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第19話:「神の舌・アルテミスの秘密」
しおりを挟む神宴祭二日目、朝から神殿の大広間は熱気に包まれていた。トーナメント一回戦の残りの試合が続々と行われ、観客は白熱した料理バトルに沸いていた。
司はエリシア、グスタフとともに観客席で試合を見守っていた。マルコの試合——「氷炎のセラフィム」との対決は、既に終わっていた。結果は予想通り、マルコの敗北。しかし彼は名誉ある戦いを見せ、「月影茸の記憶の森」という独創的な料理でセラフィムを一瞬驚かせることに成功していた。
「マルコさんの料理、素晴らしかったですね」
エリシアが感嘆の声を上げた。彼女は間もなく自分の試合を控え、他の料理人たちの戦いから多くを学ぼうとしていた。
「ああ」
司も頷いた。
「負けたとはいえ、彼の料理には確かな力があった。『月影茸』から記憶を引き出す技術は一流だった」
しかし、マルコの健闘もむなしく、セラフィムの「神授の月影氷炎料理」の圧倒的な存在感の前には及ばなかった。セラフィムの料理は食べた者の意志を神々の意志へと導くという恐るべき力を持っていたのだ。
「マルコさんはどこに?」
エリシアが周囲を見回した。
「少し休んでいるようだ」
グスタフが答えた。
「あの試合の後、神殿の医務室に運ばれた。セラフィムの料理の影響が強かったらしい」
「大丈夫なのかな…」
エリシアが心配そうに呟いた。
「彼なら大丈夫だろう」
司は彼女を安心させようとしたが、内心では懸念を抱いていた。セラフィムの料理の力は、司が想像していた以上に強大だったのだ。
「次の試合は『砂漠の魔術料理人・サハラ』対『氷の彫刻師・フロスト』」
グスタフが場内アナウンスを繰り返した。
「対照的な二人の戦いだな。砂と氷…」
司はこの試合に注目していた。どちらも有力な料理人で、勝者は準決勝で自分と対戦する可能性があったからだ。
その時、司の視界の隅に銀色の人影が見えた。アルテミスだった。彼女は審査員席を離れ、広間の裏手に通じる小さな扉へと向かっていた。その際、一瞬だけ司の方を見て、微かに頷いたように見えた。
「すまない、少し席を外す」
司は立ち上がった。
「サハラとフロストの試合が始まる前に」
「どこへ行くんですか?」
エリシアが不思議そうに尋ねた。
「少し…気になることがあってね」
司はそれ以上の説明をせず、アルテミスが消えた扉の方へと向かった。グスタフは何かを察したようだったが、何も言わずに頷いただけだった。
広間の裏手は、一般の観客が立ち入ることのできない場所だった。司は慎重に周囲を窺いながら進む。廊下には神官たちが時折行き交っていたが、幸いにも司を不審に思う者はいないようだった。
曲がり角を過ぎると、小さな中庭があった。そこには一本の大きな白樺の木が立ち、その下にアルテミスの姿があった。彼女は司の姿を見ると、静かに微笑んだ。
「来てくれたのね」
彼女の声は風のように静かだった。
「何か話があるのですか?」
司は警戒を解かずに尋ねた。アルテミスとの関係は複雑だった。彼女は協力者なのか、それとも敵なのか。まだ完全には信頼できずにいた。
「ええ、時間がないの」
アルテミスは周囲を警戒するように見回した。
「このあたりは一時的に監視の目が届かない場所。でも長くは話せないわ」
彼女は白樺の木の幹に触れ、懐かしむように見つめた。
「この木は神殿が建てられる前からここにあるの。神々の支配が始まる前から…」
司は彼女の言葉に耳を傾けた。アルテミスの紫水晶の瞳には、深い記憶の色が浮かんでいた。
「私の記憶が少しずつ蘇ってきているわ。あなたの料理のおかげで」
彼女は司を見つめた。
「司さん、あなたは本当に『神殺しの料理人』なのね」
司は一瞬躊躇ったが、率直に答えることにした。
「ええ、そうです。料理で神々の支配から人々を解放したいと思っています」
彼の答えにアルテミスは安堵したように微笑んだ。
「やはり…私の感覚は正しかった」
彼女は深呼吸し、決意を固めたように口を開いた。
「私もかつて『神殺しの料理人』だったの」
その言葉に、司は息を呑んだ。予想はしていたものの、彼女自身の口から確認したことで、状況の重大さが一層実感された。
「あなたの料理を口にして、私の封印された記憶が少しずつ蘇りはじめた。まだ断片的だけれど…」
アルテミスは遠い目をして続けた。
「私は約100年前、あなたと同じように神々に挑んだの。『記憶と真実の料理』という力を持っていた私は、人々に神々の真実を伝え、解放しようとした」
「100年前…」
司は驚いた。アルテミスの外見は20代後半にも見えない美しさだったが、彼女は100年以上生きていたのだ。
「ええ。神々は時の流れを操る力を持っているわ。そして敗れた私は…『神の舌』として記憶を封印され、魂を支配されたの」
彼女の声には深い悲しみが込められていた。
「『神の舌』とは何なのですか?」
司の問いにアルテミスは静かに答えた。
「神々の料理を味わい、その価値を世に広める存在。しかしそれは表向きの役割。本当は…」
彼女は一瞬言葉を詰まらせた。
「神々の支配を強化するための道具なの。『神の舌』の評価が、人々の味覚と価値観を決定づける。神々はその力を使って、人間の持つ本来の『味覚の自由』を奪っているのよ」
司はその重大な真実に言葉を失った。「神の舌」という存在が、神々の支配体制の重要な歯車だったのだ。
「あなたの『烙印を解く料理』が、私の封印された記憶と能力を少しずつ取り戻させている」
アルテミスは司の目をまっすぐ見つめた。
「しかし、これは危険なことよ。神々、特にゼウルと神官長サプライズはあなたの正体に気づき始めている」
「でも、あなたは私に協力してくれている…」
「私は神々の支配から解放されたいの」
彼女は切実な思いを込めて言った。
「100年もの間、自分の意志とは裏腹に神々に仕え続けてきた。記憶を取り戻しても、まだ完全に自由ではない。でも、あなたの料理が私を少しずつ解放している」
「それで、今度の本選トーナメントでも…」
「ええ。私は審査員として、できる限りあなたを支援するわ。でも、限界がある。サプライズの監視は厳しいし、私自身も神々の烙印に縛られている」
アルテミスは警告するように続けた。
「最も危険なのは、神宴祭で勝ち進むことよ」
「どういうことですか?」
「『神の御前料理人』になれば、神々に魂を支配されるわ。私のような『神の舌』よりもさらに強力な烙印を押される」
司の背筋に冷たいものが走った。
「神宴祭で優勝すれば、神々に近づき『神殺しのレシピ』の手がかりを得られると思っていたのに…」
「それは確かよ」
アルテミスは頷いた。
「『神授のレシピ』の中には『神殺しのレシピ』の要素が隠されているわ。でも、それを得る前に魂を支配されてしまえば意味がない」
彼女は司の手を取った。彼女の手は冷たく、かすかに震えていた。
「慎重に進まなければ。特に次の対戦相手には気をつけて」
「次の対戦相手?」
司は不思議に思った。トーナメント表では、彼の次の対戦相手は今日の「サハラ」と「フロスト」の勝者のはずだった。
「サプライズが裏で動いているわ。トーナメント表を改ざんして、あなたの次の対戦相手を『氷炎のセラフィム』に変えようとしている」
「セラフィムと!?」
司は驚いた。セラフィムは本選トーナメントの中でも最強の料理人の一人だった。しかも関所での対決や今日のマルコとの試合を見る限り、彼の料理の力は恐るべきものだった。
「なぜそんなことを…」
「あなたを早々に排除するためよ。『神殺しの料理人』の疑いがあるあなたを、セラフィムの『神授の料理』で魂ごと支配しようとしているの」
アルテミスの警告に、司は深刻な表情になった。
「準備する時間がない…」
「でも、諦めないで」
アルテミスの目には決意の色が浮かんでいた。
「あなたの『神馳せの饗宴』の力は強い。そして私も、できる限りの支援をするわ」
彼女は懐から小さな袋を取り出し、司に渡した。
「これは『記憶の花』の種。神々が禁じた特別な植物よ。これを使えば、『記憶を呼び覚ます料理』の力が強化される」
司は感謝の気持ちを込めて袋を受け取った。
「ありがとう、アルテミスさん」
「もう一つ重要なことがあるわ」
彼女は司の耳元に近づき、小声で言った。
「『神殺しのレシピ』は一つの料理法ではなく、七つの特殊な調理技術の集合体。その一つが『烙印を解く』技術。あなたは既にそれを体得しつつある」
「七つの調理技術…」
司は納得した。これまで彼が聞いてきた断片的な情報が、少しずつ繋がり始めていた。
「残りの六つは?」
「まだ私の記憶も完全ではないの。でも、あなたの料理が進化するにつれ、私の記憶も蘇るはず」
アルテミスは突然身を固くした。
「誰か来るわ」
確かに、廊下から足音が近づいてくる音が聞こえた。
「もう行かなくては」
彼女は急いで言った。
「明日のセラフィムとの対決に備えて。そして…」
彼女は最後にもう一つ重要なことを告げた。
「セラフィムの料理の弱点は『本心』よ。彼の料理は人の心を支配するけれど、本当の心、深い記憶には届かない」
足音がさらに近づいてきた。
「行って!」
アルテミスの促しに、司は急いで中庭を後にした。別の通路を通って広間へと戻る途中、彼は心の中でアルテミスの言葉を反芻していた。
---
広間に戻ると、サハラとフロストの試合は既に終盤を迎えていた。二人の料理は正反対の特徴を持ちながらも、高いレベルで拮抗していた。サハラの「砂漠の太陽を映す神聖いちごのオアシス」は鮮やかな赤と金色が印象的な温かみのある料理。対するフロストの「神聖いちごの氷の記憶」は透明感のある青と白を基調とした涼やかな一皿だった。
「勝負あり!」
サプライズの声が広間に響き渡った。
「勝者は『砂漠の魔術料理人・サハラ』!」
広間から拍手が沸き起こる。サハラは誇らしげに頭を下げ、フロストは悔しさを滲ませながらも礼儀正しく敗北を認めた。
司は席に戻り、エリシアとグスタフに合流した。
「サハラの勝利か…」
グスタフが呟いた。
「次はあいつとの対決になるな」
司は目の前の試合に目を向けていたが、心はアルテミスから聞いた話で一杯だった。次の対戦相手がサハラではなく、セラフィムになるという衝撃的な情報。そして、アルテミス自身の驚くべき過去。
「司さん、どうしたんですか?」
エリシアが心配そうに尋ねた。司の表情が普段より険しいことに気づいたのだろう。
「後で話す」
司は小声で答えた。今はエリシアの試合に集中すべきだった。彼女は次の試合で「花の料理人・フロラ」と対決することになっていた。
「次の試合、『花の料理人・フロラ』対『エリシア』!」
サプライズのアナウンスにエリシアは立ち上がった。彼女の表情には緊張と決意が混在していた。
「頑張って」
司は彼女の肩を軽く叩いた。
「ありがとうございます。司さんに負けないように全力を尽くします!」
彼女は勇気を振り絞って調理台へと向かった。
その時、サプライズが追加のアナウンスをした。
「また、トーナメント表に変更があります」
広間にざわめきが広がった。
「明日の準々決勝、『暁の料理人・ソル』対『砂漠の魔術料理人・サハラ』の試合は、『暁の料理人・ソル』対『氷炎のセラフィム』に変更となります」
観客からは驚きの声が上がった。セラフィムは既にマルコを破り、準々決勝に進出していたはずだった。突然の対戦相手変更は明らかに異例のことだった。
「理由は『神意による』とのこと。神々のご意志により、この対決が望まれています」
サプライズの説明に、観客は興奮気味に受け入れた。神々の意志なら従うしかない、という空気が広間を支配していた。
「やはり…」
司はアルテミスの警告が的中したことに身を引き締めた。彼らは確実に「神殺しの料理人」である司を排除しようとしていた。
グスタフも険しい表情で呟いた。
「これは明らかな裏工作だ。セラフィムとの対決を強制することで、お前を早々に排除するつもりだろう」
「ああ」
司は静かに頷いた。
「でも、逃げるわけにはいかない」
彼の目には強い決意の色が浮かんでいた。
「セラフィムの料理の弱点は『本心』だという。彼の料理は人の心を支配するが、本当の心、深い記憶には届かない…」
司はアルテミスから聞いた言葉を思い出していた。
「『神馳せの饗宴』と『烙印を解く』力で、彼に対抗するしかない」
グスタフは心配そうに司を見たが、彼の決意を感じ取り、黙って頷いた。
エリシアの試合が始まり、広間は再び料理バトルの熱気に包まれた。司は友人の戦いを見守りながらも、明日の決戦に向けて心の準備を始めていた。
神の国ファルミラの神殿で、料理を通じた神々と人間の戦いは、新たな局面を迎えようとしていた。
---
神殿の最上階、ゼウルの私室。神官長サプライズが天帝シェフの前に跪いていた。
「トーナメント表の変更は完了しました」
サプライズの報告にゼウルは微かに頷いた。
「『暁の料理人・ソル』はセラフィムと対決することになります。彼の『神授の料理』の力があれば、『神殺しの料理人』の疑いのある者でも支配下に置けるでしょう」
「良くやった」
ゼウルの声は静かだが、威厳に満ちていた。
「アルテミスの様子はどうだ?」
「彼女は『暁の料理人・ソル』の料理に強く反応しています。記憶の封印が解かれつつあるようです」
ゼウルの表情が一瞬、曇った。
「そうか…やはり彼女の中の『神殺しの料理人』が目覚めつつあるのだな」
「対策を講じるべきでしょうか?」
サプライズの問いにゼウルは思案の表情を浮かべた。
「まだ早い。彼女の記憶が完全に戻るまでは見守れ。そして…」
ゼウルの目に不思議な光が宿った。
「『神殺しの料理人』がどこまで成長するか、私自身も見届けたい」
その言葉にサプライズは驚いたが、主の意向に逆らうことはできなかった。
「仰せのままに」
彼は頭を下げ、退出していった。
一人残されたゼウルは窓から見える神の国ファルミラを眺め、深い思索に沈んだ。彼の表情には、「神殺しの料理人」への興味と期待、そして何か言い知れぬ感情が浮かんでいた。
神宴祭は、予想以上に興味深い展開を見せ始めていた。
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