はァ…♡は…♡は…♡すごい…気持ちいい…エッチ…♡」

 放心しながらも、ペニスを扱き続けるシンはかわいらしい。

「すごく、よかったよ…」

「あ…ありがとうございます…ボク、この島で初めてして…満足していただけたらよかったです…ボクもさっきのエッチ…すごく気持ちよかったです…♡」

 やっぱり、経験が少ない子だったのか…。お初を頂いた幸運な男が羨ましい。

 それから、俺たちはしばらくお互いのものをゆるゆると扱き合いながら休憩をとり、再び重なって自然の中で激しく燃えた。
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