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8話「重鎮たちと面会①」
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ミサラから変態扱いを受けながら、雑談をして一時間ほど経過した。
「おはようございますー、陛下」
「うむ、おはよう」
緩い感じであくびをしながら、一人の女性が入ってきた。
金髪の髪が靡いていて、着ている服はいたるところが破れていて、露出が多い。
破れ方は、戦闘などによって出来たもののようには見えないので、自分自身で破いているのかもしれない。
とても皇帝の前でするような態度ではないが、ミサラは全く気にしている様子がない。
「ミーシャ。言っていた例の者だ」
「ああ、キース君だっけ? え!? めっちゃいい男じゃん!」
眠たそうな目でキースの方を向いたが、見た瞬間目がぱっと開いた。
「ど、どうも……初めまして」
「そんなかしこまらなくていいよ。陛下ぁ、イケメンだなんて聞いてませんよ? 知ってたら、ロアに変わって私が迎えに行ったのに!」
「み、ミーシャは私みたいにドラゴン持ってないじゃないですか!」
「移動手段はどうとでもするってー」
「お主、あの時は他の男と遊んでなかったか?」
「いつキース君回収のお話、ありましたっけ?」
「ちょうど一週間前だな」
「あー、確かに。夜遅くまで遊んじゃって寝坊した日ですね」
「なら、文句を言われる筋合いは無いのぉ」
「むぅ。あ、勝手に話しててごめんね。私はヴォルクス皇国弓兵部隊総大将、ミーシャって言いますー。一応こんなのだけど、皇国で一番の狙撃手としてやってまーす」
「す、スナイパーなんですね」
狙撃手ということで、木に登ったり狭い場所から狙撃したりするので、動きやすい服装をしているようだ。
「こんな遊び散らかしとる女だが、腕前だけは断トツでな。矢が届く範囲なら、こいつにかかれば確実に的中する」
「でも、弓を引くのに筋力が必要なので、女性だと不利にならないのですか?」
「我が国では、女でも軽く引いて長距離まで矢を飛ばせる魔法弓というものがある。それを使えば、男も女も関係なしなのだよ」
「そゆっことー。後は正確さの問題だけよ?」
「なるほど、色々と納得できました」
魔法弓、キースは聞いたこともなかった。
前線の話を聞いても、そんなおかしな弓兵がいるとの話は聞いていなかった。
つまり、エルクス王国との戦争で手の内を見せる気もなかった、ということだろう。
確固たる差をつけられて、手の内まで隠されている。
知れば知るほど、無謀な戦いだった。
「ねぇねぇ、キース君」
「はい、何でしょうか」
「今日の夜、空いてない? 遊びに行ってもいい?」
早速キースの方に近づいてきて、艶めかしく誘って来る。
「ちょ、ちょっとミーシャ!」
「え、ロアも昨日は遊んでもらったんでしょ? 独り占めしないでよ」
「あなたの場合は見境がないでしょう!」
「ロアに関係ないじゃーん。キース君次第だもん」
そう言うと、ロアとミーシャがこちらを見てくる。
当然どうしていいか、キースは困惑していた。
「求められる男はつらいよのぉ」
「陛下、助けていただくことは出来ますでしょうか?」
「我のような年の若造には大人の事情など、ちーっとも分からぬのー」
見捨てられた。この問題は自分で好きなようにしろということらしい。
「また追々でもいいですか……? まだ生活に慣れてなくて」
「もちろんいいよ。これからここに居るんだし、いくらでもお誘いしてあげるよ」
「や、やけにすんなりと引きましたね……」
「私みたいな経験豊富な女は、焦ったりしないのよ?」
キースからすれば、ちょっと聞きにくい話が続いている中、扉が開く音がして、また一人やってきた。
「やけににぎやかだな。お、陛下御指名の方がいるのかな?」
本日初めての男性の登場であった。
「レック、任務ご苦労。そして紹介しよう。キースだ」
「お初にお目にかかります」
「堅苦しくなくていい。私はヴォルクス皇国鎧騎士団団長、レックと申す。昨日は顔を出せなくてすまない。少し任務があって外出していた」
レックは鎧騎士ということで、とても体が大きくたくましい体つきをしている。
顔には傷があり、歴戦の戦士と言った風格を感じる。
「では、よろしく」
