ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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31~40話

33e、私は口付けの先をわかっていない2 ※

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ガルは軽く口付け、コツリと額を合わせる。

「温まってきたか?」

「は、はい……。でも、あの……」

私のソコとガルの腹の間に、何かいる・・
下を見て確認する勇気はないけれど……強く存在を主張してくる何かが、いる。

敏感な割れ目に添うようにぴたりと挟まるそれの位置をどうにか少しでもずらそうと、私はもじもじと腰を動かした。
けれど自分から滲み出るぬめりのせいでぬるぬると滑ってしまい、上手く位置がずらせない。

「んしょ……んっ」

ぬるっ、つるんっ

「……マヤ、そう悪戯するな」

「いたずら?」

「それはまた今度、な」

そう言って唇が触れると同時に、後頭部とお尻をぎゅうと押さえられ、深く舌が入り込んできた。

「んんっ、んむーっ」

密着させられた身体の間では熱い質量が、はっきり形までわかってしまいそうなほどにごりごりと肉へ食い込んだ。

舌を吸われ、くすぐられ、軽く歯を立てて扱かれる。

「んっ……んぅ……っ」

口腔からぞくぞくと快感が広がる中、考えないようにしようと頑張ってみてもどうしても意識は密着した下半身に集中してしまう。
快感を逃そうともぞもぞ動く私に合わせてピクッピクッと脈動するような微かな動きまで、そのすべてが敏感な柔肉を通じて伝わってくる。

「……っはぁ、はぁ、はぁ」

「っは、……マヤ、そろそろ上がろう」

思う存分口腔をねぶったはずのガルは、なぜかさらに飢えを増したような瞳で言った。
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