90 / 234
宇宙海賊ランツベルク一味
6
しおりを挟む
「何をしている!? 早くトドメを刺せッ!」
ルドルフは軍人らしく高潔な態度で情けは無用だとばかりに修也へ訴え掛けていた。
修也は英語が分からぬ。そのためせっかくの立派な態度を見ても首を傾げるしかなく、無言で胸部に銃口を突き付けるのみだった。
ただ、言葉が分からないなりにも覚悟を決めたことだけは理解したのだろう。
殺す前に両目を閉じているのは修也なりのせめてもの償いであった。ただ、ルドルフとしては十字を切ってほしいものだ。
人生最後の瞬間にくだらないことを考えたものだ。思わず苦笑していた。
「ウォォォォォォ」
と、大声を上げた部下の一人がビームライフルを乱射しながら修也の元へと近付いてきた。
その光景を見た修也は咄嗟にルドルフの元からビームソードを奪ってから逃亡した。
どうやら逃げる前に武器を回収したかったのかもしれない。
抜け目がない親父だとルドルフが苦笑していると、横たわっていたルドルフの前に部下が電子鞭を手渡した。わざわざ貨物室から拾い上げてきたらしい。
「これが船長の一番得意な武器ですよ。これであのクソッタレを絞め殺してください」
男はフェイスヘルメットの下で口元を「へ」の字に歪めながら言った。
「分かった」
ルドルフは電子鞭を受け取ると、痛む体に鞭を打って起き上がっていった。
どうやら修也とはここで、それも自身の得意な得物を使って決着を付けなくてはならないらしい。
ルドルフは腹を括り、電子鞭を修也の元へと飛ばしていった。目の前から放たれた鞭を修也は奪い取ったビームソードで弾き飛ばしていった。
そして両手でビームソードを構えながらルドルフを迎え撃とうとしていた。
ルドルフは改めて修也から剣道の素質があることを見てとった。剣の握り方といい足のさばき方といい経験者のものである。
ドイツの士官学校で剣道のことも学んでいたからこそ理解できた。
目の前にいる親父はやはりただものではない。そう警戒しつつもルドルフは電子鞭を放っていった。
修也はビームソードを使って電子鞭を叩き落としていった。
それから反撃に転じ、ビームソードを使ってルドルフに向かって突撃していった。
持ってましたとばかりにルドルフは電子鞭をビームソードを握っている手に向かって放っていった。
修也は飛んできた電子鞭がどのように使われるのかを察したらしい。慌てて鞭が当たらないように背後へと距離を取っていった。
その光景を見たルドルフは「チッ」と舌を打ち、今度は修也の手から武器を引き離すべく、ビームソードの剣身に向かって電子鞭を放っていった。
今度こそルドルフの目論見は成功し、修也の持つビームソードの剣身は電子鞭によって絡め取られてしまうことになった。
修也はビームソードを引っ張って絡み付いた電子鞭を振り払おうとしたものの、ルドルフは自身の力を込めて修也の手から必死にビームソードを引き離そうとしていた。
この時、ルドルフは戦国時代に忍者が鎖鎌を使って侍から刀を奪い取ろうしていたという話を思い出していた。
ドイツ人である自分が忍者の真似事をして日本人である修也から武器を奪い取ろうとする構図がどこか面白かったのだ。
そんなことを考えるくらい、長い時間を掛けてフェイスヘルメットの下で歯を軋ませて睨み合いを行なっていた時のことだ。
ジョウジが部下の数が減り、手を空いたことを理由にルドルフの足元に向かってビームライフルを構えていった。
部下たちは船長の危機を防ごうとしたが、それよりも前に熱線を放射されてしまったので防ぎようがなかった。
そのためルドルフは攻撃を回避するため電子鞭を修也から離さなくてはならず、飛び上がって避難する羽目になってしまった。
その隙を逃すことなく修也は同じように飛び上がり、ルドルフの胸部に向かってビームソードを突き刺していった。
不意を突かれる形でビームソードを正面から喰らったためルドルフは避けようがなかった。
悲鳴を上げながらルドルフは甲板の上へと落ちていった。
すっかりと穴の空いてしまった胸部からは灰色の煙と火花が立ち上り、不穏な音を立てていた。
部下たちは船長が倒されたことで士気を失ったのか、慌ててその場から立ち去っていった。
それでもまだ喋る余裕はあったらしい。
大きな声で負け惜しみの言葉を吐き捨てていった。
「ヘヘッ、よくやったな。これでオレもユー将軍の後を追って地獄に行けるぜ。あの世であいつに会って抗議の言葉を口にしてやるんだ」
修也は言葉の意味が理解できずに首を傾げていたが、すぐにジョウジがやってきてその耳元で言葉の意味を解説していった。
