INFECT-とある晴れた日の平凡な日常の事。-

シモ・サピエンス

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いつも通りのはずだった

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ぞわっ、全身に鳥肌が立つ。
 
そこにいたのは身長も体格もバラバラの男。
 
上は白いシャツ、下はスーツ用のズボン全員が同じ格好をしていた。
 
人数にして約50人くらいだろうか、皆下を向き身動き1つしない。
 
屋根なんてないのになぜか薄暗く気味が悪い。
 
その異様な光景に6人とも言葉を失っている。
 
そんな中勇治が口を開く。
 
「あれ?親父じゃん。」
 
なんと男たちの中に勇治のおやっさんが居たのだ。
 
「ちょっと聞いてくるわ。」
 
そういって勇治は20メートル先にいるおやっさんの元へ近づいていった。
 
この訳の分からない状況の中で新しい情報が入るのはありがたい。
 
「何やってんだよ親父。」
 
勇治がおやっさんの方を軽く叩こうとしたその時、
 
ほんの一瞬だったため何が起きているのか理解は出来なかったが、勇治が突然5メートル程吹っ飛び壁に叩きつけられた。
 
全員あまりに予想だにしない出来事に頭の理解が追い付かない。
 
「逃げろ!!こいつら普通じゃない、早く逃げろ!!!!!」
 
勇治が叫ぶ。
 
「勇治、大丈夫か!?」
 
俺も大声で返す。
 
「いいから早く逃げ・・・・」
 
途中で声が途切れる。
 
「勇治!!!おい勇治!!!」
 
俺が再び叫んだ瞬間、
 
ギロ。
 
男たちが一斉にこっちを向いた。
 
かつてない悪寒が全員に走る。
 
「ちょっとなにこれ!?なんかの撮影?」
 
「勇治さんは大丈夫なんですの?」
 
しっ。
 
俺はジェスチャーで皆に合図を送る。
 
(いいか、俺が3・2・1と数えたら全員一斉に元来た道を戻れ、なるべくはぐれず2人以上で行動しよう。もしも別れてしまった場合は後で連絡を取って落ち合おう。絶対に逃げ切れ。)
 
(待てよ、勇治はどうする?)
 
(逃げ切った後、健一郎と俺で助けにこよう。)
 
(分かった。)
 
男たちはずっとこっちを見ている。
 
(いくぞ、3・・・2・・・1今だ!!)
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