「ああ、それぐらいの方が助かる。うちの主要な連中は見ての通り、女性率がやたら高くてな……。男が来ると聞いて楽しみにしていたんだ」
「何よー、まるでそれが嫌みたいな言い方は」
レックの発言に、ミーシャが噛みついた。
「事実を言ったまでだ。別に嫌だとは言っていない。肩身が狭いと思っているだけだ」
「それって女が多いってことに不満ってことでしょ?」
何やら言い合いを始めた。ただ、ミサラもロアも何も言わない。
「ほっといていいですよ、キース様。よくこの二人、喧嘩してますから」
「その通り。痴話げんかだと思ってくれていい」
「「痴話げんかではありません!」」
「と、まぁこんな感じだ。気にするな」
「は、はい」
「キースよ! こんな女のこと、気にしなくていいからな!」
「キース君! こんな脳筋男の話なんか聞かないでね!」
喧嘩はしばらく終わりそうにないなと思いながら、キースでも何となくこの二人の関係性について想像がついた。
「このお二人、お付き合いしてるんですか?」
「正しくは”していた”だな」
「別れてからは、ああして喧嘩してばっかりなんです」
「「そっちが悪いんだ!」」
別れて喧嘩はしているものの、息はピッタリである。
ミサラが痴話げんかというのも、理解できる。
「ちなみに、なんで別れたんですか?」
「ミーシャが他の男と浮気したからだったか?」
「確かそうだったと思います」
「どうだ、これを聞けばこの女が悪いと分かってくれただろう!?」
「あんたが下手くそで、自分の事しか考えてないから楽しくなかったんだよ! ちゃんと思いやってくれたら、下手でもずっと一緒に居ようって思えたのに……!」
「自分の浮気を正当化するのかお前は……! それに下手下手と、男のプライドを傷つけたな!」
「事実下手くそなんだもん! それに『私、軽いよ』って言っても、『それでもお前がいい』って言ったの、どこのどいつだよ!」
まさに売り言葉に買い言葉。
絶対的な強さを持つ国を支える大黒柱が、城の中で聞くに堪えない喧嘩をしている。
「キース、これが日常茶飯事だから、慣れてくれな?」
「そ、そうなんですか」
「まぁこんなやつでも、実力やらはとんでもないからな。こういうのを見ると、ため息が出るがのぉ」
しばらくこの元カップルの喧嘩は続いた。
「おはようございますー、陛下」
「うむ、おはよう」
緩い感じであくびをしながら、一人の女性が入ってきた。
金髪の髪が靡いていて、着ている服はいたるところが破れていて、露出が多い。
破れ方は、戦闘などによって出来たもののようには見えないので、自分自身で破いているのかもしれない。
とても皇帝の前でするような態度ではないが、ミサラは全く気にしている様子がない。
「ミーシャ。言っていた例の者だ」
「ああ、キース君だっけ? え!? めっちゃいい男じゃん!」
眠たそうな目でキースの方を向いたが、見た瞬間目がぱっと開いた。
「ど、どうも……初めまして」
「そんなかしこまらなくていいよ。陛下ぁ、イケメンだなんて聞いてませんよ? 知ってたら、ロアに変わって私が迎えに行ったのに!」
「み、ミーシャは私みたいにドラゴン持ってないじゃないですか!」
「移動手段はどうとでもするってー」
「お主、あの時は他の男と遊んでなかったか?」
「いつキース君回収のお話、ありましたっけ?」
「ちょうど一週間前だな」
「あー、確かに。夜遅くまで遊んじゃって寝坊した日ですね」
「なら、文句を言われる筋合いは無いのぉ」
「むぅ。あ、勝手に話しててごめんね。私はヴォルクス皇国弓兵部隊総大将、ミーシャって言いますー。一応こんなのだけど、皇国で一番の狙撃手としてやってまーす」
「す、スナイパーなんですね」
狙撃手ということで、木に登ったり狭い場所から狙撃したりするので、動きやすい服装をしているようだ。
「こんな遊び散らかしとる女だが、腕前だけは断トツでな。矢が届く範囲なら、こいつにかかれば確実に的中する」
「でも、弓を引くのに筋力が必要なので、女性だと不利にならないのですか?」
「我が国では、女でも軽く引いて長距離まで矢を飛ばせる魔法弓というものがある。それを使えば、男も女も関係なしなのだよ」
「そゆっことー。後は正確さの問題だけよ?」
「なるほど、色々と納得できました」
魔法弓、キースは聞いたこともなかった。
前線の話を聞いても、そんなおかしな弓兵がいるとの話は聞いていなかった。
つまり、エルクス王国との戦争で手の内を見せる気もなかった、ということだろう。
確固たる差をつけられて、手の内まで隠されている。
知れば知るほど、無謀な戦いだった。
「ねぇねぇ、キース君」
「はい、何でしょうか」
「今日の夜、空いてない? 遊びに行ってもいい?」
早速キースの方に近づいてきて、艶めかしく誘って来る。
「ちょ、ちょっとミーシャ!」
「え、ロアも昨日は遊んでもらったんでしょ? 独り占めしないでよ」
「あなたの場合は見境がないでしょう!」
「ロアに関係ないじゃーん。キース君次第だもん」
そう言うと、ロアとミーシャがこちらを見てくる。
当然どうしていいか、キースは困惑していた。
「求められる男はつらいよのぉ」
「陛下、助けていただくことは出来ますでしょうか?」
「我のような年の若造には大人の事情など、ちーっとも分からぬのー」
見捨てられた。この問題は自分で好きなようにしろということらしい。
「また追々でもいいですか……? まだ生活に慣れてなくて」
「もちろんいいよ。これからここに居るんだし、いくらでもお誘いしてあげるよ」
「や、やけにすんなりと引きましたね……」
「私みたいな経験豊富な女は、焦ったりしないのよ?」
キースからすれば、ちょっと聞きにくい話が続いている中、扉が開く音がして、また一人やってきた。
「やけににぎやかだな。お、陛下御指名の方がいるのかな?」
本日初めての男性の登場であった。
「レック、任務ご苦労。そして紹介しよう。キースだ」
「お初にお目にかかります」
「堅苦しくなくていい。私はヴォルクス皇国鎧騎士団団長、レックと申す。昨日は顔を出せなくてすまない。少し任務があって外出していた」
レックは鎧騎士ということで、とても体が大きくたくましい体つきをしている。
顔には傷があり、歴戦の戦士と言った風格を感じる。
「では、よろしく」
「ああ、それぐらいの方が助かる。うちの主要な連中は見ての通り、女性率がやたら高くてな……。男が来ると聞いて楽しみにしていたんだ」
「何よー、まるでそれが嫌みたいな言い方は」
レックの発言に、ミーシャが噛みついた。
「事実を言ったまでだ。別に嫌だとは言っていない。肩身が狭いと思っているだけだ」
「それって女が多いってことに不満ってことでしょ?」
何やら言い合いを始めた。ただ、ミサラもロアも何も言わない。
「ほっといていいですよ、キース様。よくこの二人、喧嘩してますから」
「その通り。痴話げんかだと思ってくれていい」
「「痴話げんかではありません!」」
「と、まぁこんな感じだ。気にするな」
「は、はい」
「キースよ! こんな女のこと、気にしなくていいからな!」
「キース君! こんな脳筋男の話なんか聞かないでね!」
喧嘩はしばらく終わりそうにないなと思いながら、キースでも何となくこの二人の関係性について想像がついた。
「このお二人、お付き合いしてるんですか?」
「正しくは”していた”だな」
「別れてからは、ああして喧嘩してばっかりなんです」
「「そっちが悪いんだ!」」
別れて喧嘩はしているものの、息はピッタリである。
ミサラが痴話げんかというのも、理解できる。
「ちなみに、なんで別れたんですか?」
「ミーシャが他の男と浮気したからだったか?」
「確かそうだったと思います」
「どうだ、これを聞けばこの女が悪いと分かってくれただろう!?」
「あんたが下手くそで、自分の事しか考えてないから楽しくなかったんだよ! ちゃんと思いやってくれたら、下手でもずっと一緒に居ようって思えたのに……!」
「自分の浮気を正当化するのかお前は……! それに下手下手と、男のプライドを傷つけたな!」
「事実下手くそなんだもん! それに『私、軽いよ』って言っても、『それでもお前がいい』って言ったの、どこのどいつだよ!」
まさに売り言葉に買い言葉。
絶対的な強さを持つ国を支える大黒柱が、城の中で聞くに堪えない喧嘩をしている。
「キース、これが日常茶飯事だから、慣れてくれな?」
「そ、そうなんですか」
「まぁこんなやつでも、実力やらはとんでもないからな。こういうのを見ると、ため息が出るがのぉ」
しばらくこの元カップルの喧嘩は続いた。
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