意味を知った修也は少し皮肉を混ぜた口調で最後の質問を行なっていった。
「それもいいが、お前の反乱で死んだ人に詫びを入れるのが筋ってものじゃあないのか?」
「大津さん、それは日本のヤクザたちが使う任侠道の考え方からきたものです。海外にはそんな考えはありませんよ」
「じゃあ、なるべく分かりやすい言い方でこの人に伝えてください」
修也の指示を受け、ジョウジは終夜の日本人的な価値観に基づいた言葉を西洋的な価値観へと変換して訳すことになった。
ルドルフは意訳された言葉を気に入ったのか、何度も繰り返していった。
それから言葉を締め括っていった。
「……『最後の審判の時にあなたが殺した人にあなたが謝りなさい。そうすれば神はあなたを救うでしょう』か……へへッ、言うねぇ。確かにそうかもな」
全身からダメージが出てきて諦めの感情が先にきたのか、ルドルフはそう喋り終えると、無言で空の上を眺めていった。
「最後の懺悔とやらは済んだのか? なら、そろそろトドメを刺させてもらう」
修也はビームソードを腰にしまうと、遠距離からトドメを刺すためレーザーガンを突き付けながら言った。
その言葉を隣にいたジョウジが正確に通訳していった。
「まぁ、待てよ。焦るな。お前らは確か、今回の交易で惑星ラセットに向かうつもりだな?」
「ど、どうしてそれを!?」
修也が声を荒げるのも無理はなかった。ルドルフが語ったのは会社の中でも機密事項であり、交易に向かうための社員やその対応をしていた事務員たち、そして社長やその秘書といった限られた人たちしか知らない企業秘密であった。
「知っているとも、惑星ラセットからそのことを知らされたからな」
「バカな!」
声を上げたのは以前も惑星ラセットに交易で訪れたことのあるジョウジだった。
嘘を吐いていると思ったのだろう。大きな声で反論を口にしていった。
「惑星ラセットは海の星だが、そこに住むラセット星人は古代ギリシャ程度の文化レベルしか持っていないはずだぞ!」
「お前らが知らないところでは知らないものがーー」
時間が来たのか、ルドルフは最後まで言い切ることなく、爆破に巻き込まれていった。ルドルフが着用していたパワードスーツの破片が甲板の上に散っていった。
ルドルフの手下たちから悲鳴が聞こえてきた。宇宙の塵と化したボスを悼む声であった。
修也はしばらくルドルフが消えた後の宇宙を眺めていった。
この世から消えたルドルフは宇宙を漂っていくのだろうか。そんなことを考えていた。人は死ねば星になるという宗教観もあるが、大勢の人を殺めて人生を滅茶苦茶にしていったルドルフも星になるのだろうか。
修也はジョウジから後ろ手を引かれて宇宙船の中へと連れて行かれた。
修也はそのまま引き摺られてパワードスーツを着たまま運転席の上へと座らされていった。
そして拘束ベルトを付けられた。麗俐や悠介も同じだった。ワープが初めての二人は当惑した顔を浮かべていた。
「このままワープをするんですか?」
「えぇ、社長の指示に従って最初の目標は第一植民惑星の火星です」
「か、火星ですか!?」
思わず声を上げてしまった。というのも、先ほどのルドルフの話やワープの態勢を取っていたこともあって先に惑星ラセットに向かうのだとばかり思っていたからだ。
「えぇ、火星に最初に向かうのは社長からの命令ですし、初めて宇宙に出るお二方の異星デビューとしては最適な星でしょう? 我々が知る惑星の中で地球の文化レベルにもっとも近い惑星です」
火星。その名を知るものは多いだろう。21世紀の初頭から地球に代わる移住先として知られており、地球と同じで岩石で出来た惑星だ。そうは言っても水などがないため暮らすことはできないと言われてきていた。
しかし豊富な地下水が眠っていることが21世紀の中盤に発覚し、そこに地球からの移民船団が押し寄せていった。
人々は地下水を汲み上げ、星全体に水を行き渡せると同時に人工的な植物を生やして今では森林保護区という名目でそこに動物や虫まで放たれている。
そしてその移民団に合わせたサービスを提供するため地球各地からの企業が進出していくようになった。
そして移民船団の人々やそれを支える企業に勤める人々が住まうための住宅地やスーパー、電気屋といった人々の生活に必要な施設が揃っており、ボーリング場やカラオケ、ショッピングセンターといった娯楽施設までも揃っている。
中には日本人を始めとしたアジア人向けの施設として温泉施設まで揃っている。
こんな立派な惑星で交易船は不要なように思えるが、まだ地球でしか生産できないものもあるらしいのでそれを交易で扱うつもりだそうだ。
そんな恵まれた土地で何を交換するのか、修也は想像もつかなかった。
