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長い長い1日
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人払いをする際に、ジャドの言動の事で
ルカリオ殿下は神様たちに頭を下げていた。
「先程の御無礼、平にひらにお許しください。
失礼なものいい、および態度など誠に
申し訳ございません。お詫び申し上げます。
あやつめはまだ子どもの身…シツケが
行き届かず大変申し訳ございません。
子のシツケは、親代わりの私の責任…
…しいては…。」
「長い.、のっしっ。」
ルカレオ殿下の言葉を遮った玄武のカメ?さん。
「そなたは、どう責任をとるんだにょ?」
「そ、それは……。」
「にょにょ、そなたは忘れ去られ
廃れたと言えど、5神のうちの1神の血筋にょ。
薄まったと言えども朱雀の血を引く子にょ、
軽々しく言葉を吐くな、にょにょにょ。」
へびさん、怒ってる?
ソファーを降りた俺たち?は、
毛足の長い絨毯に座り込んだ。
ルカレオ殿下は、額を床に付け
土下座?じゃなく、うつ伏せになり、
両手は前に、両足は揃えてピンッと
伸ばしていた。その姿は、まるで
アルファベットの"i "の文字のようだった。
「……。」
何だこれ?土下座(寝)?
自然と開放された俺は、床に座り込んだ
まんまだったが、(たぶん)玄武のカメさんに
ヒョイっと持ち上げられ、少し移動した
カメさんは俺を念願?だった
1人用のソファーに降ろされたはず?!
むにょ。
「……ぅわっ。」
うわぁ、なんてふわふわなんだろうか?
もうここから立ち上がりたくないと
思える程の吸い付くようなフィット感。
気持ちいい……。
ずっと座っていたいなぁ…。
優しく包み込むようなひんやりしたソファー。
このまま、寝れそうだ。
「ぴよ?」
一瞬目を閉じかけてしまった。
吸い付くような座り心地というか、
ひんやりしたソファーが動き出し、
包み込むように抱きしめられたのだった。
「愛い、可愛い主殿じゃ。わらわを
気に入ったのじゃな。座り心地はどうじゃ?」
「…えっ?」
「がぁぁ、お主も、私の上に主殿を置いて
くれればいいものを、なぜこやつガァー。」
がぁーさん……。
「ぴよぴよ。皆、久々ぴよ。」
「……。」
ソ、ソファーが動いた…ってソファー
じゃないけど…。一人で座りたい。
アレは、本物のソファーだよなぁ。
俺は(たぶん)本物のソファーを見つめていた。
「そこの、朱雀の末裔…むさ苦しいのじゃ、
土下座をやめて普通にしたらどうじゃ?」
ルカレオ殿下は地面に突っ伏した状態で
固まっていた。
しばらくすると床に座り込んだまま
両手を付いていた。
「ル、ルカレオ殿下……。」
俺はルカレオ殿下に、どお言葉を
かけていいのかわからなかった。
ルカリオ殿下は神様たちに頭を下げていた。
「先程の御無礼、平にひらにお許しください。
失礼なものいい、および態度など誠に
申し訳ございません。お詫び申し上げます。
あやつめはまだ子どもの身…シツケが
行き届かず大変申し訳ございません。
子のシツケは、親代わりの私の責任…
…しいては…。」
「長い.、のっしっ。」
ルカレオ殿下の言葉を遮った玄武のカメ?さん。
「そなたは、どう責任をとるんだにょ?」
「そ、それは……。」
「にょにょ、そなたは忘れ去られ
廃れたと言えど、5神のうちの1神の血筋にょ。
薄まったと言えども朱雀の血を引く子にょ、
軽々しく言葉を吐くな、にょにょにょ。」
へびさん、怒ってる?
ソファーを降りた俺たち?は、
毛足の長い絨毯に座り込んだ。
ルカレオ殿下は、額を床に付け
土下座?じゃなく、うつ伏せになり、
両手は前に、両足は揃えてピンッと
伸ばしていた。その姿は、まるで
アルファベットの"i "の文字のようだった。
「……。」
何だこれ?土下座(寝)?
自然と開放された俺は、床に座り込んだ
まんまだったが、(たぶん)玄武のカメさんに
ヒョイっと持ち上げられ、少し移動した
カメさんは俺を念願?だった
1人用のソファーに降ろされたはず?!
むにょ。
「……ぅわっ。」
うわぁ、なんてふわふわなんだろうか?
もうここから立ち上がりたくないと
思える程の吸い付くようなフィット感。
気持ちいい……。
ずっと座っていたいなぁ…。
優しく包み込むようなひんやりしたソファー。
このまま、寝れそうだ。
「ぴよ?」
一瞬目を閉じかけてしまった。
吸い付くような座り心地というか、
ひんやりしたソファーが動き出し、
包み込むように抱きしめられたのだった。
「愛い、可愛い主殿じゃ。わらわを
気に入ったのじゃな。座り心地はどうじゃ?」
「…えっ?」
「がぁぁ、お主も、私の上に主殿を置いて
くれればいいものを、なぜこやつガァー。」
がぁーさん……。
「ぴよぴよ。皆、久々ぴよ。」
「……。」
ソ、ソファーが動いた…ってソファー
じゃないけど…。一人で座りたい。
アレは、本物のソファーだよなぁ。
俺は(たぶん)本物のソファーを見つめていた。
「そこの、朱雀の末裔…むさ苦しいのじゃ、
土下座をやめて普通にしたらどうじゃ?」
ルカレオ殿下は地面に突っ伏した状態で
固まっていた。
しばらくすると床に座り込んだまま
両手を付いていた。
「ル、ルカレオ殿下……。」
俺はルカレオ殿下に、どお言葉を
かけていいのかわからなかった。
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