メスビッチお兄さん研修センター

万年Ｆランクのメスビッチお兄さん

万年Fランクおじさんは衆人環視のもとエネマグラを挿入される※

　指名されたのは個室から出てきた緑の紐がついたIDカード、つまりはFランクのおじさんだった。このひとはおじさんだけれど頑固でなかなか開かない雄導弁を持っており、ランクが上がらす、「万年Ｆランクさん」として有名だった。他のメスビッチお兄さんからは「まーさん」と呼ばれ親しまれている。

「あーそっちかー」
「今回は「匠コース」じゃなかったね」
「宿泊研修当たるように、グループルームでアピールしたんだけどなー」

　宿泊研修には「匠コース」と「おぼこコース」があり、より高度な実地研修を行う「匠コース」と、なかなか花開かないメスビッチお兄さんのための「おぼこコース」がある。

「でも、まーさんがんばってたもんね」
「うんうん。ダイエットもして、エステも通って、常にエネマグラ仕込んでたもんねー」

　メスビッチお兄さんたちは心根があたたかい。まーさんが宿泊研修に当たったことを心から喜んだ。
　ちなみに、ダイエットジムもエステも国からの補助によりメスビッチお兄さんは無料クーポンが発券されて、月に5回まで無料だ。そして、通った先のジムで屈強なトレーナーに組み敷かれ。エステでは性感マッサージの後に合体する。
　なお、そこまでのセットプレイは国としては関知していない。

「はい、宿泊研修が当たられた19番さんには、記念品として我がMTCにて新しく開発した特製エネマグラ、「開通くん」を進呈いたします。こちら、「ア・ナールくん」と同じ機能をさらに小型化、24時間あなたの前立腺を刺激して開発すると共にデータを取得します。取得したデータはスマートフォンへブルートゥースで配信し、常に確認できますので、あなたの雄導弁ライフを応援いたします」
「はい！　先生！　その「開通くん」は何処で売っていますか？」
「まだ非売品なのです。何名かのモニターによりサンプルデータを蓄積しております。完成いたしましたら、順次、メスビッチお兄さんに無料配布いたしますので、今暫くお待ちください」
「はーい♡」

（楽しみだね～）（早く欲しいね～）ザワザワするメスビッチお兄さんたちを満足そうに見回すMTC所員。

「19番さん、贈呈式ですが、公開にいたしますか？　それとも非公開になさいますか？」
「公開とはどういった方法でしょうか」
「はい。こちらのグループルームにて開封頂き、挿入させて頂きます。挿入する際ご希望があればMTC職員でも、ここに集まるメスビッチお兄さんたちでもお手伝いを致しますが」
「公開！　公開！　公開！」

　メスビッチお兄さんたちのシュプレヒコールが起こる中、まーさんは顔を真っ赤にして、小さな声で「では、公開でお願います……」と答えた。

　メスビッチお兄さんたちのやんやの歓声の中、MTC職員は質問する。

「よくご決断なさいましたね。お手伝いは必要ですか？」
「はいはーい！僕（俺）たちがやりたいでーす！」
「皆さんそうおっしゃっていますが、19番さんとしてはどうなさいますか？」
「では、皆さんで……」

　まーさんはグループルームの中央にある寝台で下半身を晒すと、真っ赤になった顔を枕に埋める。メスビッチお兄さんたちは折角だから気持ちよくしてあげようねと、まーさんの乳首や、ペニスなどあらゆる性感帯をそれぞれ担当して刺激する。まーさんのアナルを丁寧に舐めあげた屈強なメスビッチお兄さんが一つ頷くと、「開通くん」を挿入する係のメスビッチお兄さんが厳かかつ、メスビッチお兄さんにしては珍しく雄の目をギラギラさせながら挿入し、よいところを掠めるように「開通くん」の位置を調整する。まーさんは堪らずメスイキし、脚をがくがくとさせている。
　固唾をのんで見守っていた、その他のメスビッチお兄さんたちの万雷の拍手の中、まーさんは意識を手放した。