ルドルフは軍人らしく高潔な態度で情けは無用だとばかりに修也へ訴え掛けていた。
修也は英語が分からぬ。そのためせっかくの立派な態度を見ても首を傾げるしかなく、無言で胸部に銃口を突き付けるのみだった。
ただ、言葉が分からないなりにも覚悟を決めたことだけは理解したのだろう。
殺す前に両目を閉じているのは修也なりのせめてもの償いであった。ただ、ルドルフとしては十字を切ってほしいものだ。
人生最後の瞬間にくだらないことを考えたものだ。思わず苦笑していた。
「ウォォォォォォ」
と、大声を上げた部下の一人がビームライフルを乱射しながら修也の元へと近付いてきた。
その光景を見た修也は咄嗟にルドルフの元からビームソードを奪ってから逃亡した。
どうやら逃げる前に武器を回収したかったのかもしれない。
抜け目がない親父だとルドルフが苦笑していると、横たわっていたルドルフの前に部下が電子鞭を手渡した。わざわざ貨物室から拾い上げてきたらしい。
「これが船長の一番得意な武器ですよ。これであのクソッタレを絞め殺してください」
男はフェイスヘルメットの下で口元を「へ」の字に歪めながら言った。
「分かった」
ルドルフは電子鞭を受け取ると、痛む体に鞭を打って起き上がっていった。
どうやら修也とはここで、それも自身の得意な得物を使って決着を付けなくてはならないらしい。
ルドルフは腹を括り、電子鞭を修也の元へと飛ばしていった。目の前から放たれた鞭を修也は奪い取ったビームソードで弾き飛ばしていった。
そして両手でビームソードを構えながらルドルフを迎え撃とうとしていた。
ルドルフは改めて修也から剣道の素質があることを見てとった。剣の握り方といい足のさばき方といい経験者のものである。
ドイツの士官学校で剣道のことも学んでいたからこそ理解できた。
目の前にいる親父はやはりただものではない。そう警戒しつつもルドルフは電子鞭を放っていった。
修也はビームソードを使って電子鞭を叩き落としていった。
それから反撃に転じ、ビームソードを使ってルドルフに向かって突撃していった。
持ってましたとばかりにルドルフは電子鞭をビームソードを握っている手に向かって放っていった。
修也は飛んできた電子鞭がどのように使われるのかを察したらしい。慌てて鞭が当たらないように背後へと距離を取っていった。
その光景を見たルドルフは「チッ」と舌を打ち、今度は修也の手から武器を引き離すべく、ビームソードの剣身に向かって電子鞭を放っていった。
今度こそルドルフの目論見は成功し、修也の持つビームソードの剣身は電子鞭によって絡め取られてしまうことになった。
修也はビームソードを引っ張って絡み付いた電子鞭を振り払おうとしたものの、ルドルフは自身の力を込めて修也の手から必死にビームソードを引き離そうとしていた。
この時、ルドルフは戦国時代に忍者が鎖鎌を使って侍から刀を奪い取ろうしていたという話を思い出していた。
ドイツ人である自分が忍者の真似事をして日本人である修也から武器を奪い取ろうとする構図がどこか面白かったのだ。
そんなことを考えるくらい、長い時間を掛けてフェイスヘルメットの下で歯を軋ませて睨み合いを行なっていた時のことだ。
ジョウジが部下の数が減り、手を空いたことを理由にルドルフの足元に向かってビームライフルを構えていった。
部下たちは船長の危機を防ごうとしたが、それよりも前に熱線を放射されてしまったので防ぎようがなかった。
そのためルドルフは攻撃を回避するため電子鞭を修也から離さなくてはならず、飛び上がって避難する羽目になってしまった。
その隙を逃すことなく修也は同じように飛び上がり、ルドルフの胸部に向かってビームソードを突き刺していった。
不意を突かれる形でビームソードを正面から喰らったためルドルフは避けようがなかった。
悲鳴を上げながらルドルフは甲板の上へと落ちていった。
すっかりと穴の空いてしまった胸部からは灰色の煙と火花が立ち上り、不穏な音を立てていた。
部下たちは船長が倒されたことで士気を失ったのか、慌ててその場から立ち去っていった。
それでもまだ喋る余裕はあったらしい。
大きな声で負け惜しみの言葉を吐き捨てていった。
「ヘヘッ、よくやったな。これでオレもユー将軍の後を追って地獄に行けるぜ。あの世であいつに会って抗議の言葉を口にしてやるんだ」
修也は言葉の意味が理解できずに首を傾げていたが、すぐにジョウジがやってきてその耳元で言葉の意味を解説していった。
意味を知った修也は少し皮肉を混ぜた口調で最後の質問を行なっていった。
「それもいいが、お前の反乱で死んだ人に詫びを入れるのが筋ってものじゃあないのか?」
「大津さん、それは日本のヤクザたちが使う任侠道の考え方からきたものです。海外にはそんな考えはありませんよ」
「じゃあ、なるべく分かりやすい言い方でこの人に伝えてください」
修也の指示を受け、ジョウジは終夜の日本人的な価値観に基づいた言葉を西洋的な価値観へと変換して訳すことになった。
ルドルフは意訳された言葉を気に入ったのか、何度も繰り返していった。
それから言葉を締め括っていった。
「……『最後の審判の時にあなたが殺した人にあなたが謝りなさい。そうすれば神はあなたを救うでしょう』か……へへッ、言うねぇ。確かにそうかもな」
全身からダメージが出てきて諦めの感情が先にきたのか、ルドルフはそう喋り終えると、無言で空の上を眺めていった。
「最後の懺悔とやらは済んだのか? なら、そろそろトドメを刺させてもらう」
修也はビームソードを腰にしまうと、遠距離からトドメを刺すためレーザーガンを突き付けながら言った。
その言葉を隣にいたジョウジが正確に通訳していった。
「まぁ、待てよ。焦るな。お前らは確か、今回の交易で惑星ラセットに向かうつもりだな?」
「ど、どうしてそれを!?」
修也が声を荒げるのも無理はなかった。ルドルフが語ったのは会社の中でも機密事項であり、交易に向かうための社員やその対応をしていた事務員たち、そして社長やその秘書といった限られた人たちしか知らない企業秘密であった。
「知っているとも、惑星ラセットからそのことを知らされたからな」
「バカな!」
声を上げたのは以前も惑星ラセットに交易で訪れたことのあるジョウジだった。
嘘を吐いていると思ったのだろう。大きな声で反論を口にしていった。
「惑星ラセットは海の星だが、そこに住むラセット星人は古代ギリシャ程度の文化レベルしか持っていないはずだぞ!」
「お前らが知らないところでは知らないものがーー」
時間が来たのか、ルドルフは最後まで言い切ることなく、爆破に巻き込まれていった。ルドルフが着用していたパワードスーツの破片が甲板の上に散っていった。
ルドルフの手下たちから悲鳴が聞こえてきた。宇宙の塵と化したボスを悼む声であった。
修也はしばらくルドルフが消えた後の宇宙を眺めていった。
この世から消えたルドルフは宇宙を漂っていくのだろうか。そんなことを考えていた。人は死ねば星になるという宗教観もあるが、大勢の人を殺めて人生を滅茶苦茶にしていったルドルフも星になるのだろうか。
修也はジョウジから後ろ手を引かれて宇宙船の中へと連れて行かれた。
修也はそのまま引き摺られてパワードスーツを着たまま運転席の上へと座らされていった。
そして拘束ベルトを付けられた。麗俐や悠介も同じだった。ワープが初めての二人は当惑した顔を浮かべていた。
「このままワープをするんですか?」
「えぇ、社長の指示に従って最初の目標は第一植民惑星の火星です」
「か、火星ですか!?」
思わず声を上げてしまった。というのも、先ほどのルドルフの話やワープの態勢を取っていたこともあって先に惑星ラセットに向かうのだとばかり思っていたからだ。
「えぇ、火星に最初に向かうのは社長からの命令ですし、初めて宇宙に出るお二方の異星デビューとしては最適な星でしょう? 我々が知る惑星の中で地球の文化レベルにもっとも近い惑星です」
火星。その名を知るものは多いだろう。21世紀の初頭から地球に代わる移住先として知られており、地球と同じで岩石で出来た惑星だ。そうは言っても水などがないため暮らすことはできないと言われてきていた。
しかし豊富な地下水が眠っていることが21世紀の中盤に発覚し、そこに地球からの移民船団が押し寄せていった。
人々は地下水を汲み上げ、星全体に水を行き渡せると同時に人工的な植物を生やして今では森林保護区という名目でそこに動物や虫まで放たれている。
そしてその移民団に合わせたサービスを提供するため地球各地からの企業が進出していくようになった。
そして移民船団の人々やそれを支える企業に勤める人々が住まうための住宅地やスーパー、電気屋といった人々の生活に必要な施設が揃っており、ボーリング場やカラオケ、ショッピングセンターといった娯楽施設までも揃っている。
中には日本人を始めとしたアジア人向けの施設として温泉施設まで揃っている。
こんな立派な惑星で交易船は不要なように思えるが、まだ地球でしか生産できないものもあるらしいのでそれを交易で扱うつもりだそうだ。
そんな恵まれた土地で何を交換するのか、修也は想像もつかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる